Last Updated on 2024年10月22日 by shinwa-ladies.jp
「最近、抜け毛が増えたかも……」「髪のボリュームが減っている気がする」と悩まれていませんか?
薄毛の症状は女性にも現れることがあり、その原因はそれぞれ異なります。
そこで本記事では、女性が発症する可能性がある薄毛の症状を、その原因とともに解説します。
予防方法も紹介しますので、髪のお悩みを解決してより素敵な日々を過ごしたい方は、ぜひご一読ください。
女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまでご相談ください
Contents
女性が発症する可能性がある薄毛とその原因
女性が発症する可能性がある薄毛には、いくつか種類があります。
ここからは、代表的な8つを取り上げ、症状とその原因を解説していきます。
種類①FAGA(女性男性型脱毛症)
女性が発症しうる薄毛としてまず挙げられるのは、FAGA(女性男性型脱毛症)です。
男性のAGAが額の生え際や頭頂部のどちらか、もしくは両方が薄くなるのに対し、女性のFAGAでは、頭頂部あるいは全体的に均一に髪の毛が抜けていきます。
FAGAの初期段階では、抜け毛が増えたり髪の分け目が広がったりなどの症状がみられますが、放置することで症状が進行してしまうケースが少なくありません。
FAGAの主な原因は、加齢による女性ホルモンの減少です。
それによって、男性ホルモンであるテストステロンが髪の毛に与える影響が大きくなり、薄毛が進行すると考えられています。
種類②円形脱毛症
円形脱毛症も、女性に現れる薄毛の症状の一つです。
円形脱毛症はいくつかの種類に分けられ、小さな円形状の脱毛が特定の箇所で発生する単発型と、同じような脱毛が複数の場所で生じる多発型などがその例です。
これら以外にも、蛇のようなかたちで薄毛が進行する蛇行型や、重度になると頭全体の毛が抜けてしまう全頭型などがあります。
円形脱毛症の原因は明確に解明されていませんが、自己免疫の異常やストレスによるホルモンバランスの乱れ、遺伝のいずれかの可能性が高いと考えられています。
種類③抜毛症
女性が発症する可能性がある薄毛としては、抜毛症もあります。
抜毛症は、「髪の毛を抜きたい」という衝動に駆られて、髪の毛を抜いてしまう心の病です。
抜くことで一定の快感や開放感を得られるため、髪の毛を抜くことがよくないことだと理解していてもやめられずに、結果的に髪の一部、または全体的に薄くなってしまいます。
抜毛症の主な原因は、ストレスです。
日常生活のなかで過度なストレスを感じた際に、髪の毛を抜くことによって気持ちが楽になると、その感覚を覚えて髪の毛を抜くことを繰り返してしまうというわけです。
抜毛症を治療する場合、まずメンタルクリニックに通って精神面の治療を受け、髪の毛を抜いてしまう行動を抑えられるように努力しましょう。
その後、薄毛治療専門のクリニックで治療を受けることをおすすめします。
種類④びまん性脱毛症(慢性びまん性休止期脱毛)
びまん性脱毛症(慢性びまん性休止期脱毛)も、女性が発症する可能性がある薄毛の症状です。
びまん性脱毛症は、6か月以上かけて少しずつ進行するのが特徴で、頭頂部から薄くなる場合もあれば、全体的に薄くなるケースもあります。
びまん性脱毛症の原因は、貧血や甲状腺疾患、過度なダイエットによる栄養不足、肝機能障害などです。
最初にご紹介したFAGAと症状が似ており、個人では判別するのが難しいとされているため、薄毛治療専門のクリニックを受診することが望ましいです。
種類⑤分娩後脱毛症
女性ならではの薄毛の種類としては、分娩後脱毛症も挙げられます。
分娩後脱毛症は、出産後に抜け毛が増える症状です。
始まる時期には個人差がありますが、産後に体力が回復するにつれて症状が落ち着く場合がほとんどです。
出産後、シャワーを浴びたときや、髪の毛をくしでといた際に、髪の毛がまとまって抜けることで気づくケースが多いといわれています。
分娩後脱毛症の原因は、ホルモンバランスの乱れです。
妊娠中は、女性ホルモンの分泌量が増え、そのはたらきによって髪の毛が抜けにくい状態になります。
出産を終えると、女性ホルモンの分泌量が落ち着くことで、以前よりも髪が抜ける状態になり、分娩性脱毛症を発症しうるというわけです。
授乳期間が終わり、2人目以降の妊娠もなければ、薄毛治療専門のクリニックにて治療を受けることが可能です。
種類⑥脂漏(しろう)性脱毛症
脂漏性脱毛症も、女性が発症する可能性がある薄毛の一つです。
脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰な分泌によって引き起こされる、脂漏性皮膚炎という湿疹に起因する脱毛症です。
頭皮のベタつきや赤み、かゆみなどの皮膚トラブルを放置すると、頭皮の環境が悪化し、最終的に薄毛が進行していきます。
脂漏性脱毛症の主な原因は、脂っこい食事が多いことや、誤ったヘアケアを行っていることです。
脂っこい食事は皮脂の過剰分泌を促進させ、誤ったヘアケアは頭皮を乾燥させることで、結果的に皮脂の過剰分泌につながります。
脂漏性脱毛症を治すには、まずは脱毛の要因となっている脂漏性皮膚炎を皮膚科で治療したうえで、薄毛治療専門のクリニックを受診しましょう。
種類⑦牽引(けんいん)性脱毛症
女性が発症することが多いとされている薄毛には、牽引性脱毛症もあります。
牽引性脱毛症は、習慣的に髪を引っ張ることで起こる脱毛症です。
長期間に渡って同じヘアスタイルを続けていると、頭皮の特定の箇所ばかりに負担がかかり、頭皮の血の巡りが滞ることで、抜け毛や薄毛が目立つようになります。
牽引性脱毛症の初期段階では、髪の毛の生え変わりを待てば再び生えてくる可能性があるため、早急に治療を受けなくても問題ないでしょう。
しかし、髪を結ぶ長年の習慣によって、頭皮が固くなり髪の毛が生えてこない場合は、自毛植毛で治療することをおすすめします。
なお、自毛植毛に関しては後述しますので、そちらをご覧ください。
種類⑧美容整形の傷跡による脱毛
女性に人気のフェイスリフトをはじめとする、美容整形の影響で薄毛になる場合もあります。
フェイスリフトは、加齢による頬やフェイスラインのたるみを改善するために、こめかみ付近からたるみを引き上げる美容整形です。
手術では、生え際などの目立ちづらい部位にメスを入れるものの、その傷跡が残り、周囲の髪の毛が生えてこなくなるケースが考えられます。
ほかにも、傷口付近のもみあげが薄くなる場合や、もみあげ全体の髪の毛がなくなることも少なくありません。
美容整形による脱毛は、自毛植毛によって自然に傷跡を目立たなくすることができます。
女性の薄毛の予防方法
薄毛を予防するには、心身ともに健康的な生活を送ることが欠かせません。
ここでは、5つの予防方法を紹介します。
一つひとつを積み重ねることで、薄毛の予防につながるはずです。
専門のクリニックや病院を受診する
「薄毛の相談は、なんだか恥ずかしい」「まだクリニックに行かなくても大丈夫だろう」と、受診を見送っていませんか?
薄毛の症状を放置しても自然に改善することはなく、悪化した頭皮環境では、いざ治療することになっても完治に時間がかかってしまいます。
FAGAやびまん性脱毛症、牽引性脱毛症などが疑われる場合は、薄毛治療専門のクリニックに相談しましょう。
円形脱毛症や脂漏性脱毛症にお悩みの場合は、皮膚科を受診し、その後クリニックで治療を受けることをおすすめします。
症状によって適切な相談先は異なりますが、女性専門のクリニックもあるので、少しでも気になる症状があれば一人で抱え込まずに、まずはご相談ください。
食生活を改善する
薄毛を予防するためには、食生活も改善しましょう。
健康的な髪の毛の成長には、たんぱく質や亜鉛、ビタミンをはじめとする栄養が欠かせません。
髪の毛の主な構成要素であるたんぱく質は、肉や魚、豆腐、卵などから摂取できます。
牡蠣や豚レバーに豊富に含まれる亜鉛は抜け毛の改善に、緑黄色野菜やアーモンドに多く含まれるビタミンは、亜鉛の活性化に効果的です。
栄養バランスのとれた食事を心がけ、そのうえで髪の毛に必要な栄養を積極的に取り入れることをおすすめします。
良質な睡眠をとる
良質な睡眠も、薄毛の予防方法の一つです。
眠りが深いときに分泌される成長ホルモンには、髪の毛と頭皮を修復し、発毛を促す効果が見込めます。
しかし、不規則な睡眠サイクルや慢性的な睡眠不足は、ホルモンバランスを崩し、髪の毛の成長に悪影響を与えてしまいます。
毎日決まった時間に就寝・起床し、生活リズムを整えましょう。
そして、睡眠時間を確保したうえで、睡眠の質にも気を配りたいところです。
寝る前のスマートフォンの操作や激しい運動は控え、リラックスした状態で眠りにつくことが大切です。
ストレスを溜めない
薄毛はストレスによって進行するものも多いため、ストレスを発散することでも、予防につながります。
ストレスが溜まると、ホルモンバランスが崩れて、自律神経が乱れます。
それによって血管が収縮し、血液の流れが悪くなれば頭皮環境が悪化するため、髪の毛の成長に必要な栄養も十分に行き届きません。
特に女性の場合、妊娠・出産をはじめとするライフステージの変化でも、ストレスを抱え込むことがあります。
ストレスを発散するには、ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの運動を適度に取り入れるのがおすすめです。
運動が難しい場合でも、朝に15分程度散歩したり、移動時には極力階段を使ったりするなど、できることから始めてみましょう。
ヘアケアを見直す
薄毛を予防するには、ヘアケアの見直しも重要です。
ヘアケアの見直しは、まずご自身の頭皮が脂性肌なのか乾燥肌なのかを見極めることから始めます。
目安として、夕方に頭皮にベタつきを感じるなら脂性肌、頭皮が乾燥してカサカサしたフケが出るなら乾燥肌だと考えられます。
肌質に合ったシャンプーを選んだうえで、シャンプーのやり方を見直してみてください。
まず、シャンプーの前には、頭皮の汚れをきちんと落とせるように、ぬるま湯で1分程度予洗いしましょう。
シャンプーする際には、頭皮マッサージやスカルプブラシを取り入れると、血液の巡りが良くなり、頭皮や髪の毛に必要な栄養が行き届くようになります。
また、シャンプーやトリートメントの洗い残しがあると、頭皮環境が悪化する原因になるため、ぬるま湯で十分にすすぐことも欠かせません。
クリニックで受けられる薄毛の治療法
最後に、薄毛治療専門のクリニックで受けられる3つの治療法を紹介します。
治療法①自毛植毛
自毛植毛は、ご自身の後頭部や側頭部の髪の毛を薄毛が気になる部分に移植する治療法です。
自毛を移植することで拒絶反応が起こりづらく、移植した髪の毛は半永久的に生えつづけるため、術後のメンテナンスの手間もかかりません。
もともと生えていた髪の毛なので、毛流れに馴染み、自然な仕上がりになるのも魅力です。
親和クリニックの自毛植毛には、0.5mm程度の極細の穴を開けて手術を行う術式もあります。
傷跡が小さく、高い生着率を実現することができますので、無料カウンセリングにてぜひ一度ご相談ください。
治療法②発毛メソセラピー
発毛メソセラピーも、クリニックで受けられる薄毛の治療法の一つです。
特殊な電圧を用いることによって、針を使わずに頭皮に有効成分を注入することができます。
有効成分を定期的に投薬して、髪の毛が育つ環境を整えていくことが必要です。
そのため、個人差はあるものの、月に1~2回のペースで、6~16回程度施術を受ければ、十分に効果を実感できるといわれています。
治療法③薬(パントガール)
パントガールという薬も、薄毛治療専門のクリニックで受けられる治療法として挙げられます。
パントガールは、服用することで細胞の代謝を促進し、薄毛や抜け毛を改善する効果が期待できる内服薬です。
先ほどご紹介した発毛メソセラピーと併用しながら、服薬するのが一般的です。
女性が発症する薄毛の原因はさまざま。クリニックに相談して、適切な治療を受けましょう
本記事では、女性が発症する可能性がある薄毛の症状を、その原因とともに解説しました。
女性が発症する可能性がある薄毛としては、FAGAやびまん性脱毛症、脂漏性脱毛症、牽引性脱毛症など、数多くの種類があります。
症状によって原因は異なりますが、いずれも専門のクリニックに相談し、できるだけ早めに治療を受けることが、改善・完治につながります。
女性専門のクリニックもあるので、少しでも気になる症状があれば、まずは医師の診察を受けましょう。
薄毛の症状が少しでも疑われる場合は、親和クリニックforレディースにご相談ください。
丁寧なカウンセリングを行ったうえで、自毛植毛をはじめとする適切な治療方法をご提案いたします。
医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。
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