自毛植毛後の髪には寿命があるの?生着率を高める方法も解説

「せっかく自毛植毛をしても寿命が来たら髪が抜けてしまうのでは?」
自毛植毛を検討しているものの、このような不安を抱えているためなかなか踏み出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、そもそも自毛植毛後の髪に寿命があるのかどうか?といった観点で、髪の毛の寿命にまつわる基礎知識を解説します。
自毛植毛に興味をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。

一般的な髪の寿命

通常の髪の毛の寿命は、2~6年程度です。
この“寿命”についてより詳しく知るために、髪の毛が生える仕組みについても把握しておきましょう。

髪の毛は、生まれたときからずっと同じ毛が頭に残り続けているわけではありません。
私たちの頭皮では、髪の毛が新たに生成されて成長し、そして自然に抜けていくという周期が繰り返されています。
一本の髪の毛が生成されてから抜けていくまでの一連の流れを“ヘアサイクル”といい、このヘアサイクルを終えるまでの期間が髪の毛の寿命というわけです。

自毛植毛した髪の寿命

自毛植毛を検討されている多くの方が気になるのが、自毛植毛した髪の寿命ではないでしょうか。

まず結論からお伝えすると、自毛植毛した髪に寿命はありません。
強いて言うのであれば、通常の髪と同様に2~6年程度のヘアサイクルがあります。
しかし、このヘアサイクルが終わったからといって、その部位からは二度と髪の毛が生えてこないというわけではないのです。

“自毛植毛”という字面を見ると誤解してしまいがちですが、自毛植毛の施術では、毛が薄い部分に健康な毛を植えるわけではありません。
健康な部位の皮膚の組織ごと移植するため、術後に皮膚が定着したあとは、ほかの部位と変わらずにヘアサイクルが巡り続けます。ほかの部位と変わらないヘアサイクルを巡り続けます。
そのため、「せっかく自毛植毛したのに、寿命がきたので移植した毛が抜けてしまった」というような事態にはならないのです。
植毛した部位も、そうでない部位も、変わらずに2~6年ごとに自然に髪の毛が生え、抜けていくというサイクルが繰り返されていきます。

自毛植毛をされた女性の術後の様子はこちら

人工毛植毛の寿命

自毛植毛のほかに、合成繊維で作られた人工の毛を頭皮に植え付ける“人工毛植毛”という施術方法もあります。
人工毛植毛の場合は植え付けた毛に寿命があり、半年ほどで毛が抜け落ちてしまいます。

人工毛は身体にとっては異物となるため、身体が異物を排除しようとはたらきかけることによって毛が抜けてしまうのです。

寿命の面以外でも、人工毛植毛は炎症のリスクもあるため日本においては推奨されていない傾向にあります。
アメリカでは法律上で禁止されているほどですので、植毛手術をお考えの際は、やはりご自身の身体の一部を使う自毛植毛がおすすめです。

自毛植毛後、一定期間抜け毛が増えるって本当?

自毛植毛を行った部位も、行っていない部位も、2~6年のサイクルで新しい髪の毛が生成され、そして自然に抜けていくというサイクルは変わらずに繰り返されます。
そのため、自毛植毛を行った毛だからといって一定期間しか頭に残らないという、いわゆる“寿命”はありません。

しかし、自毛植毛の施術を行ったあと、一定期間抜け毛が目立つことがあります。
これは自然な現象ですので、抜け毛が目立つからといって施術が失敗したというわけではないためご心配は不要です。

以下でそれぞれの症状について詳しく解説します。

一時的脱落

自毛植毛の手術から1~3か月程度経ったタイミングで、移植したはずの部位から髪の毛が一気に抜けてしまうことがあります。
これを“一時的脱落”といい、自毛植毛の手術後に多くの方に起こる自然な現象です。

なぜ一時的脱落が起きるのかというと、理由は先ほども紹介した“ヘアサイクル”にあります。
自毛植毛で髪の毛を皮膚ごと移植すると、その部位のヘアサイクルがリセットされるため、一度髪の毛が抜け落ちるのです。
一時的脱落が起きたあとは、新たに始まったヘアサイクルでまた髪の毛が生成されていきます。

ショックロス

一時的脱落とはまた別で、自毛植毛を行った部位の周辺に元々生えていた毛が抜けてしまうこともあります。
この現象は“ショックロス”と呼ばれ、自毛植毛を行った人の1~2割程度に起こるとされています。

一時的脱落とショックロスの大きな違いは、毛が抜ける部位です。
一時的脱落では、ヘアサイクルがリセットされることにより、移植した部分の毛だけが抜けます。
対して、ショックロスでは移植した部分そのものではなく、その周辺の毛が抜けるのです。

ショックロスが起こる原因は、実は医学的にはまだ明らかになっていません。
しかし、考えられる原因の一つとして、皮膚が負担を受けることによる肉体的なストレスがあります。

ショックロスが起きた場合も、一時的脱落と同様に少し時間が経てば髪の毛が生えてくるようになります。
不安な場合は医師に事前に相談しておくとよいでしょう。

【関連記事】自毛植毛後のショックロスとは?4つの対処法

自毛植毛を行った毛の生着率を高める方法

自毛植毛の手術によって健康な髪の毛の皮膚の細胞が植え付けられ、髪の毛が生えてくる状態になることを“生着”といいます。

実は、移植した毛がすべて生着するわけではありません。
とはいえ、日本皮膚科学会による「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では自毛植毛による生着率は82.5%と非常に高い数値が発表されています。

この生着率を高めるために、ご自身でもできることはいくつかあります。
以下で紹介するポイントを押さえましょう。

ポイント①信頼できるクリニックで治療する

自毛植毛における生着率は、医師の知識や技術が大きく影響します。
そのため、信頼できるクリニックを選ぶことが薄毛治療の第一歩といえるでしょう。

自毛植毛のクリニックを選ぶ際は、クリニックのホームページで確認できる実績例や口コミはもちろん、以下の要素にも着目することをおすすめします。

自毛植毛のクリニック選びで着目したい部分

  • 薄毛治療に特化している
  • 自毛植毛のベテランの医師が多く在籍している
  • 親身で丁寧な対応を心がけている
  • いろいろな製品や治療プランの営業をあまりかけてこない

特に押さえておきたいのは、薄毛治療に特化している専門性の高いクリニックを選ぶということです。
薄毛治療以外にもさまざまな治療を手掛けているクリニックもありますが、薄毛治療のことは薄毛治療を専門に扱っているクリニックに相談したほうが安心できるでしょう。

親和クリニックforレディースでは最高水準の植毛手術を植毛手術をご提供しております。

ポイント②術後は髪が生着するまで安静に過ごす

薄毛治療の施術後、およそ1週間は頭皮に負担がかからないように過ごすことも大切です。
とはいえ、1週間ずっと横になって過ごす必要はありません。
基本的にはお仕事やお出かけ、家事などは普段どおり行っていただいて問題ないですが、そのうえで頭皮への刺激となることは避けるように意識しましょう。

具体的には、以下の項目を意識することで生着率が高まります。

薄毛治療の施術後1週間は気を付けたいこと

  • 激しい運動を控える
  • 移植した部位を不必要に触らない
  • 頭皮をひっかかない
  • 頭皮を清潔に保つ

上記をみて、
「触ることやひっかくことはNGだから、清潔に保つことはできないのでは?」
と疑問に感じられる方もいらっしゃることでしょう。

確かに、普段シャンプーするような手順で頭皮に力を加えると、植毛した部位に負担がかかってしまいます。
しかし、頭皮を清潔に保たなければ、移植した部位に雑菌が入って化膿してしまう可能性があるのです。
そのため、シャンプーの泡で優しく頭皮全体を押し洗いし、弱いシャワーでゆっくりと流すという頭皮に負担がかからない方法で清潔な状態を保つことが大切です。

自毛植毛後のヘアスタイルを長く維持する方法

自毛植毛で移植した髪の毛に寿命はありませんが、元から生えている毛は時間が経つにつれFAGAやAGAの症状によって薄くなってしまう可能性があります。
せっかく薄毛治療を行ったのですから、これ以上脱毛の症状が出ないように抑えて、自毛植毛によって手に入れたヘアスタイルはできるだけ長く維持したいですよね。

そこで、ここでは自毛植毛後のヘアスタイルの寿命を伸ばすためのポイントを紹介します。

ポイント①生活習慣を整える

髪の毛は身体の一部ですので、身体に良いことは髪や頭皮にとっても良いことです。
そのため、生活習慣を整えて身体を健康な状態にしておくことは、薄毛の防止においてもとても大切です。

十分な睡眠時間の確保やバランスの良い食事、適度な運動といった健康的な生活の基本となる行動はぜひ取り入れましょう。

ポイント②処方薬を適切に服用する

薄毛治療に用いられる育毛剤や発毛剤は、自毛植毛の施術を行ったら不要になるとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自毛植毛後も、髪の毛ができるだけ抜けにくい健康な状態を維持するため、これらの薬は継続して服用していくことが望ましいです。

医師から処方されたものを適切に服用していきましょう。

自毛植毛後も髪の毛は成長サイクルを繰り返すため、自毛植毛の毛に寿命はない

今回は、自毛植毛を施術することによる髪の毛の寿命について解説しました。

自毛植毛で移植した毛は、皮膚の細胞ごと頭皮に定着されているため、一定期間経つと抜けてしまうというような寿命はありません。
通常の髪の毛と同様に、新しい毛が生成され、2~6年程度の周期で抜け落ち、また新しい毛が生成されるというサイクルが繰り返されます。

対して、人工毛植毛では移植した毛に寿命があり、また身体への負担も大きいため、この方法自体が推奨されていません。
薄毛にお悩みの方には、身体への負担が小さく、髪の毛に寿命のない自毛植毛がおすすめです。

また、当院ではヘアライン矯正のご相談も受けて付けております。

女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまで

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。
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