今回は、親和クリニックのカウンセラー・Sさんにお話をお伺いし、自毛植毛のクリニックで働くきっかけや、患者様と接する際に意識していることなどを教えてもらいました。
「薄毛について相談したいけど、クリニックに行く勇気がない……」とお悩みの女性の方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
カウンセラーの紹介
親和クリニック カウンセラー S
薄毛のお悩みに関するカウンセリングから、アフターフォローまで患者様を支える
普段のお仕事の内容を教えてください。
カウンセラーの主な仕事は、自毛植毛を検討されている患者様の相談から手術に至るまで、責任を持ってサポートすることです。
まずは、患者様の現在のお悩みをお伺いし、薄毛治療に関する疑問点のほか、自毛植毛の施術方法や術後の経過、起こりうるリスクについても不明点がなくなるまでご説明します。
初回のカウンセリングは、患者様1名に対して2時間の枠を設けています。
これは、自毛植毛に関する説明や、医師の診察に少なくともそのくらいの時間が必要だからです。
前向きに手術をご検討されている患者様には、一緒に治療計画を立て、手術の日程調整を進めていきます。
カウンセラーは、手術までのサポートが大きな仕事ではありますが、治療の経過も確認していきますので、半年後と1年後の検診等、1年後までサポートをしていきます。
思い出に花を添える仕事から、悩みを解決するために寄り添う仕事へ
親和クリニックで働くことになったきっかけを教えてください。
これまで学んだホスピタリティを、違う業界でも活かしたいと思ったのが最初のきっかけですね。
わたしは以前、ホテリエとしてホテル業界で働いていました。
宿泊されるお客さまに快適に過ごしていただくには、旅の思い出をより良いものにするには、どうすればよいのかと常に考えながら業務にあたる毎日でした。
そのなかで「お客さまに喜んでいただくためにできること」をとことん考えるのが、自分にとってのやりがいだということに気づいたんです。
このやりがいを軸に、ほかの業界への転職活動を進めていくなかで、薄毛でお悩みの方をサポートするカウンセラーという仕事に出会いました。
「これこそわたしの求めていた、ホスピタリティを最大限に活かせる仕事だ!」と思ったのが、カウンセラーの道を選んだきっかけです。
そして、カウンセラーとして働くために親和クリニックを選んだのは、面接を担当してくれた先輩カウンセラーがとても素敵な方だったからです。
わたしの話を丁寧に聞いてくれて、業務内容もわかりやすく説明してくださり、「こんな素敵な方が患者様に寄り添っている場所で働きたい」、「先輩カウンセラーみたいになりたい!」と思ったことが、入社の後押しになりましたね。
一人でも多くの患者様を笑顔にできるように、髪の毛に関するエキスパートになりたい
どのようなお悩みでご来院される方が多いのでしょうか?
女性の患者様の場合、加齢で髪の毛が細くなっている方や、びまん性脱毛症(※1)によって地肌の透け感が気になる方が主にご来院されます。
頭皮への育毛有効成分の注射や、人工毛を髪の毛の根元に結びつける増毛エクステなどを過去に試したものの、根本的な解決に至らずにご来院される方もいらっしゃいますね。
また最近では、美容目的でのヘアライン矯正をご希望される方も増えています。
インフルエンサーの方が施術されたのをご覧になって、「生え際をきれいに整えたい」「おでこのラインを丸くしたい」といったご要望が多い印象です。
※1 びまん性脱毛症:女性に多くみられる、髪の毛が全体的に薄くなる脱毛症
女性の患者様と接する際に気をつけていることを教えてください。
薄毛のお悩みは繊細なものですから、まず、患者様同士がクリニック内ですれ違うことのないように、ご来院からクリニックを出られるまで、細心の注意を払っています。
親和クリニックには男性もご来院されますので、異性の方には余計「見られたくない」「聞かれたくない」という気持ちがはたらくものです。
安心してご来院いただくために、予約が混み合っている場合はスタッフ同士で連携をとったりして、患者様の動線を工夫しています。
あとは女性の患者様の場合、「同性の医師に診てもらいたい」といったお声も多いので、女性医師の診察日程や手術日をご要望に応じて調整していますね。
もう一点、特に気をつけているのは患者様とのコミュニケーションです。
言葉一つとっても、患者様が受け取る印象は変わってくるので、カウンセリングでは、安心していただけるような話し方や言葉選びを意識したり、ペースに合わせられるよう患者様の人柄を少しでも把握できるように心がけております。
男性と女性の患者様で違うこと、大変なことはありますか?
女性の患者様は、治療を決断するにあたって、より慎重に臨もうという方が多いですね。
自毛植毛では、術式によって、後頭部や側頭部の髪の毛を刈り上げる必要がありますので、特に女性の場合はどうしたら周囲にバレずに治療できるのかを、気にされる方が多くいらっしゃいます。
その為、移植する範囲や術後の過ごし方など丁寧に提案するように心がけています。
また女性が自毛植毛を受けた際は、もともと生えている髪の毛が一時的に抜け落ちる「ショックロス」という現象が起こりやすい傾向にあるんです。
カウンセリングの際にリスクを細かくお話しして、起こりうる時期やそれをうまく乗り越えるための対処法もお伝えしています。
カウンセラーとして、どのようなときに喜びを感じますか?
カウンセリングの際にお話しさせていただいた患者様から、「自毛植毛を受けてよかった!」「親身に相談に乗ってくれてありがとう」といったお言葉を聞けたときですね。
薄毛のお悩みとひと口に言っても、その内容はさまざまなので、患者様一人ひとりのライフスタイルに沿った治療計画を立てているんです。
その治療が患者様にとっても満足のいくものだったからこそ、術後に笑顔になっていただけたのだと思っています。
カウンセリングから付き添ってきて、そのサポートができた実感がわく瞬間に、「本当にこの仕事を選んでよかったな」と改めて感じます。
カウンセラーとして、今後の目標を教えてください。
「毛髪診断士」の資格をもっと活かして、一人でも多くの患者様のお悩みを解決していきたいです。
毛髪診断士は、髪の毛や頭皮、皮膚の構造に関する専門知識を有し、適切な髪の毛のケアをアドバイスできる資格です。
カウンセラーにとって必須の資格ではありませんが、薄毛になる原因やメカニズムなどをより深く理解するために取得しました。
カウンセリング時に役立っている一方で、「完全には活かしきれていないな」とも日々感じています。
これからは、毛髪診断士の学びをより深め、最適な治療法の提案や、お悩みにさらに寄り添った対応を行える、髪の毛のエキスパートになりたいですね。
自毛植毛を受けると、自然なヘアスタイルを楽しめるようになる
Sさんが思う自毛植毛の良さは何でしょうか?
薄毛のお悩みを、根本的に解決できるところです。
それも、ご自身の髪の毛を移植するので、周囲の髪の毛に馴染みやすく自然なヘアスタイルに仕上がります。
とはいえ外科手術と聞くと、いろいろ大変ではないのかと思われるかもしれません。
実際には、手術自体は数時間で終わりますし、ひとつひとつの傷跡も小さいため、1週間程度で治癒していきます。
また、傷を周囲の髪で隠したり、帽子を被ったりして過ごせば、周囲からも施術したことが気づかれにくい手術です。
4ヵ月過ぎた辺りからは、移植した髪が伸びはじめ、半永久的にご自身の髪の毛が生え変わり続けるので、本当にお勧めできる素晴らしい手術だなと思います。
親和クリニックの自毛植毛の特徴を教えてください。
当院の総院長が独自開発した、国内最小径の超極細パンチブレードを毛髪の採取・毛穴作りの工程で使用していることです。
パンチブレードの細さは、高密度の移植を実現するだけでなく、髪の毛の周りにある髪の毛を成長させる組織を傷つけずに採取・移植できるのかにも大きく関わります。
また、細いパンチブレードを使用することで、傷の治りも早く、出血も少なくて済みます。
総院長が妥協せずに開発した技術であることを、スタッフ全員が誇りに思っているからこそ、カウンセラーとしても自信を持って患者様に自毛植毛をおすすめできます。
髪の毛に悩まれているのはあなただけではない。まずは相談する少しの勇気を
薄毛にお悩みの方、薄毛治療をお考えの方へメッセージをお願いします。
「薄毛に悩んでいるなんて、周りの人には話せない」「女性で薄毛に悩んでいるのは自分だけかも……」と、一人でお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、同じお悩みを持つ女性の患者様は多く、自毛植毛を受けて改善されている方がこれまでにたくさんいらっしゃいます。
ご相談にいらしてくださった方のなかには、「治療への一歩を踏み出すのに、時間がかかってしまった」という方が少なくありません。
薄毛の症状を放置してしまうと、さらに進行する可能性があるので、一人で悩むのではなく、まず、カウンセリングでお話をお聞かせいただければと思います。
正しい治療を適切なタイミングで受けることで、あなたの未来はきっと変わるはずです。
自毛植毛のプロであるわたしたちは、薄毛にお悩みの患者様一人ひとりに向き合って、精一杯サポートいたします。
まずは少しだけ勇気を出して、カウンセリングでお悩みをご相談ください。