\科学的根拠に基づいた自毛植毛/

 

女性の自毛植毛の費用はどのくらい?費用を抑えるポイント

自毛植毛を受けようと情報収集しているものの、費用の相場感が掴めずお困りの女性もいらっしゃるのではないでしょうか?
見た目が変わる重要な治療のため、ご自身に適した治療を受けられるクリニックを選びたいのはもちろん、費用面も妥協したくないですよね。

本記事では、女性の自毛植毛にかかる費用の相場を、費用を抑えるポイントとともに紹介します。
最適な費用負担で、より明るい毎日を手に入れたい方は最後までご覧ください。

女性の自毛植毛にかかる費用の相場は?

自毛植毛にかかる費用の相場は、一般的に50万~150万円程度といわれています。
相場に幅があるのは、クリニックによって価格設定が異なるのはもちろん、施術方法やグラフト(移植する毛包の単位)の数によって費用が変わってくるからです。

自毛植毛には、健康な部分の髪の毛を刈り上げ、メスを用いてグラフトを移植する一般的なもの以外にも、メスを使用しないものなど、さまざまな方法が存在します。
こうした施術方法の違いによって、基本治療費の金額が変わってくるのです。

また、施術に必要になるグラフト数は、施術範囲や仕上げたい髪型によって異なります。
施術箇所が広く、多くの髪の毛を移植する場合には150万円以上かかることも十分に考えられます。

このように、自毛植毛の費用は、施術方法やグラフトの数によって大幅に変動することがおわかりいただけたはずです。
ご自身の自毛植毛の費用を正確に知りたい場合には、クリニックにてカウンセリングを受ける必要があります。

親和クリニックforレディースで女性が自毛植毛を受けた場合の費用の目安

カウンセリングを受ける前に、自身の状態に合った費用の相場感を事前に知っておきたいですよね。

そこで本項では、親和クリニックforレディースで施術を受ける場合を例に、自毛植毛にかかる費用の目安を症状別に紹介します。
費用の算出にあたっては、以下の条件をもとにしました。

自毛植毛の費用を算出する際の条件

  • MIRAI法による自毛植毛を受けた場合の費用を算出
  • MIRAI法の基本治療費は22万円
  • MIRAI法の1グラフトごとの費用は990円
  • 算出する費用はすべて消費税込み

親和クリニックforレディースが提供するMIRAI法は、“パンチブレード”とよばれる細い管状の機器で、毛髪を1本1本皮脂組織ごとくりぬいて移植する自毛植毛の方法です。
パンチブレードの使用により、施術部分の傷跡を最小限に抑えられることで、術後の痛みや腫れも少なく、手術を受けたその日のうちから普段通りの生活を送っていただけます。

それでは、MIRAI法を使用した自毛植毛の費用の目安を、症状別に確認していきましょう。

生え際の薄毛が少し目立ってきた場合

まず確認するのが、女性の薄毛の症状としては初期段階でみられる、生え際が後退しはじめた状態での自毛植毛に要する費用の目安です。
この症状では、生え際が浅くM字型になっているのをカバーするために、400~600株程度のグラフトを移植します。

上記に挙げた条件に基づいて計算してみると、この場合の自毛植毛の費用の目安は“22万円+(400~600株×990円)=61万6,000~81万4,000円”と求められます。

M字型に薄毛が広がっている場合

上記の状態から薄毛が進むと、生え際が一層深くなるとともに額の中央部分の髪も後退しはじめます。
この状態における自毛植毛では、前頭部全体の薄毛を緩和するために、800~1,200株程度のグラフトが必要です。

先ほどと同様の方法で費用を求めると、101万2,000~140万8,000円かかることがわかります。

頭頂部の髪が薄くなっている場合

女性の薄毛の症状として、頭頂部から髪が薄くなることもあります。
ローマ字のOのような形の薄毛で、症状が進行するとその円が徐々に大きくなっていくのが特徴です。

こうしたケースの自毛植毛では、薄くなった頭頂部周辺を集中的に施術します。
必要なグラフト数は500~1,000株程度で、費用は71万5,000~121万円が目安です。

前頭部と頭頂部に薄毛が広がっている場合

ここまで確認してきた前頭部と頭頂部の薄毛の症状が同時にみられる場合があり、その両方を自毛植毛で改善したい方もいらっしゃるでしょう。
この場合には、施術箇所が大きくなるため、必要なグラフト数も当然増えます。

具体的には、必要なグラフト数は1,000~1,500株程度で、費用としては121万~170万5,000円かかることが想定されます。

頭部全体の髪が薄くなっている場合

「髪の全体的なボリュームが気になる……」という場合には、頭部の広範囲にわたり自毛植毛を施します。

頭部の状態にもよりますが、植毛するグラフト数として2,000~3,000株程度は考えておく必要があるでしょう。
費用は220万~319万円が目安で、先ほど相場の上限に挙げた150万円を大幅に超えることが予想されます。

自毛植毛では保険の適用を受けられる?

残念ながら、自毛植毛では保険が適用されず、ご自身で全額負担する必要があります。

保険が適用される治療は、疾患や怪我によってその人の健康が脅かされる可能性がある場合のみに限られます。
薄毛は、ご自身にとって気になる部分ではあるものの身体に影響を及ぼす症状ではないため、矯正治療や美容整形と同様に自由診療として扱われるのです。

これは国の制度として定められているため、クリニックや自毛植毛の種類による例外はありません。

自毛植毛は医療費控除の対象となるのか

自毛植毛は、保険適用外であるだけでなく、例外のケースを除いて医療費控除の対象からも外れます。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定の額を超えた場合に確定申告を実施することで、払った税金の一部が還付される制度です。
外科手術の費用や注射代、また医薬品の購入費など幅広い医療費が対象となりますが、美容目的の治療とみなされる自毛植毛はこれには含まれないのです。

ただし、例外規定はあります。
以下で、医療費控除の対象として認められる可能性があるケースを確認していきましょう。

対象となるケース

自毛植毛にかかる費用が医療費控除の対象となるのは、脱毛の理由が病気や怪我にあり、それが日常生活を送るうえで精神的な苦痛になっているケースが該当します。
具体例を以下にまとめました。

自毛植毛が医療費控除の対象となるケース

  • 交通事故や火傷で髪を失った場合
  • 自己免疫疾患によって髪の毛が抜け落ちた場合
  • 精神的な病気が原因で髪の薄さが目立つ場合
  • 治療薬の影響で脱毛症状が表れている場合

このように、事故や病気を原因とする薄毛を改善するために、自毛植毛を受けるのであれば医療費控除の対象となるかもしれません。
「自分が対象になるのか知りたい」という方は、クリニックや厚生労働省にお問い合わせください。

女性が自毛植毛とほかの薄毛治療を受ける際の費用の比較

自毛植毛とほかの薄毛治療とでは、費用にどの程度の差があるのでしょうか?
親和クリニックforレディースで、自毛植毛を受ける場合と投薬治療を受ける場合を例に比較してみましょう。

自毛植毛と投薬治療を受ける場合の費用の比較

治療方法 金額(消費税込み) 備考
自毛植毛(MIRAI法) 71万5,000円 グラフト数500株の場合
内服薬(パントガール)の投与 1万1,000円 1か月分の費用

継続的な服用が必要

ミノキシジル外用薬の投与 5,500円
内服薬と外用薬の投与 1万6,500円

 

一見すると、自毛植毛よりも投薬治療のほうが費用を抑えられるように思えるかもしれません。

しかし、自毛植毛は基本的に一度の手術で完了し、毛根が生着すれば日常的な手入れで健康的な髪の毛が生えてくるので、ランニングコストは不要です。
一方、投薬治療は効果が出るまでに最低でも3か月はかかるうえ、継続的に服用する必要があります。

このように、薄毛治療にかかる費用をトータルコストで考えると、自毛植毛はほかの治療と比べて特別高価な治療方法とはいえないことがわかります。

自毛植毛を受ける場合はローンを組める?

自毛植毛は、保険適用や医療費控除の対象には基本的にならないものの、メディカルローンを組めば一回分の支払いの負担を軽減できます。

メディカルローンとは、医療費を支払うための専用ローンで、高額な治療を受ける際に多く使われます。
通常のローンより金利が低いうえに、返済期間も数か月から数年まで柔軟に選択できるため、利点が多いローンといえるでしょう。

親和クリニックforレディースでは、患者さまのご負担を少しでも減らせるよう、金利が低く、かつ最大84回の分割が可能な独自のメディカルローンをご用意しております。
当院のメディカルローンについて、より詳しい情報を知りたい方はぜひお問い合わせください。

女性が自毛植毛を受ける際の費用を抑えるためにできること

メディカルローンを活用すれば、一回の費用負担は抑えられますが、自毛植毛の費用自体を安くすることはできるのでしょうか?
ここからは、自毛植毛の費用を抑えるための5つのポイントを紹介します。

カウンセリングで費用面の相談をする

自毛植毛の費用を抑えるポイントとしてまず、事前のカウンセリングにて費用面について相談してみることが挙げられます。

親和クリニックforレディースを含め、多くのクリニックではカウンセリングを無料で実施しています。
そこでは治療内容のほかに、費用面に関する相談も可能です。

カウンセリングの場で予算を伝えることで、その予算の範囲内で可能な治療方法の提案を受けられるでしょう。

症状が悪化する前に治療を受ける

薄毛が少しでも気になるようであれば、なるべく早い段階で自毛植毛を受けることも、費用を抑えるためには重要です。

前項でも確認してきた通り、自毛植毛は施術範囲が少ない初期段階で受けたほうが、必要なグラフト数が少なくて済み、費用もかかりません。
また、薄毛の症状が進行すると、移植に使う健康な髪の毛が足りなくなり、最悪の場合は、治療が受けられなくなってしまうリスクもあります。

したがって自毛植毛は、費用面だけでなく治療内容からみても、早い段階で治療を受けるのがベストであるといえます。

薄毛を解消したい範囲を決めておく

自毛植毛で費用を抑えるには、施術を受ける範囲をあらかじめ精査しておくこともポイントの一つです。

髪の毛をボリュームアップさせるために、全体的な施術を受けようとするとその分必要なグラフト数は多くなり、費用が高くなってしまいます。
そのため、治療を受ける前に、どの部位に施術を実施するのか、また薄毛をどの程度まで解消したいのかなどを決めておくことが大切なのです。

自毛植毛の施術範囲を決める際は、カウンセリングにて医師との相談のもと考えるほか、クリニックのホームページに載っている症例写真を参考にするのもよいでしょう。
親和クリニックforレディースのホームページでは、女性が自毛植毛を受けた際の症例写真を豊富に掲載しています。
そのなかから理想の仕上がりのものを指名していただければ、患者さまの状況と照らし合わせつつ最適な費用での治療をご提案いたします。

モニター制度を利用する

自毛植毛の費用を安く抑える方法として、モニター制度を利用するのも一つの手です。

モニター制度とは、治療のビフォー・アフターの写真や動画の撮影に協力する代わりに、治療を安く受けられるキャンペーンのことです。
撮影した写真・動画はクリニックの症例として、公式サイト以外にもSNSや院内のポスターなどに用いられますが、それに抵抗感がない方であれば選択肢の一つとなるでしょう。

モニター制度の利用による割引率は、クリニックごとに異なります。
たとえば、親和クリニックforレディースでは、顔全体の写真や体験談の掲載、動画媒体への出演などに承諾いただければ、施術費用が本来の価格の半額になります。
また、「インターネット上で顔を公開するのはちょっと……」という方には、目元を隠した状態、もしくは施術部位のみの写真掲載も可能です。
この場合には、割引率は下がってしまいますが、通常より20%も安い金額で自毛植毛を受けていただけます。

なお、当院を含め、ほとんどのクリニックではモニター制度の利用可能人数に制限があるうえ、クリニックによって応募条件に違いがあります。
応募条件を詳しく知りたい場合には、クリニックにお問合わせください。

規則正しい生活を送る

規則正しい生活を送ることも、自毛植毛の費用を最小限にとどめるためには欠かせません。
栄養バランスの偏った食習慣や睡眠不足などの不規則な生活習慣は、薄毛の進行に悪影響を及ぼします。

たとえば、タンパク質やミネラルといった栄養素が不足した食習慣を送っていると、ハリやコシのない髪の毛ばかりになり、抜け毛が増えてしまいます。
また、睡眠不足が続くと、発毛を促すはたらきを持つ成長ホルモンの分泌量が減少し、髪の毛が健康に育たなくなってしまうのです。

こうした不規則な生活習慣が原因で、自毛植毛を受ける際の施術箇所が増えれば、費用も当然かさみます。
そのため、自毛植毛をお考えであれば、栄養バランスのとれた食習慣と良質な睡眠を心がけ、規則正しい生活を送りたいところです。

女性が自毛植毛を受けたあとは何に気をつければよい?

自毛植毛は、薄毛を緩和するために効果的な治療方法ではありますが、施術を受ければあとは何もしなくてよいわけではありません。
ケアを怠ると移植した毛根がうまく生着せず、薄毛が緩和されないリスクがあるため、術後の過ごし方もあらかじめ確認しておくことが大切です。

以下の項目にて、術後1か月以内に注意すべきポイントをまとめました。

自毛植毛を受けたあとに気をつけるべきポイント

  • 施術箇所の傷やかさぶたは不必要に触らない
  • 定期的に洗髪して頭皮を清潔に保つ
  • 整髪料が頭皮につかないように心がける
  • 術後2週間が経過するまで、頭部に負担がかかるスポーツやタバコは控える
  • ヘアカラーやパーマは避ける

上記の項目を意識することで、自毛植毛の効果を最大限に得られる可能性が高まります。
施術範囲が少ない場合でも安くない費用がかかりますから、それが無駄にならないためにも術後の適切な過ごし方はきちんと押さえておきましょう。

女性の自毛植毛にかかる費用は50万~150万円が相場

本記事では、女性の自毛植毛にかかる費用の相場や、費用を抑えるためのポイントを紹介しました。

自毛植毛の費用は、一般的に50万~150万円程度といわれています。
相場に幅があるのは、施術方法や移植するグラフト数によって費用が変動するからです。

どの場合でも安くない費用がかかるので、なるべく早い段階で治療を受ける、またモニター制度を活用するといった方法で費用負担の軽減を図りましょう。

「費用も仕上がりも妥協したくない」とお考えであれば、親和クリニックforレディースにお任せください。
医師と専門のカウンセラー、看護師による丁寧なカウンセリングを行い、患者さまに納得いただける方法での自毛植毛を実施いたします。

音田正光

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。

部位・目的別 自毛植毛