「眉毛が生えてこないところがあるせいで、左右非対称になっている」「眉毛の形に違和感がある」
このようにお悩みではありませんか？
本記事では、自眉の生え方でお悩みの方に向けて、眉毛が生えていない箇所をカバーする方法を紹介します。
また、眉毛が一部だけ生えてこなくなる原因も紹介しますので、お悩みの解消だけでなく将来的な薄毛を予防し、美眉を維持するためにもぜひご覧ください。
眉毛の一部が生えてこない原因
眉毛が生えていないところから生やす方法や、将来的な眉の抜け毛を予防する方法は、いくつかあります。
それを知るためにも、まずは「眉毛が一部だけ生えてこない」という状態になってしまう原因を確認していきましょう。
眉毛の一部が生えてこない原因
- 怪我ややけどの跡が残っている
- 眉毛を抜きすぎた
- 眉毛がもともと薄い
- 食生活が乱れている
- ストレスが溜まっている
- ホルモンバランスの乱れ
- メイクをきちんと落とせていない
怪我ややけどの跡が残っている
過去に、眉のところに怪我ややけどを負った場合は、その部分が傷跡になって眉毛が生えなくなっていることが考えられます。
怪我ややけどのダメージが、眉毛を作るための細胞を生み出す“毛母細胞”にまで及ぶと、眉毛が生えなくなってしまうのです。
この場合だと、毛母細胞が物理的に破壊された状態となるため、後述する食生活の改善などを行っても眉毛が自然に生えてくることはなかなか難しいでしょう。
眉毛を抜きすぎた
眉毛を抜きすぎると、同じ箇所に新たな眉毛が生えてこなくなることがあります。
こちらも上記の“怪我ややけどの跡が残っている”の例と同様、毛母細胞へダメージが加わったことによるものです。
眉毛を抜いたあとの保湿が足りていなかったり、毛穴が閉じている状態で無理に抜いたりすると、毛母細胞が傷ついて眉毛が生えなくなってしまいます。
眉毛がもともと薄い
「もともと眉毛があった部分で、いつからか生えなくなった」のではなく、ずっと生えていないのであれば、ご自身の体質によるものかもしれません。
眉毛がもとから薄く、ご両親あるいは祖父母にも同じ傾向がみられる場合は、2つの理由が考えられます。
一つは、ご両親からの遺伝や祖父母からの隔世遺伝によるものです。
そしてもう一つの理由としては、ご家族と同じ生活習慣で過ごしたことによる後天的なものが挙げられます。
その場合、遺伝ではなく後述の食生活などが関連している可能性があります。
食生活が乱れている
栄養バランスの良い食事が十分にとれていない場合、眉毛や髪の毛の成長に影響を及ぼすことがあります。
栄養を摂取できていないと、血行不良が起こり、毛の成長に必要な栄養がしっかりと届かないためです。
また、眉毛のみならず、健康な心身の維持に必要なホルモンのバランスが崩れてしまうことも考えられます。
ストレスが溜まっている
過度なストレスが溜まると、自律神経が乱れたり、免疫力が低下したりすることにより、眉毛が健康的に育たなくなる場合があります。
眉毛が一部だけ生えてこないことを思い悩み、さらにストレスを感じて生えなくなる……という悪循環が起こってしまうこともあるでしょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性特有の原因として、ホルモンバランスによるものも挙げられます。
排卵直後に分泌量が増える“プロゲステロン”というホルモンが減少したり、そのバランスが乱れたりすると、眉毛の細さや量に影響するのです。
ホルモンバランスが乱れる原因には、上述の食生活やストレス、また睡眠・運動の不足なども考えられます。
さらに女性の場合は妊娠によってホルモンバランスが変わる場合もあるため、妊娠中から産後しばらくのあいだ、眉毛が一部だけ薄くなることがあるようです。
ちなみに男性の場合は、テストステロンという男性ホルモンが減ると、同様に眉毛に影響が出ることがあります。
メイクをきちんと落とせていない
アイブロウメイクのオフが不十分だと、残ったメイクの油分が皮脂と混ざり合い、毛穴に詰まることがあります。
これによって、眉毛が生えにくくなってしまうのです。
眉毛は、汗やホコリが目に入るのを防ぐ役割があるため、実はかなり汚れがたまりやすくなっています。
クレンジングでしっかりとメイクをオフして、丁寧にケアすることが大切です。
ただし、肌に必要な油分まで落としてしまうと、かえって肌が荒れて眉毛が生えにくくなるので、毎日の洗顔は朝晩の2回にとどめ、洗ったあとはしっかりと保湿しましょう。
また、肌をゴシゴシと強くこするようにメイクすると、やはり肌へのダメージとなり、さらに眉毛が生えにくくなってしまうので、その点もご注意ください。
眉毛を生やす方法
眉毛の一部が生えてこない状態で、見た目を改善するための方法としては以下の選択肢が挙げられます。
眉毛を生やす方法
- 生活習慣を改善する
- 育毛・発毛をサポートする栄養素を摂取する
- 眉毛育毛剤を使用する
- 目元のマッサージで血行を促進する
- メイクでカバーする
- 眉毛サロンに通う
- 眉毛エクステの施術を受ける
- 眉毛アートメイクの施術を受ける
生活習慣を改善する
健康的な生活を送ることは、眉毛の成長とも無関係ではありません。
以下の習慣を見直して、より健康的な日々を送れるように意識しましょう。
眉毛の健康を考えるうえで意識したい生活習慣
- 栄養バランスのとれた食事をとる
- 十分な睡眠をとる
- 適度に運動する
- ストレスを管理する
- 禁煙や節酒を心がける
このような生活習慣を意識することで、体全体が健康な状態になり、眉毛の成長に必要な栄養や酸素が行き渡りやすくなります。
なお、ここで大切なのは、生活習慣を改善したからといってすぐに効果を実感できるわけではないということです。
このような取り組みは、時間をかけて継続していくことで少しずつ変化が現れます。
「早く改善しないと」「始めてみたけど、全然効果がない……」といったストレスを抱えると、逆効果となることもあるため、無理なく続けられる方法を模索しましょう。
また、この方法はあくまでも、栄養不足やホルモンバランスの乱れなどの体調面が原因で、後天的に眉毛の一部が生えてこなくなっている場合のみ有効です。
傷跡や毛の抜きすぎによって眉毛が生えてこなくなっている場合や、遺伝によりもともと眉毛が薄い場合はほかの方法をお試しください。
育毛・発毛をサポートする栄養素を摂取する
上記でお伝えした生活習慣のうち、特に栄養の面を掘り下げてお伝えします。
毎日の食事で栄養を取り入れる際、特に毛の成長をサポートする栄養素を意識するとよいでしょう。
具体的には、以下の3つの栄養素が挙げられます。
育毛・発毛を促す栄養素
- ビタミン
- たんぱく質
- 亜鉛
ビタミン
眉毛の成長のためには、ビタミンのなかでも、特にビタミンB群とビタミンEを意識したいところです。
それぞれの役割と、おすすめの食材は以下をご覧ください。
眉毛の成長に必要なビタミン
眉毛へのはたらき
食材の例
ビタミンB群
皮脂の分泌をコントロールすることで、毛穴に皮脂が詰まることによる抜け毛を防止する
ほうれん草
牛乳
納豆
ビタミンE
血行を促進することで、毛根へ栄養が行き渡るようになる
アーモンド
ひまわり油
緑黄色野菜
上記を見ると、いずれも眉毛が生えてくるために直接的に作用するものではありませんが、健康的な眉毛を維持するために大切な栄養素であることがわかります。
たんぱく質
たんぱく質は、眉毛を構成するケラチンの原料となる栄養素で、以下の食材に多く含まれています。
たんぱく質を多く含む食材
- 肉類
- 魚類
- 大豆製品（豆腐など）
- 卵
なお、たんぱく質は眉毛のほかにも皮膚や爪、髪の毛の生成にもかかわっているため、美しく健康的な見た目の維持には欠かせません。
亜鉛
亜鉛は、細胞分裂と成長をサポートすることにより、上述のたんぱく質の合成を助ける栄養素で、抜け毛を防止するはたらきもあります。
以下の食材に、特に多く含まれています。
亜鉛を多く含む食材
- 魚類（アジやイワシなど）
- 牡蠣
- かぼちゃの種
- 豆
- 牛肉
ほかの栄養素と一緒に、積極的に取り入れましょう。
眉毛育毛剤を使用する
もともと眉毛が生えていたにもかかわらず、一部の箇所で生えてこなくなった場合は、眉毛育毛剤を使うという選択肢もあります。
この方法では、比較的短期的な改善が可能です。
なお、日本国内で入手できる眉毛育毛剤は、厚生労働省の定めた基準のもと、効果・効能ごとに以下の3種類に分類されています。
含まれている成分やはたらきが異なるので、購入する前にそれぞれの特徴をご確認ください。
眉毛育毛剤の種類
- 医薬品
- 医薬部外品
- 化粧品
医薬品
医薬品は、人間や動物の病気を治療・予防することを目的としたものです。
配合されている有効成分によって、一定の効果が得られる旨が厚生労働省より認められています。
そのため、医薬品として販売されている眉毛育毛剤を使えば、「眉毛が一部だけ生えてこない」という不調を改善し、眉毛がしっかりと生えてくる状態を目指せます。
なお、医薬品の眉毛育毛剤は、基本的に医師から処方されるものです。
なかにはドラッグストアで購入できる商品もありますが、薬剤師がいる時間帯でしか購入できない点にはご注意ください。
医薬部外品
医薬部外品は、医薬品と異なり、特定の症状の防止や衛生の維持を主目的としているものです。
厚生労働省が許可した有効成分が、一定の濃度で配合されています。
眉毛育毛剤においては、眉毛が生えていないところから生えるようにするのではなく、すでに生えている眉毛を健康的に育てるのが目的となっています。
医薬部外品であれば、ドラッグストアや通販で購入が可能です。
化粧品
化粧品は医薬部外品よりもさらに効果が緩やかで、体の状態を健やかに保ったり、清潔にしたりすることのほか、見た目の魅力を増すことなどを目的としています。
化粧品として販売されている眉毛育毛剤は、眉毛美容液という名称でも扱われていることがあります。
基本的には、すでに生えている眉毛にコシやハリを与えるものです。
医薬部外品と同じく、ドラッグストアや通販などで手に入ります。
目元のマッサージで血行を促進する
血行不良が原因で眉毛の一部が生えてこなくなっている場合は、生活習慣の改善や眉毛育毛剤の使用にくわえ、目元のマッサージもお試しください。
まず、指の腹で眉間を軽くつまみます。
そして、眉尻に向かってやさしく指をスライドさせましょう。
目もとは皮膚が薄く、デリケートな状態のため、力を入れすぎないことがポイントです。
メイクでカバーする
ここからは、毛母細胞のダメージや遺伝的な要因により、自眉を生やすのが難しい場合に試したいカバー方法をお伝えします。
まずは、眉が一部だけ生えていない部分をメイクでカバーする方法です。
アイブロウメイクのアイテムにはさまざまなものがありますが、眉毛が少ない方はパウダーとリキッドペン、眉マスカラを使うのがおすすめです。
ペンシルを使うと、人工的に描いた印象が強くなってしまうため、パウダーでナチュラルに仕上げましょう。
具体的な手順は以下をご覧ください。
アイブロウメイクの手順
- 全体に淡い色のパウダーを太く乗せる
- 眉山付近の、毛の流れが交差する部分に濃い色のパウダーを乗せて引き締める
- 眉毛が生えていない部分に、リキッドペンで一本一本毛を描く
- 眉マスカラで毛を立ち上げて、ふんわりとした見た目に仕上げる
パウダーを乗せて全体的に色をつけた上に、リキッドペンで毛を描き足していきます。
眉毛サロンに通う
ご自身でメイクがなかなかうまくできない場合は、眉毛サロンに通うのもおすすめです。
眉毛サロンでは、余計な眉毛をワックスで抜いて形を整えたうえで、プロが仕上げのメイクまで行ってくれます。
ご自身でメイクする際のコツも教えてもらえるので、毎日のお手入れの参考になるでしょう。
「眉毛が一部生えていないのに、ワックス脱毛のある眉毛サロンに行って大丈夫？」とご不安に思われるかもしれませんが、基本的には問題ありません。
眉周辺の産毛を処理して、眉毛をはっきりとした形に整えてくれるので、見た目の印象を変えることができます。
眉毛エクステの施術を受ける
眉毛が生えていない箇所をメイクで描くのではなく、毛として補いたいのであれば、眉毛エクステを受けるという選択肢もあります。
眉毛エクステは、自眉毛に人工の毛を接着させて、ボリュームを自然に増やす施術です。
ただし、自眉毛を土台とする都合上、広範囲にわたり眉毛が生えていない場合はカバーすることができません。
眉毛アートメイクの施術を受ける
眉毛が一部生えてこないところを補う施術としては、眉毛アートメイクも挙げられます。
眉毛アートメイクは、医療用の針を使って皮膚の浅いところにインクを注入し、理想の眉を描く施術です。
タトゥーや刺青と似ていますが、これらとは違いインクが少しずつ薄くなっていくので、落ちてきたタイミングでデザインを変更することもできます。
眉毛を整えるためには、自毛植毛もおすすめ
以上、眉毛が一部生えてこない場合の対処法をお伝えしました。
しかし上記で紹介したのは、もともと生えていた眉毛が体質などにより生えてこなくなった場合の対処法か、あるいは眉毛が生えているように見せるためのリカバリー方法です。
そのため、毛母細胞のダメージにより眉毛が生えてこなくなった箇所や、もとから生えていない箇所に眉毛が生えてきてほしい方にとっては物足りなく感じるかもしれません。
そのような場合におすすめの施術として、自毛植毛があります。
自毛植毛は、後頭部などから採取したご自身の髪の毛を移植することで、そこから毛が生えてくるようにする施術です。
主に頭髪の薄毛治療で用いられていますが、同じ技術を使って眉毛が一部生えていない箇所に毛が生えるようにすることも可能です。
ご自身の毛を使うため、メイクとは異なり本物の毛が生えてくるようになります。
眉毛が一部生えてこない場合は、原因によって改善方法が異なる
以上、眉毛が一部生えてこない原因や、改善方法をお伝えしました。
食生活の乱れやストレスなどにより、もともとあった眉毛が生えてこなくなった場合は、生活習慣の改善や眉毛育毛剤の使用などにより改善が見込めます。
また、メイクやアートメイクで見た目を補うこともできます。
先天的な理由や、毛母細胞のダメージにより眉毛が一部生えてこなくなった方は、親和クリニック for レディースの自毛植毛をぜひご検討ください。
ご自身の髪の毛を移植するため、眉毛エクステを施術できない箇所にも眉毛が自然に生えてくるようになります。
ディスクリプション：
眉毛が一部生えてこない場合、食生活の乱れやストレスなどによる体質的な理由であれば、ふたたび生えてくるようにすることが可能です。それ以外の理由であれば、自毛植毛などがおすすめです。
