自毛植毛の痛みや手術中・術後の痛みについて詳しく解説


見た目年齢において、髪の状態はとても大きく影響します。
年齢に伴い薄毛がきたら、育毛剤や食事などで薄毛でない状態の髪に戻そうといろいろなケアを試しますよね。
けれど、努力しても薄毛が改善されない場合は、自分の毛髪を移植して薄毛を改善する「自毛植毛」をするのもひとつの方法です。
自毛植毛は、移植毛が定着すれば、そこから髪が成長するという非常に画期的な方法。
自毛植毛は、薄毛に悩む人にとってさまざまなメリットがありますが、気になるのが「痛み」ですよね。
自分の毛髪を移植すると聞けば、痛みが強いのではないかと心配する気持ちはわかります。
そこでこちらでは、自毛植毛を検討している人に向けて、手術中や術後の痛み、また麻酔関連について詳しく解説しています。

手術前の麻酔について

自毛植毛手術は、麻酔をしたうえで手術を行うので、手術中に痛みを感じることはほとんどないと考えてよいでしょう。
しかし、麻酔をする際には注射を用いるので、チクッとした痛みを伴うことがあります。

自毛植毛で使用される麻酔は?

麻酔の種類にはさまざまなものがあり、使用する麻酔はクリニックによって異なりますが、基本的には局所麻酔を用いるケースがほとんどです。
そのほかの麻酔として全身麻酔がありますが、全身麻酔は局所麻酔よりも体に負担がかかるため、自毛植毛で用いることはまずありません。
自毛植毛の手術を行う際に、痛みを感じるのは当然ながら採取する頭皮の部分と、移植をする部分のみです。
全身麻酔をしなくても、痛みを感じることなく安心して手術を受けられます。

局所麻酔は麻酔をしたい部分に注射を打ちます。
細い針を使用するので強い痛みはありませんが、一般的に注射を打つ際に感じるチクッとした痛みはあると思っておいたほうがよいでしょう。
ただし、クリニックによっては静脈注射や伝達麻酔といった方法を採用しているところもありますので、麻酔方法はさまざまです。

ちなみに、麻酔をするのも緊張してしまうという人のために、クリニックによっては笑気麻酔を用いてくれるところもあります。
笑気麻酔は、鼻から吸う鎮静法です。
笑気に鎮静作用があり、リラックスして麻酔や手術を受けることができます。
30分ほどすると笑気は肺などからすべて排出されるので、体に負担がかかることなく安全に使用できる鎮静法のひとつです。
笑気麻酔は血圧が高い人など、体調によっては使用することができない場合があるので、カウンセリング時に医師と相談のうえで使用してください。

手術中に麻酔が切れてしまうことはあるの?

麻酔をした後は、意識が鈍くなり眠ってしまう人や、うつらうつらする人が多です。
そして、しばらくすると意識が戻るケースも少なくありません。
意識が戻ったことで麻酔が切れたと感じる人もいるようですが、手術をしている部分に痛みを感じることはないので心配無用です。

ただし、麻酔の効き目は人によって変わってきますので、手術中に麻酔が切れてしまうことがないとはいえません。
痛くなかったのに少しずつ痛みを感じるようになってきたら、麻酔が切れてきたのかもしれません。
その場合は、申告すれば麻酔を追加するなどの対処をしてもらえますので、安心して手術を受けられます。

手術中の痛みについて

手術中に痛みを感じることはありません。
押されているような感覚や、手術をされている感覚を覚えることはありますが、痛みはないと考えてよいでしょう。

手術中に痛みを感じるケース

手術中に痛みを感じるときは、先にも触れていますが手術中に麻酔が切れてしまったときです。
基本的に手術をしている途中で麻酔が切れてしまう可能性は低いと思われますが、中には麻酔が効きにくい人もいます。
その場合、麻酔が効く時間が短い場合があり、手術中に痛みを感じるかもしれません。
その場合は、速やかに痛みを感じている旨を医師や看護師に伝えてください。
速やかに追加の麻酔をしてもらえます。
麻酔が効きにくい自覚のある人は、手術前のカウンセリングでその旨を伝えておくと、強めの麻酔を使用してもらえることも多いので、相談してみるとよいでしょう。

麻酔が切れてしまうケースとして、先に挙げた麻酔が効きにくい人のほかに、毛髪の組織を採取する面積が広く、手術に時間がかかってしまうケースが上げられます。
そのほか、何らかの理由で麻酔をしてから手術をする間に時間がかかってしまうと、やはり麻酔が途中で切れて痛みを感じてしまうこともあるでしょう。
いずれの場合も、追加の麻酔を打ってもらうことですぐに痛みは消えますので、不安になることはありません。

手術後の痛みについて

手術後の痛みは?

手術後に痛みを感じるか否かについても、その人によって違いがあるようです。
術後の痛みはまったく感じなかったという人もいれば、手術をした部分に痛みを感じてしまったという人も。
痛みを感じた人は、植毛を行った部分よりも、毛髪組織を採取した部分のほうが痛かったという声が多いそうです。
多くの場合、後頭部から採取した毛髪組織を薄毛の部分に移植します。
後頭部は寝るとき枕が当たりやすい部分でもありますので、術後はできるだけ刺激を与えないように意識してください。

術後の痛みは施術によって異なる?

手術後の痛みはその人の感じ方によるところも大きいですが、施術方法によって痛みの強さに差が出る場合があるようです。
例えば「FUT」の場合、採取した頭皮を縫合するので、痛みや違和感が残りやすいといわれています。
それに対して「FUE」は、専用の道具を使って頭皮を採取する方法になりますが、FUTに対して傷が小さくて済むので痛みが残りにくいそうです。

痛みが残るのが嫌だという人はFUEを受けることが望ましいですが、FUEはFUTと比較すると費用が高くなります。
これは、FUEで使用する医療機器の金額が高いからです。
金額はクリニックによっても変わってくると思いますので、お財布状況と相談しながら施術方法を選ぶことで、手術後の痛みを軽減できます。

手術後の痛みはどのくらい続くのか?

一般的に「FUT」の手術を受けた後の痛みは、10日から2週間ほどで収まるといわれています。
それに対して「FUE」は2日程度で痛みが収まることが多く、痛みが残りにくい施術といえるでしょう。

手術後の痛みについても、個人差があります。
例えば仕事やプライベートで大きな動きをする人の場合、動きによって傷に刺激を与えてしまうので痛みを感じる強さも強いです。
また、動いて傷に刺激を与えてしまうことで、傷が治りにくくなってしまうので痛みが残る期間も長くなる可能性があります。
逆に、あまり動かない人や、手術後安静にする期間を設けられる人は、傷の治りが早いことから痛みが残る期間も短縮されると思われます。

手術後の痛みに対する対処法

手術後は、さまざまな場面で痛みが生じる可能性があります。
各シチュエーションにおける、痛みの対処法を以下に解説します。

・お風呂
入浴時は、シャンプーをするので患部に刺激を与えやすい状況です。
また湿度が高い空間にいることで傷がふさがりにくくなる場合があります。
入浴時はできるだけ頭部を刺激しないことが大切です。
当日からシャワーはOKでも、浴槽に浸かることはNGだったり、もちろんシャンプーにおいても可能な時期について医師から指導をきちんと受けます。
その指導をしっかり守り、必要以上に患部に負担をかけないように心がけましょう。

・就寝時
寝るときは横になって頭部が布団に何らかの形で当たるので、もっとも痛みを感じやすい場面だといえます。
毛髪組織を採取する際は、後頭部から採取するケースが多いので、仰向けになるとさらに痛みを引き起こしやすいです。
対処法としては、横向きやうつ伏せになるなど寝る際の態勢を変えること。
どうしても仰向けでないと眠れない人は、後頭部に穴が空いているO型の枕を使用するのもひとつの方法です。
ただし、眠っているときは気づかない間に寝返りを打ったり、寝相が変わるなどしてどうしても痛みを感じてしまうことがあります。
その場合は、痛み止めを飲むなどして対処しましょう。

・顔や頭部が動くとき
表情を変えたり、うなずくなどして頭部を動かすときなども、痛みを引き起こしやすい場面だといえます。
傷口が落ち着くまで、できるだけ顔や頭部や動かさないほうがよいのですが、どうしても動いてしまうというときは、鎮痛剤を服用するなどの対処が有効です。
顔や頭部を動かしている自覚がなくても、体全体が大きく動くと必然的に顔や頭部にも衝撃が加わります。
できるだけ全身を動かさないように気をつけて、安静に生活をするよう心がけましょう。

手術後にできるかさぶた

自毛植毛の手術をした後は、手術した部分にかさぶたができます。
手術をした部分のかさぶたをむやみに剥がしてしまうのは危険です。
こちらの記事では術後にできるかさぶたのケア方法を詳しく述べておりますので、是非ご参照ください。

事前に知識を付けておけば安心して施術を受けられる

自毛植毛にはある程度の痛みが発生する可能性があることがおわかりいただけたと思います。
事前に痛みについて理解しておくことで、痛みに対する心の準備ができるほか、痛みが発生したときの対処もきちんと取ることが可能です。
手術なのでどうしても痛みは伴いますが、クリニックによっては痛みがあまり起こらない施術を提供しているところもあります。
いろいろなクリニックの施術内容をチェックしたうえで、自分に合っていると思える施術を選ぶとよいでしょう。

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