女性の髪の毛は、元々毛量が非常に多い人もいれば薄毛の人もいます。
特に髪が細い人は薄毛のイメージがあり、「自分は生まれつき薄毛だ」と思っている人も多いようです。
髪が細い人や薄毛の人は、髪が抜けたり弱ったりするのが怖いので、好きなようにヘアスタイルを楽しめなかったり、つい神経質になってしまうところがあります。
もっといきいきと、ヘアのおしゃれを楽しみたいと思う人も多いでしょう。
生まれつき毛量が多い人がいるのに対し、生まれつき薄毛の人はどうして元々薄毛なのでしょうか?
薄毛を改善する方法はあるのでしょうか?
ここでは、生まれつき薄毛の人は、どうして薄毛なのか、また薄毛の治療法などについて詳しく解説しています。
Contents
生まれつき薄毛の人の原因
薄毛に「生まれつき」はあるのでしょうか?
また髪が細い人は薄毛になりやすいのでしょうか?
M字の薄毛に生まれつきはない
ひと言で「薄毛」といっても、いろいろなタイプがあります。
例えばよく聞かれる「M字」型に薄毛になっている人や、全体的に髪が少ないという人など、人によって薄毛の症状は異なりますよね。
少なくともM字の薄毛においては、生まれつきM字になっている…ということはないようです。
例えば富士額のように、ゆるやかにM字のような生え際の形をしている人もいますが、これはいわゆるM字とは異なります。
生え際の形は遺伝要素が強いので、生まれつきの形であることが多いですが、M字の薄毛が遺伝するということは考えにくいです。
また、全体的に薄毛だと思っている人は、髪が少ないのではなく、細いために薄毛に感じているケースが多いです。
生まれつき髪が細い原因
髪が細いことについては、遺伝要素も関係します。
ただ、遺伝以前にどうして髪が細くなってしまうかというと、髪が完全に成長する前に抜けてしまうからです。
毛髪の生え変わるサイクルが早いために、髪が太く育たないのですね。
ちなみに日本人の髪の太さは、だいたい0.05~0.15mmほどといわれています。
髪が細いといわれえている人は、0.15mmに満たない人がほとんどです。
髪が細いとボリュームはが出にくいのはもちろん、絡みやすいから抜けやすい、濡れたときにペタッとして地肌が見えてしまうなど、薄毛を助長させる症状が起こります。
女性の薄毛の原因
薄毛の原因が生まれつきではない場合、薄毛の原因は何なのでしょうか。
原因は老化によるもの、ストレスによるもの、ホルモンバランスによるものなど様々あります。
こちらの記事では女性の薄毛の原因を解説しておりますので、是非ご参照ください。
薄毛の治療法
育毛剤を活用したり、食生活のバランスを見直すなどの対処をとることで改善する可能性があります。
後天的な薄毛においても、いろいろな治療法がありますので以下にご紹介しましょう。
内服薬
症状に合わせた内服薬を服用することで、体の中から薄毛を改善させることができます。
例えば「スピロノラクトン」という内服薬や、薄毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑える作用があるため、男性ホルモンの増加によって薄毛になっている人は改善効果が期待できるのです。
現代の女性は、多忙やストレスからホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが過剰分泌されることでM字の薄毛が発症する人が増えています。
こうした理由で薄毛になっている人であれば、スピロノラクトンは活躍してくれそうですね。
そのほか、薄毛を治療するための内服薬には「ミノキシジル」という薬もあります。
ミノキシジルには、毛髪が成長する働きを助ける効果が期待できます。
いずれもドラッグストアでは購入できないので、クリニックの診察を受けた後で必要に応じて処方してもらう流れです。
外用薬
外用薬は、頭皮に直接つけて薄毛を改善させる治療法です。
育毛剤と同じ使い方になりますが、高い効果が期待できる外用薬をクリニックで処方してもらって使用します。
外用薬としては「ミノキシジル」が代表的です。
ミノキシジルは先に内服薬として紹介しましたが、外用薬も作られています。
ミノキシジルの内服薬は、胸の痛みや動悸などの副作用があるといわれていますが、外用薬であればこうした副作用の心配はありません。
外用薬には、肌に合わなかったときにかぶれなどの副作用が起こる可能性がありますが、内服薬の副作用と比較すると軽いので、取り掛かりやすい薬といえます。
植毛
確実に薄毛を改善させたいという人におすすめの療法が「植毛」です。
最近は「自毛植毛」という治療法で、自分の後頭部から毛髪組織を採取して、薄毛が気になるところに移植をすることで、薄毛を治療するという方法が注目されています。
人工毛を植毛するのではなく、移植した毛髪組織がしっかり定着すれば自毛が成長していきますので、自分の毛髪で薄毛を改善させることができる画期的な治療法です。
自毛植毛のメリットは、内服薬や外用薬に起こり得る副作用の心配がないという点です。
内服薬は先に挙げたような副作用があるほか、妊娠中の女性は使用できませんが、自毛植毛であればこうした副作用の心配なく治療を受けられます(ただし、麻酔をしたうえで施術を行うので、その点から妊娠中の方は手術を受けられない可能性があります)。
また、人工植毛は化学繊維で作られた毛を植毛する方法ですが、こちらも拒絶反応が起こるなどの副作用が出る可能性がありますので、人工植毛よりも自毛植毛のほうが副作用の心配が少ないです。
また人工植毛は定期的なメンテナンスが必要であるのに対し、人工植毛は定着後はメンテナンスが必要ない点も助かります。
ちなみに自毛植毛の手術は、内服薬や外用薬と比べると治療費が高くなりますが、
なので、本気で薄毛を治療したいと考えるなら、思い切って自毛植毛を検討してみるのもよいかもしれません。
自分に合った治療法で薄毛改善を目指そう
薄毛の治療法には、さまざまな方法があることがおわかりいただけたのではないかと思います。
どの治療法を選ぶかは、薄毛の状態や自分の目指す毛量によって変わってくると思いますが、どんな形でも薄毛を改善できる方法があると思うと安心できますよね。
ぜひ信頼できるクリニックを見つけて、薄毛の治療をして髪のおしゃれを楽しみましょう。
親和クリニックでは、自毛植毛をお一人お一人にあった施術で行っております。
まずはカウンセリング予約から、お気軽にご相談ください。
また、当院ではヘアライン矯正のご相談も受けて付けております。
女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまで

- 監修者
- 親和クリニック医院長
- 音田 正光 Masamitsu Onda
医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。