投稿日:2021年4月30日
更新日:2023年11月28日

自毛植毛後のショックロスとは?4つの対処法

Last Updated on 2023年11月28日 by shinwa-ladies.jp

薄毛治療の1つに自毛植毛という方法があります。
自毛植毛はリスクも低いことから人気の高い治療方法ですが、人によっては治療後にショックロスという現象が起きる可能性があります。

そこで本記事では、ショックロスとは一体どのような症状なのか、詳細を対処法とともに解説します。
薄毛にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまでご相談ください

Contents

ショックロスとは

自毛植毛におけるショックロスとは、自毛植毛の手術を行ったあと2週間~4か月くらいの間に、髪の毛を新たに移植した周辺にもともと生えていた毛が抜けてしまう現象です。

ショックロスという言葉から受ける印象が重いため、「毛が生えてこなくなる症状なのでは」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、あくまでも一時的に毛が抜ける症状のため、一定の時期が経つとまた毛が生えてくるようになります。

抜け毛と勘違いをされる場合もありますが、抜け毛は毛周期によって抜ける状態を指します。
そのため、一時的に毛が抜ける症状であるショックロスとは別になります。

ショックロスの原因

結論から申し上げますと、ショックロスの明確な原因は解明されていません。
主な原因として考えられているものでは、自毛植毛の手術によるストレスや、血流の流れの変化、移植した頭皮の周辺で起こる炎症などがあります。

ストレスや頭皮の炎症や血流の流れの変化によって、毛の生え変わる時期である毛周期というサイクルがずれる影響等で毛の一部が抜け、ショックロスが起きると考えられています。

自毛植毛後にショックロスが起きる時期と回復するまでの期間

自毛植毛を行うと必ずショックロスが起きるというわけではなく、またショックロスが起きる時期には個人差があります。
自毛植毛の手術後2週間~4か月頃のタイミングで起きることが多いようです。

同じ人でも、手術を受けるたびにショックロスが起きる時期や抜ける量が変わることもあります。
たとえば1度目の自毛植毛ではほとんどショックロスの症状が見られなかった人でも、2回目では手術後1か月頃から毛の抜け具合が気になり始めるといったこともあり得ます。

いずれにしても、ショックロスの症状が起きる時期は一定の時期に限られ、その時期が過ぎると症状は収まるため、過度な心配は必要ありません。

また、ショックロスによって抜け落ちた毛が回復するまでの期間は約6か月です。
ショックロスの影響で抜ける毛は、薄毛の症状が出てしまっているわけではなく、毛の生え変わるサイクルが早くなっているだけだと考えられています。
そのため、ショックロスが起きてからは、ほかの髪の毛が生え変わる期間と同様の期間が過ぎるとまた髪の毛が生えてくるでしょう。

もし、6か月を超えてもショックロスで抜け落ちた髪の毛が回復する傾向が見られない場合には、ほかの脱毛症の可能性も疑われます。
不安な場合は医師に相談し、適切な治療を受けることがおすすめです。

ショックロス以外の自毛植毛の治療後に毛が抜ける症状

自毛植毛の治療後に、髪の毛が抜け落ちてしまう症状として、ショックロス以外にもう1種類「一時的脱落」というものがあります。

ショックロスと一時的脱落の違いは、毛が抜ける場所です。
ショックロスは移植した箇所の周辺にもとから生えている毛が抜ける症状ですが、一時的脱落は移植した毛が抜け落ちてしまう症状です。

「植毛した毛が抜けてしまった」と思われる方もいらっしゃいますが、移植した毛が完全に抜けているわけではありませんのでご安心ください。
移植毛は、移植するために頭皮から採取し、血流が一時的に阻害されます。移植部に植え、戻すことにより血流が再開しますが、一度阻害されたことによりヘアサイクルがリセットされます。毛周期が休止期となったものは、抜けやすくなる傾向にあり、一時的に脱落します。

しかし髪の毛を作り出す毛包組織は、頭皮に定着しており、そこから新しい毛を新たに作り出します。

抜けた毛がショックロスか一時的脱落によるものかを見分ける方法

ショックロスと一時的脱落はどちらも毛が抜ける症状ですが、どちらが原因で抜けたのかをある程度見分ける方法があります。
その方法とは、抜けた毛の長さを確認することです。

自毛植毛では、後頭部の毛を刈り上げてから移植を行います。
そのため、もし抜けた毛が短ければ移植した毛が抜ける一時的脱落の可能性が高く、長ければ移植した箇所の周辺が抜けるショックロスの可能性が高いです。

この方法は移植した周辺の毛の長さが移植した毛と同じ場合には見分けがつかないため、
医師に相談することで適切な処置が受けられます。

自毛植毛後のショックロスを防ぐ3つの方法

ショックロスは明確な原因が解明されていないため確実な予防法はありませんが、ショックロスが起きてしまう可能性をある程度軽減、予防できる方法は主に3つあります。
事前にその方法を把握してから自毛植毛を検討しましょう。

方法①ミノキシジルが配合された薬を使う

自毛植毛の手術とあわせてミノキシジルが配合された薬を使うことで、ショックロスになる可能性をある程度軽減、予防が可能です。

ミノキシジルとは、薄毛治療に多く用いられる薬に含まれている成分です。
頭皮の血行をよくする働きがあり、栄養が毛に届きやすくなるため発毛を促す効果が見込まれます。

また、ミノキシジルは市販薬としても入手することは可能ですが、本来はショックロスを予防することを目的としているわけではありません。
そのため、自己判断で使用せずに、ショックロスが不安な場合はまずは医師に相談をしましょう。

方法②複数回に分けて手術を行う場合は期間を空ける

自毛植毛の手術は、一度にまとめて行わずに数回に分けて行う場合もあります。
数回に分けて行う場合は、ショックロスを予防するために2回目の植毛までに最低でも6か月以上の期間を空けるとよいです。

その理由は、期間を空けることで頭皮の環境が安定するためです。
6か月程度の期間を空けることで1度目の自毛植毛で移植した髪が定着し、炎症も収まっている状態になります。
もし、髪がまだ定着しておらず炎症も収まっていない状態で2度目の自毛植毛を行うと、頭皮にさらに負荷がかかり、ショックロスが起きる可能性が高くなります。

ショックロスをなるべく避けたい方は、クリニックに相談して頭皮の状況を確認してもらい、自毛植毛の治療を受けても問題はないのかを確認するほうがよいでしょう。

方法③自毛植毛後の行動に気を付ける

自毛植毛の治療後は頭皮がダメージを受けているため、頭皮に悪影響を与える行動をすることでショックロスの可能性が高まる場合もあります。

特に、シャンプーを行う際には注意が必要です。
シャンプーは術後の翌日から行うことができますが、強く擦って洗うと頭皮に負荷をかけてしまいます。
術後1週間は、直接患部には触れずに泡だけで洗い、1週間を過ぎたら指の腹を使い、しっかり髪を洗いましょう。

また、ストレスもショックロスを引き起こす原因の1つと考えられています。
自毛植毛の手術後はなるべくストレスを溜め込まないよう、気分転換を行うとよいとされています。
ただし、無理な運動をしてしまうとかえってストレスがたまり、悪影響となる場合もあるため注意が必要です。

ショックロスが起きた際の4つの対処法

ショックロスのリスクをある程度軽減、予防できる方法を紹介しましたが、気を付けていてもショックロスが起きてしまう場合もあります。
そこで、ここではショックロスが起きた際の主な対処法を4つ紹介します。

対処法①帽子やかつらをかぶる

ショックロスが起きた場合には、帽子やかつらをかぶることで毛が抜けた箇所を隠すことができます。

また季節によっては紫外線が強くなり、紫外線を受けることで毛や頭皮はダメージを受けます。
そのため、帽子やかつらをかぶることで毛や頭皮を紫外線から守ってくれる効果も期待できるため、おすすめです。

ショックロスは人によって抜ける毛の量も異なるため、目立つ場合には帽子をかぶって症状が落ち着くまで待ちましょう。

対処法②ケラチンパウダーを使う

ショックロスの影響で髪が薄くなった箇所にケラチンパウンダーを振りかけることで、髪の薄さを隠すことができます。
ケラチンパウダーとは、ケラチンとよばれる、髪の毛の生成に必要な成分が配合された、粉末状のパウダーのことです。

ケラチンパウダーは人工的な繊維で出来ていることから、人によっては頭皮がかぶれることがあるため、特に肌が弱い人が使う場合には注意が必要です。

先ほど紹介した帽子やかつらとケラチンパウダーを比較して検討するとよいでしょう。

対処法③ミノキシジルの外用薬を使う

ショックロスは、頭皮の血流不足が原因によって起こる場合もあります。
ミノキシジルには、頭皮に塗布することで血管を拡張する働きがあるため、血流不足を解消する効果が期待できます。

ミノキシジルの外用薬の使用を希望する場合は、医師に相談することで処方してもらうことが可能です。

【関連記事】
【女性の薄毛治療】ミノキシジルの効果とは?副作用や使用時の注意点

対処法④医師に相談する

自毛植毛後に毛が抜けたとしても、ショックロスによるものなのかを個人で特定をすることが難しい場合もあります。
一方医師はプロであり、今までに多くのショックロスで悩んでいる患者を診察しています。

医師に相談をすることでその人にあった改善方法を提案してもらえるため、気になる場合は相談しましょう。

親和クリニックforレディースでは、術後のアフターケアまで徹底して行っております。

親和クリニックについて

科学的根拠×技術力=最高水準の植毛治療

親和クリニックが大事にしていることは、安全で確実な結果を残す治療、すなわち科学的根拠を踏まえた植毛手術の提供です。
薄毛治療の選択肢は多岐にわたります。その中でも当院では、患者さま一人ひとりの心身のご負担を最小限に、効果を最大限に感じられる治療を提供する為には、科学的なエビデンスに基づくことが第一と考え、治療効果の検証と改善を続けております。
また、患者さまに治療について安心、信頼していただくためには、科学的根拠に基づいた治療をいつでも提供できる実績が不可欠です。このため、当院の全スタッフは知識と技術力を高めるために日々研鑽を重ねております。

親和クリニックが選ばれる理由

刈り上げない治療方法を確立

従来の自毛植毛では、移植元となる後頭部の髪を採取しやすいようにバリカンで短く刈り上げるのが一般的です。

しかし当院では、移植元を刈り上げない治療方法を確立しているので、施術後も周囲に自毛植毛をしたことがバレにくくなります。

刈り上げない自毛植毛 NC-MIRAI法

高度な技術で理想通りの植毛を実現

親和クリニックforレディースでは、自毛植毛を行う際に一切メスを使わず、医療器具メーカーと共同開発した、超極細のマイクロパンチブレードを用いて施術を行います。

さらに高度な技術をもった医師が、状態の良い移植株を見極め、一本一本生え癖を考慮し丁寧に移植株を採取するため、ご希望のデザインに合わせて植毛ホールを作成することが出来ます。

こだわりの器具×高度な技術を持った医師による精密な手作業が、満足感のある仕上がりを実現します。

痛みや腫れが出にくい、丁寧な施術

植毛ホールの作成に使用するパンチブレードは、世界最小級の0.63mm~0.65mmを使用。

メスを使う従来の手術に比べ、術後の腫れや痛みがほとんど出にくくなります。

手術時にも、患者様の体質に合わせて細かく調整した麻酔をかけることで、痛みに最大限配慮し体への負担を減らします。

生着率が高く、植毛した髪がしっかりと生えてくる

当院の施術では、医師×複数の看護師によるチーム医療によって、時間をかけず一気に植毛治療を行います。

そのため、頭皮に負荷がかからず植毛したほとんどの毛が生着し、理想通りの自毛植毛を成功させることが期待できます。

徹底したホスピタリティで皆様をお迎えいたします

当院では、皆様のご不安に徹底的に寄り添います。医師による診察では、自毛植毛のデメリットを隠すことなく、ご納得頂けるまで説明いたします。

また悪質な勧誘等は一切行いません。

皆様が安心して自毛植毛を受けてただけるよう、全力でサポートいたします。

親和クリニックが選ばれる理由

親和クリニックで施術を行った方の症例

 

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50代 女性
移植株数:1,000株 費用:¥2,520,000(税込)

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親和クリニックの医師・カウンセラーへのインタビュー

親和クリニックで勤務する医師とカウンセラーへ、普段の業務内容や親和クリニックの特徴について、インタビューを実施いたしました。

親和クリニック 医師 水村奈央

女性は「美」への意識が高いので、仕上がりにも強いこだわりをお持ちの方が多くおられます。
患者様のご希望に添えられるように、自毛植毛のメリットだけではなく、注意しておきたいポイントや、仕上がりのイメージなどをしっかりとご説明できるように心がけています。
自毛植毛手術を受けた患者様から「思っていたイメージと違う」と思われては、施術する意味がありませんからね。

よくあるケースを紹介させていただくと、後頭部に生えている太い髪の毛を、細い髪の毛が生えているおでこの生え際に移植すると、髪の毛の太さに違いがでることがあります。
患者様によっては「違和感がある」といわれる方もおられるんですね。
そのようなときは、あらかじめ「ここに太い毛を移植すると違和感がでるかもしれません」「違和感を減らすのであれば、この部分の移植をおすすめします」とお伝えします。

自毛植毛は、患者様の一生にかかわってくる手術です。
1年でも2年でも、時間をかけていただいて構わないので、治療を受けるかどうかをじっくりお考えいただければと思います。

わたしは、医師というものは、常に患者様のことを第一に考え、患者様が抱えるお悩みを解決するために全力を尽くすものだと考えています。
わたしどもの治療で患者様のお悩みが解消されるだけでなく、美容や人生のサポートができれば、これほどの喜びはありません。

親和クリニック 水村医師へのインタビューはこちら

親和クリニック カウンセラー 溝口

わたしの仕事は、患者様の相談役です。
初めてご来院されてから、手術の一年後まで、サポートさせていただいております。

毎日、さまざまな患者様がご来院し、一日のカウンセリングはだいたい2~3名ほど。
初回のカウンセリングでは、まずヒアリングを行います。
これは、患者様がどのようなことで悩んでいらっしゃるのか、また、治療を通じてどのようなゴールを迎えたいのかをわたくしどもが把握するためです。
患者様のお悩みやご希望を伺ったうえで、適切な治療内容をご提案します。

当院にご相談に来られる方は、いま、このページをご覧になられている皆さんと同じようなお悩みを抱えられている方がほとんどです。
少しでも薄毛のお悩みがあるようであれば、わたくしどもが全力でサポートいたします。

自毛植毛の手術を受けていただければ、一年後には、きっと笑顔で過ごされているでしょう。
毎日悩むよりも、一度ご相談に来ていただくほうが絶対に安心です。
まずはわたしたちに、お悩みをお聞かせください。

親和クリニック カウンセラー 溝口さんへのインタビューはこちら

自毛植毛におけるショックロスには医師への相談がおすすめ

いかがでしたでしょうか?

ショックロスとは、自毛植毛の手術で移植した周辺にもともと生えていた毛が抜けてしまう現象です。
ショックロスと聞くと一生生えてこないのではと不安になるかもしれませんが、一般的には6か月程度経つと髪の毛がまた生えてくるようになります。

ショックロスを根本から改善したい場合は、医師に相談し対処法を考えてもらうことがおすすめです。

親和クリニックforレディースでは、自毛植毛後のアフターケアも徹底して行っています。
「自毛植毛に興味はあるけど副作用が心配」という方はまずはお問い合わせください。

また、当院ではヘアライン矯正のご相談も受けて付けております。

女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまで

音田正光

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。

部位・目的別 自毛植毛

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