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自毛植毛をする際のグラフト数の決め方をわかりやすく解説

Last Updated on 2024年10月21日 by shinwa-ladies.jp

 

自毛植毛について調べていると、必ず「グラフト」という言葉を耳にすると思います。

グラフトとは、簡単にいうと自毛植毛を行う際の単位のことです。

自毛植毛の手術を行う前に、必ずグラフトの数を決めてから手術に入ります。

グラフト数によって費用が変わってくるのはもちろん、グラフト数を多くすればよいというわけではないので、自分の薄毛症状に適したグラフト数を決めることが重要です。

こちらでは、グラフトとは?というところから、手術を受けるにあたってのグラフト数の決め方まで、詳しく解説していきます。

薄毛の治療をしたい人、自毛植毛について詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

自毛植毛のグラフトとは

自毛植毛において必ず知っておくべき「グラフト」について、以下に解説します。

「グラフト」とは

自毛植毛における「グラフト」とは、植毛をする毛根組織の単位のことです。

自毛植毛では、11本髪の毛を植毛するのではなく、毛髪組織を11つ採取して薄毛を改善させたい場所に移植します。

このときの計算は、髪の毛の本数ではなく毛穴の数を数えます。

ひとつの毛穴から平均23本の毛髪が生えているので、この毛穴を「株」と呼び、、ひとつの株を「1グラフト」という単位で表すのです。

自毛植毛の料金は、グラフト数によって変わってきます。

1グラフトあたりの料金はクリニックによって異なりますが、グラフト数が増えれば増えるほど、料金は高くなっていくという仕組みです。

ちなみに、多くのクリニックでは1グラフトあたりの費用を設定していることが一般的です。費用についてはクリニックによって差があるので、いくつかのクリニックでカウンセリングを受けて、納得できるクリニックを選ぶことをおすすめします。

グラフト数は多ければよいというわけではない

グラフト数が多ければ多いほど、植毛した部分の密度が高まるわけですから、そのほうがよい仕上がりになると思う人もいるかもしれません。

しかし、自毛植毛は自分の毛髪組織を採取して薄毛が気になる場所に移植しますので、グラフト数を多くなればなるほど、採取しなければならない毛髪組織(ドナー)も多くなります。

採取した部分からは毛髪は生えてこない為、ご自身に必要なグラフト数はどのくらいなのかをしっかり理解したうえで、自分が求める仕上がりになるグラフト数を考えましょう。

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グラフト数の目安はクリニックによって異なる

同じ薄毛になっている部分でも、クリニックによって必要とするグラフト数の目安は変わってきます。

そのため、インターネットなどで大まかな目安を確認してクリニックに行ったとしても、自分が調べたグラフト数と、クリニックから勧められるグラフト数が違うということは少なくありません。

グラフト数については手術を受けるクリニックと相談しながら決めることがベストです。

どのようにしてグラフト数を決めればよいか?

グラフト数を決めるうえでのポイントについて、以下に解説します。

薄毛の広さに合わせて決める

先に解説したように、グラフト数の目安は薄毛の範囲やクリニックによっても異なりますが、大まかな目安が存在します。

例えば、M字の薄毛が発生している部分に自毛植毛をする場合、平均400から600グラフト程度が必要になることが多いです。

1グラフトあたり2.5本で計算すると、このとき移植される毛髪の本数はおよそ10001500本です。

つむじ周りの薄毛を手術する場合は、平均500から1000グラフト程度、全体的に自毛植毛をする場合は平均3000グラフトほど必要になります。

こうした目安を参考にしながら、担当医と相談してグラフト数を決めるのもひとつの方法です。

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クリニックの症例を参考にする

そのほか、クリニックではこれまでの症例を控えているはずですので、そちらを参考にしてグラフト数を決めるという方法もあります。

手術前と手術後の状態を撮影しているクリニックも多いでしょうから、自分の薄毛の状態と近い症例があれば参考にしやすいですね。

カウンセリングに行く前に、ホームページなどで症例を見れるクリニックがあれば、自毛植毛を行うか否かについても参考にできると思います。

費用の上限を設定する

自毛植毛は範囲が広くなればなるほど費用が高くなります。

広い範囲の手術を行いたい場合は費用の上限を設定したうえで、その金額で移植できるグラフト数を決めるとよいでしょう。

費用と手術したい範囲のバランスが合わない場合は、もっとも優先して移植をしたい場所を決めます。

費用から逆算してグラフト数を決める人は、意外と多いのではないでしょうか。

自毛植毛の効率を良くする

手術をするならできるだけ効率良く植毛したいと思うはずです。
効率を良くするには密度を適切に守り、手術を複数回に分けて行うことが重要です。
こちらの記事では効率よく密度を上げる方法について詳しく述べておりますので是非ご参照ください。

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薄毛の状態に合ったグラフト数を決めることがポイント

自毛植毛手術を行う際のグラフト数は、多ければよいというわけではないこと、また自分がどんな仕上がりを目指したいかなどによって決めることが望ましいです。

不明点があれば担当医にしっかり相談して、不安がない状態で手術を受けることが理想。

そのためにも信頼して任せられるクリニック選びが重要です。

薄毛が改善すると気持ちがとても明るくなります。

信頼できるクリニックを見つけて、悩みを解決しましょう。

親和クリニックでは、自毛植毛をお一人お一人にあった施術で行っております。
まずはカウンセリング予約から、お気軽にご相談ください。

また、当院ではヘアライン矯正のご相談も受けて付けております。

女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまで

音田正光

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。

部位・目的別 自毛植毛