今回は、ご自身でも自毛植毛を受けられた、藤井千明医師にお話を伺いました。
医師としてだけでなく、経験者ならではの目線でも、自毛植毛の魅力や親和クリニックの強みをお話しいただいております。
薄毛や、生え際の形にお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
Contents
藤井医師の紹介
藤井 千明
Chiaki Fujii
平成25年 | 大阪大学医学部医学科 卒業 |
平成25年 | 京都医療センター 初期研修 |
平成27年 | 倉敷中央病院 勤務 |
平成29年 | 京都医療センター 勤務 |
令和3年 | 大手美容クリニック 勤務 |
令和5年 | 親和クリニック 勤務 |
学生時代の出会いがきっかけで、自毛植毛の魅力を知る
親和クリニックで働くことになったきっかけを教えてください
知人からの紹介です。
すごく信頼している相手からの薦めだったので、「そんなに良いクリニックなら、働くしかない!」と思いました。
ほかの植毛クリニックは選択肢にありませんでしたね。
わたし自身は元々、医者である親のもとで育ったので、親と同じく医者を目指して、大学卒業後は地元の関西で麻酔科医として働いていました。
でも、せっかくなら医療職のなかでも、自分の好きな美容の分野に行きたい! という想いが捨てきれず……。
2021年に東京都内の美容皮膚科で働きはじめたのですが、そのときのご縁で親和クリニックと出会いました。
実は、学生時代に友人が自毛植毛を受けていて、その経過をすぐそばで見ていたという経験があるんです。
そのときから「自毛植毛ってすごく素敵だなぁ!」と思いつづけていました。
やっぱり、驚きでしたよ。毛のないところに毛が生えてくるんですから。
その友人との出会いがなかったら、今こうして親和クリニックで働いていなかったかもしれない……と思うほどに、自分にとっては衝撃的な体験でした。
そんな植毛の仕事に憧れ、転職先を探していた時期は以前にもありました。
今から10年ほど前ですね。
当時は今と違ってクリニックの数も多くはなく、皮膚科や美容外科の先生には「自毛植毛のようにダウンタイムのある手術は、日本では流行らないよ」と言われたんです。
そんな経緯もあって、一度は諦めていた道だったので、親和クリニックとご縁があったのは本当にうれしいですね。
ご自身はどのようなきっかけで自毛植毛を受けられたのでしょうか?
「興味があるものはなんでもやってみる」というスタンスだから、ですかね。
自毛植毛のすばらしさ自体は、先ほどお話しした友人の件で十分に知っていましたし、仕事をするうえで自分が体験していたほうが患者様にもいろいろ伝えられるかなと思って。
生え際の左右差がちょっと気になっていたので、毛が少ない箇所に400株植えていただきました。
植えた株がしっかり定着した現在は、もちろん「やってみてよかったな!」と思っていますよ。
施術後の経過を見ている最中も楽しかったです。
毎日「今日はどれぐらい育ったかな?」と思いながら見るのが、なんだか家庭菜園みたいで(笑)
自毛植毛は、自分で経過を確認できて、目に見えるかたちで効果を実感できるのがすごく良いですよね。
患者様と接する際に、ご自身の経験はどのように役に立っていますか?
一番役に立っているのは、わたし自身という実物を見せながら説明できるところです。
自毛植毛では、後ろの毛を生え際にもってくる都合上、どうしても植えた毛の太さが周囲の地毛と違う状態になるんです。
それが具体的にどういうことなのか? をお伝えするときに、自分の生え際を見せて「ここだけちょっとツンツンしてますよね?こんな感じです」と説明しています。
もちろん、症例の写真もお見せできますが、やはり実物を見せるのが一番伝わりやすいですね。
あとは、ショックロスで毛が抜ける、いわゆるダウンタイムの経験も患者様と接する際に生きています。
患者様が落ち込んでいるときには「わかりますよ、不安ですよね……」と共感できますし、「でも大丈夫です! 絶対に生えてきます」と励ますこともできます。
ダウンタイムについては手術前に説明して、患者様にもご理解いただいていますが、やはり実際に体験すると「こんなに抜けるなんて……」と、皆様とてもご不安になられるんですよ。
わたし自身も例に漏れず、「こんなに抜けて、本当に大丈夫かな?」と、不安な気持ちになったので、当時の経験が患者様への対応に生きていますね。
同じ薄毛治療でも、実はお悩みは十人十色
どのようなお悩みで来院される女性が多いのでしょうか?
人によって本当に異なりますね。
「びまん性脱毛症で髪全体のボリュームが減ってきた」
「生え際のM字を埋めて、ヘアラインを丸く整えたい」
「前髪を右側に流したときに、この部分の毛がないのが気になる」
などなど。
髪のお悩みとご要望は十人十色なんだなぁ、と思います。
個人的には、「前髪を流したときに……」といったように、ヘアアレンジによるお悩みがあるのが興味深いと感じました。
おしゃれを楽しむためのヘアアレンジによって、悩みが生まれてしまっては切ないですよね。
そんなときにも、自毛植毛であれば力になれます。
“植えたところに生える”という、シンプルかつ最大のメリットのある手術だからこそ、さまざまな方にご相談をいただいているのだと思います。
女性の患者様と接する際に気をつけていることはありますか?
ショックロスによるダウンタイムについてきちんと説明して、ご理解いただくことです。
先ほども少しお伝えしましたが、「ダウンタイムがある」とわかっていても、実際に経験すると想像以上にショックなんです。
医師として知識のあった、わたしですらショックロスに直面して驚いてしまったのですから、患者様が心細い気持ちになるのは当然だと思います。
わたしの場合は、職場が親和クリニックということもあり、先輩たちに「今日もこんなに抜けました……」と相談して、アドバイスをもらうことができました。
でも患者様たちは、それぞれご自身の生活を送りながらダウンタイムを乗り越えることになります。
そのつらさを少しでも軽減できるように、ダウンタイムについて事前にしっかりとお伝えしたうえで、いざそのときが来たら全力でサポートしてあげるよう心がけています。
男性の患者様と女性の患者様の施術で違うことはありますか?
薄毛の原因や、患者様ご自身が気にされていることが男女で異なるので、いろいろと違うところがあります。
たとえば男性の患者様は、加齢によるAGAで薄毛が進行している方がほとんどです。
なので、「このあとはここが薄くなっていくから、こんなふうにデザインしよう」と、脱毛の進行を想定して計画を立てていく必要があります。
女性の患者様に対しては、先ほどのお話にもあったように、「思った以上にダウンタイムに毛が抜けます」とお伝えすることを特に大切にしています。
医師としてどのようなときにやりがいを感じますか?
やっぱり、患者様から「ありがとう!」と喜びいっぱいで感謝の言葉をいただけたときですね!
麻酔科医として勤めていたときは、患者様と直接コミュニケーションをとる場面がほとんどなかったので、こんなふうに感謝される機会はまずありませんでした。
それもあって、患者様からじかに反応をいただけるのはすごくうれしいです。
結果に大変満足され、「じゃあ、次はここにもやってみよう」と、喜んで2回目の植毛のお話をされる方もいらっしゃいます。
実際に体験したからこそわかる、自毛植毛が心にまで与える影響
藤井医師が思う「自毛植毛のよさ」とはなんでしょうか?
「植えたら、生える!」
これに尽きますね。
まぶたに美容クリームをどれだけ塗っても二重にならないのと一緒で、毛がないところには、育毛剤を塗ったりサプリを飲んだりしても毛は生えません。
でも、自毛植毛を受ければ、移植した株から毛が生えてきます。
自分の努力ではどうしようもできないお悩みを解決できて、前向きな気持ちになれるのが、自毛植毛の強みだと思いますし、わたし自身も強く実感しています。
親和クリニックの自毛植毛の特徴を教えてください
最初に「すごい!」と思ったのは、手術に使う機器の選び方から患者様への説明の内容、安全対策まで、院長が徹底してこだわっているところです。
2014年の開業以来、10年近くものあいだ自毛植毛に向き合ってきたクリニックだからこそ、隅々まで目が行き届いていているんだなと思います。
そんなプロ意識の高いクリニックなので、医師もプロフェッショナルが集まっています。
すばらしい方たちと、後輩として同僚として一緒に働けていることが、わたしもうれしいです。
難しい症例を相談したら、みんなで一緒に考えてアドバイスしてくれます。
そして、全員のレベルが高いからこそ、親和クリニックには指名制がないんですよ。
その日に出勤している医師が施術を担当することになっていて、誰が施術しても品質が変わることはありません。
勇気を出して最初の一歩を踏み出してほしい
薄毛にお悩みの方や薄毛治療をお考えの方へのメッセージをお願いします
少しでも薄毛や生え際の形で気になっていることがあるのなら、「とりあえず」の気持ちでカウンセリングに来ていただくことを強くおすすめします!
いろいろな患者様のお話を伺っていると、カウンセリングという最初の一歩がなかなか踏みだせない方が多いんだな……と感じます。
でも、一人で悩んでいても答えは出ません。
ネット上で情報を集めても、真偽不明な内容もたくさんあって、どれが正解かわからないんじゃないかな、と思います。
「カウンセリングを受けたら絶対に自毛植毛をやらないといけない」なんてことはありませんし、説明を聞きに来ていただくだけでも全然いいんですよ。
今、感じられているご不安は、話すだけでもかなり楽になると思うので、どうかお気軽にお越しください。