“美容大国”として知られる韓国では、さまざまな美容医療が提供されています。
なかでも、年齢や性別を問わず注目を集めているのがアートメイクです。
今回は、韓国のアートメイクの特徴や、韓国で施術を受ける際のポイントをお伝えします。
「韓国の美容医療で、あか抜けたい!」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
アートメイクとは
まずは、アートメイクがどのような施術なのかを確認しておきましょう。
アートメイクとは、専用の針を用いて皮膚の浅い部分に色素を注入し、まるでメイクをしたかのようにみせる施術です。
眉毛やまつ毛の生え際、唇などの特定の部位に施すことができます。
また皮膚に色素を定着させるため、汗をかいたり水に濡れたりしても消える心配がありません。
「メイクの時間を短縮したい」「すっぴんでも自信を持てるようになりたい」といった思いがある方にとってはうれしい施術といえます。
アートメイクとタトゥーの違い
「皮膚に色素を注入する」と聞くと、タトゥーを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、色素を定着させる点は同様ですが、アートメイクとタトゥーでは色素を入れる深さが異なります。
アートメイクでは“表皮層”といわれる皮膚の浅い部分に色素を注入するのに対し、タトゥーでは表皮層よりも深い“真皮層”に色を入れます。
また、この色素を注入する深さは効果の持続期間にも関係しており、アートメイクとタトゥーの違いだといえるでしょう。
表皮層はターンオーバーによって皮膚の組織が定期的に入れ替わるため、施術後、数年が経過すると注入した色素は薄くなるのが特徴です。
しかし、皮膚の深い部分にある真皮層は、ターンオーバーの影響を受けません。
そのため一度タトゥーを入れると、半永久的に色が残り続けるわけです。
韓国のアートメイクのトレンド
最新のファッションやメイクなど、トレンドに敏感な韓国ではアートメイクのデザインにも流行を取り入れています。
近年は、骨格や個人の雰囲気に合わせたナチュラルかつ華やかなデザインがトレンドです。
たとえば眉毛のアートメイクでは、眉毛一本一本を描くように色素を入れる“ストローク”という技法で仕上げた、自然な毛流れのデザインが人気です。
唇のアートメイクでは、本来の唇の色に合わせた落ち着いたトーンで淡く仕上げるのが流行となっています。
トレンドの発信地でもある韓国でアートメイクを受ければ、ご自身の個性や魅力をより引き出せるでしょう。
韓国のアートメイクの特徴
韓国のアートメイクには、いくつもの特徴がありますが、なかでも特に注目すべきポイントが2つあります。
価格が安い
韓国でアートメイクを受ければ、「費用をできる限り抑えたい」という希望を叶えられるでしょう。
クリニックによって差はありますが、目安としては1回あたり10万~40万ウォン、日本円にして1万~4万円程度です。
日本でアートメイクを受ける場合は4万~8万円5万~10万円程度かかるといわれているため、韓国での施術がいかに安いのかがおわかりいただけると思います。
また、アートメイクは効果が半永久的に続くわけではないため、美しい状態をキープするには定期的にメンテナンスをしなければならず、その都度費用がかかります。
しかし韓国の美容クリニックでは、1回分のメンテナンスを無料で受けられるケースがほとんどです。
飛行機代や宿泊費などを準備する必要はありますが、アートメイクの費用を抑えられる点は大きな特徴といえます。
施術を受けるクリニックを見つけやすい
韓国では施術の費用を抑えられるほか、アートメイクを受けるクリニックを容易に見つけることができます。
美容医療のニーズが高い韓国では、施術を提供している美容クリニックが数多くあるためです。
くわえて美容医療において、世界トップレベルの技術力を誇る医師も多く存在しています。
そうした医師の施術であれば安心できますし、自分らしい美しさを引き出すデザインに仕上げてもらえる可能性も高まります。
韓国と日本のアートメイクは何が違う?
韓国でアートメイクを受けるかどうかを検討するなかで、日本の施術との違いが気になる方もいらっしゃるでしょう。
韓国と日本におけるアートメイクにはどのような違いがみられるのかを、以下の表にまとめました。
韓国 | 日本 | |
デザインの傾向 | ●トレンドを重視したデザイン
●発色が良く華やかに仕上がる |
●ナチュラルさを重視したデザイン
●控えめで柔らかな印象に仕上がる |
人気のデザイン | ●平行眉
●毛流れ眉 |
アーチ眉 |
メニューの種類 | 幅広い施術に対応できる | 施術の内容が限られる |
費用 | 1万~4万円程度 | 5万~10万円程度 |
クリニックの数 | 数が多く、容易に見つけられる | 数が少なく、見つけるまでに時間がかかる |
安全性 | 医療機関以外でも施術を行えるためリスクが伴う | 医療機関でのみ施術が許可されているため安全性が高い |
ご自身が施術を受けるうえで何を重視するのかによって、韓国と日本のどちらのアートメイクが最適なのかが異なります。
どちらを選ぶ場合でも、事前に情報収集を行い、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。
韓国でアートメイクを受ける際のポイント
せっかく韓国でアートメイクを受けるのであれば、理想的な仕上がりにしたいですよね。
満足のいく結果を得るためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
以下で、一つずつ確認していきましょう。
韓国でアートメイクを受ける際のポイント
- ポイント①クリニックの信頼性を確かめる
- ポイント②日本語に対応しているのかを確認する
- ポイント③デザインのイメージ写真を用意する
- ポイント④トラブルが起きた場合の対応を確認する
ポイント①クリニックの信頼性を確かめる
まずは、実際にアートメイクを受けた日本人の口コミを確認し、検討しているクリニックが信頼できるかどうかを判断することが大切です。
韓国には技術力の高い医師が多いとはいえ、必ずしもすべてのクリニックの医師がそうであるとは限りません。
というのも、韓国では医療免許を持っていなくともアートメイクを行えるためです。
免許を持たない施術者によるアートメイクでは、デザインに不満を覚える可能性があるうえ、衛生面や安全面でもトラブルが発生するおそれがあります。
そうしたリスクを防ぐためにも、施術を受けた方のリアルな声を事前に確認することを徹底しましょう。
また、ホームページに施術者の経歴や、資格の有無などの記載があるかも必ずチェックしてください。
ポイント②日本語に対応しているのかを確認する
韓国でアートメイクを受ける際には、日本語ができるスタッフが在籍しているか、あるいは通訳サービスを利用できるかも確認しましょう。
希望のデザインや色味はもちろん、アレルギーの有無や既往歴などの情報を正確に伝えるためにも、コミュニケーションがしっかり取れるかどうかは重要なポイントです。
大切な情報がうまく伝わらなければ、満足のいく仕上がりにならないだけではなく、肌トラブルやアレルギー反応などが起こるかもしれません。
施術によるリスクを少しでも軽減させるためにも、日本語に対応可能なことを確認するのが不可欠です。
ポイント③デザインのイメージ写真を用意する
日本語に対応しているクリニックを選んだ場合でも、細かいニュアンスが伝わらないケースもあります。
希望するデザインを詳細かつ正確に伝えるためにも、イメージ写真を準備しておくとよいでしょう。
写真を見せながらデザインを伝えることで、理想に近い仕上がりが期待できます。
言語の壁による失敗を少しでも防げるよう、こうした準備はきちんと整えておきたいところです。
ポイント④トラブルが起きた場合の対応を確認する
アートメイクでは、副作用によって痛みや腫れ、化膿などが生じるケースがあります。
こうしたトラブルが発生した際に困らないよう、「帰国後のトラブルにはどのような対応を取ってもらえるのか」「経過観察はあるのか」などを事前に確認することも大切です。
クリニックを選ぶにあたっては、アフターケアの内容や対応方法を丁寧に説明してくれるところを選ぶと安心です。
韓国でアートメイクを受ける際の当日の流れ
アートメイクを受ける際の流れは、韓国でも日本でも大きな違いはありません。
多くの場合、施術当日の流れは以下の通りです。
アートメイクを受ける際の流れ
- カウンセリングを受ける
- デザインを決める
- 麻酔クリームを塗る
- 施術を受ける
クリニックによって差はありますが、アートメイクの施術時間はカウンセリングを含めて1~3時間程度かかるのが目安です。
またアートメイクの当日は、すっぴんではなく普段のメイクをしていくことをおすすめします。
メイクをしていくことで、ご自身の好みに合ったデザインや色味を提案してもらえる可能性が高まります。
ただし施術部位に影響が出ないよう、色の残るティントの使用は避けましょう。
韓国のアートメイクの持続期間
アートメイクは、実際にはどの程度の期間続くものなのでしょうか。
結論からお伝えすると、その持続期間は1~3年程度といわれています。
この期間は、日本で施術を受けた場合でも同様です。
ただし、色持ちの良さは肌質や施術部位によって変わります。
肌質ごとのアートメイクの持続期間
肌質 | 持続期間 |
乾燥肌 | 2~3年 |
脂性肌 | 半年~1年 |
混合肌 | 1~1年半 |
敏感肌 | 1年 |
皮脂の分泌量が多いと、うまく定着せずに色素が抜けてしまったり、油分の多いところだけ色が薄くなったりすることがあります。
次に、施術部位ごとに持続期間がどの程度変わるのかを見てみましょう。
施術部位 | 持続期間 |
眉毛 | 1年半~2年 |
まつ毛の生え際 | 1~3年 |
唇 | 1~1年半 |
アートメイクを長く楽しむためには、日頃のケアが欠かせません。
長持ちさせるためにできるケアについては、次項で詳しくご紹介します。
韓国のアートメイクを長持ちさせるためにできること
一度の施術で美しい状態を長くキープできるよう、アートメイクを受けたあとは以下の3つのポイントを、忘れずに意識したいところです。
韓国でアートメイクを受けたあとにできること
- ダウンタイム中は安静に過ごす
- 紫外線対策を行う
- 保湿をしっかり行う
ダウンタイム中は安静に過ごす
施術後1週間は、色素の定着を左右する重要な期間です。
そのため激しい運動や長時間の入浴など、身体の巡りを良くする行為は避けて安静に過ごしましょう。
代謝が促進されると、注入した色素が排出されやすくなるうえ、皮膚にできた傷から出血してしまう可能性も考えられます。
アートメイクを長く楽しむためにも、1週間のダウンタイムが終わるまでは落ち着いて過ごすことが大切です。
紫外線対策を行う
アートメイクを長持ちさせるには、紫外線対策も欠かせません。
紫外線を直接浴びると、皮膚に注入した色素が色あせてしまったり色素沈着の原因になったりする可能性があるためです。
くわえて、赤みやひりつきといった肌トラブルのリスクも高まります。
そのため、施術後に外出する際は帽子やサングラスを着用する、また日傘をさすなど、紫外線対策を徹底しましょう。
ただし、施術部位や肌への刺激となるため、施術後1週間は日焼け止めの使用は避けてください。
保湿をしっかり行う
アートメイクを受けたあとは、クリニックから処方された軟膏やワセリンなどを用いて、施術部位にうるおいを与えましょう。
乾燥した状態が続くと赤みやかゆみなどの症状が出るほか、傷の回復が遅くなる可能性があります。
しっかり保湿されていれば色素も十分に定着するため、結果、色ムラや色抜けのない美しい状態をキープできます。
「手間がかかる」と思われるかもしれませんが、アートメイクを存分に楽しむためにも軟膏やワセリンをこまめに塗るのがポイントです。
韓国でアートメイクを受ける場合に覚えておきたい注意点
日本よりも費用が安く、トレンドを意識したデザインが多いという点に魅力を感じ、韓国でのアートメイクにさらに興味が湧いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最終的に「韓国で施術を受けよう」と決定する前に、以下でご紹介する注意点は押さえておきたいところです。
注意点①安全基準を満たさない色素を使用するケースがある
韓国のアートメイクは費用の低さが魅力ですが、あまりに安過ぎる場合、日本の安全基準を満たしていない色素を使用している可能性もあるため注意が必要です。
特に、医療免許を持たない施術者が在籍している美容サロンでよくみられます。
こうした安全性の低い色素には、日本では禁止されている危険な素材が使われていたり、アレルゲンが含まれていたりするおそれがあります。
それにより肌トラブルやアレルギー反応が起こることも珍しくありません。
そのため価格だけで判断せず、使用する色素の成分やメーカーなどの確認を徹底し、少しでも不安な点があったら電話やチャットでクリニックに問い合わせるのが大切です。
注意点②針や薬剤を使い回している可能性がある
韓国の安過ぎるクリニックでは、安全性が低い色素を使用しているほか、施術で使用する針や薬剤を使い回している可能性もあります。
針や薬剤の使い回しは、B型肝炎やC型肝炎などの感染症のリスクを高めるため、非常に危険です。
アートメイクを受ける際には、クリニックの衛生管理が徹底されているかどうかも必ずチェックしてください。
ホームページで院内の様子を調べる、また実際に施術を受ける前に「施術前にパッケージを空けているか」「使い捨ての針を使用しているか」などを確かめましょう。
眉毛を整えるためには、自毛植毛もおすすめ
もし「韓国のアートメイクで眉毛をきれいにしたかったけれど、少し不安だな……」と感じる場合は、日本での施術を検討してみてはいかがでしょうか。
特に眉毛の場合は、アートメイク以外に“自毛植毛”という選択肢もあります。
自毛植毛とは、ご自身の後頭部に生えている髪の毛を、眉毛部分に移植する施術のことです。
自分の毛髪を移植するため、色や質感に違和感のない、自然な仕上がりとなるのが特徴です。
「眉毛が薄い」「左右差がある」などの悩みも、自毛植毛を受けることで解決できるでしょう。
韓国のアートメイクは、価格の安さとクリニックの見つけやすさが大きな特徴
今回は、韓国のアートメイクの特徴や、韓国で施術を受ける際のポイントを解説しました。
韓国のアートメイクは日本と比べて価格が安い点が魅力です。
また、施術を提供しているクリニックも多いため、クリニック探しもスムーズに進むでしょう。
韓国でアートメイクを受ける際は、色素の安全性や衛生管理などを含めて、信頼できるクリニックかどうかを確かめるのが大切です。
もし韓国でのアートメイクに不安がある場合は、日本で自毛植毛を受けるのも一つの方法です。
自毛植毛に興味をお持ちの方は、ぜひ親和クリニックforレディースにご相談ください。
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