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投稿日:2022年2月24日
更新日:2024年11月27日

自毛植毛後の髪の毛の寿命は何年?生着率を高める方法も紹介

「自毛植毛の治療を受けても、髪の毛の寿命がきたら抜けてしまうのかな」と不安に感じ、治療をためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
薄毛治療を本格的に始める前に、自毛植毛への理解を深めておきたいところです。

そこで本記事では、自毛植毛後の髪の毛の寿命はどのくらいなのかという疑問にお答えします。
髪の毛のお悩みを解決して、より充実した日々を過ごしたい方はぜひご一読ください。

女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまでご相談ください

一般的な髪の毛と自毛植毛した髪の毛の寿命

薄毛治療を受けるうえで、「植毛後の髪の毛がどのくらい長持ちするのか」「治療したのに、すぐ抜けることはないのか」と疑問を持たれているかもしれません。

自毛植毛した髪の毛の寿命は、5~7年程度です。
髪の毛が新たに生成されてから、自然に抜けていくまでの一連の流れを“ヘアサイクル”といいますが、このヘアサイクルを終えるまでの期間が髪の毛の寿命とイコールになります。

自毛植毛の手術では、健康な頭皮の組織を薄毛が気になる部分に移植し、術後に組織が定着すれば、健康な髪の毛が生えてきます。その後、寿命で一度抜けてしまっても、また生えてくるというヘアサイクルを繰り返すため、「せっかく自毛植毛したのに、移植した髪の毛が寿命を迎えたらすべて抜けてしまった」といった事態にはならず、安心して治療を受けられます。

では、自毛植毛に対し、人工毛植毛した髪の毛はどうかといえば、半年程度で抜け落ちてしまうことがほとんどです。
人工毛植毛では、合成繊維でつくられた人工毛を頭皮に植えつけますが、この人工毛が身体に異物と判断され、排除されてしまうためです。

寿命の面以外でも、人工毛植毛には炎症を起こすリスクがあるため、植毛手術を受けるのであれば、術後の安全性の面からも自毛植毛を検討することをおすすめします。

自毛植毛の手術後に抜け毛が増える原因

自毛植毛の治療を受けたあと、一定期間抜け毛が目立つ場合があります。
「手術後に髪の毛が抜けるのは不安……」と思われるかもしれませんが、これは自然な現象であり、施術の失敗を意味するわけではないためご安心ください。

ここでは、自毛植毛の手術後に抜け毛が増える2つの原因を紹介します。

原因①ショックロス

自毛植毛の手術後に抜け毛が増える原因としてまず挙げられるのは、ショックロスです。

ショックロスとは、頭皮の組織を移植した周辺にもともと生えていた髪の毛が、抜けてしまう現象のことです。
自毛植毛の手術を受けてから、2週間~4か月後までに現れる可能性があります。

ショックロスが起こる明確な原因は、まだわかっていません。
ただ、手術によるストレスや血液の流れの変化、移植した頭皮の周辺で起こる炎症などが原因ではないかと考えられています。

いずれの原因であっても、ショックロスはあくまでも一過性の症状であり、一定期間が経つと、髪の毛が生えてくるようになるのでご安心ください。

原因②一時的脱落

自毛植毛の手術から1~3か月程度経ったタイミングで起こる、一時的脱落によっても、抜け毛が増える場合があります。

ショックロスとの違いは、髪の毛が抜ける部位です。
一時的脱落では、頭皮の組織を移植した周辺ではなく、移植した部位そのものから、髪の毛が一気に抜け落ちてしまいます。
髪の毛が自然に抜け落ちるのは、自毛植毛の手術で移植した部位のヘアサイクルが一度リセットされるからです。

一時的脱落が起きたあとは、リセットされたヘアサイクルで新しい髪の毛が生成されます。
そのため、ショックロスと同様に少し時間が経てば髪の毛が生えてくるので、過度な心配は必要ありません。
どうしても不安な場合は、医師に事前に相談のうえ、抜け毛への対処法を聞いておくとよいでしょう。

自毛植毛した髪の毛の生着率を高める方法

自毛植毛の手術で健康な髪の毛の組織を頭皮に移植したあと、髪の毛が生えてくる状態になることを“生着”といいます。
日本皮膚科学会が発表した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」によると、自毛植毛による生着率は82.5%以上と、非常に高い数値であることがわかっています。

とはいえ、生着率は治療したクリニックの技量で大きく変わりますし、治療後の行動にも左右されるのは事実です。
そこでここからは、自毛植毛した髪の毛の生着率を高めるために押さえておきたい、2つのポイントを紹介していきますので、ぜひ参考になさってください。

参照元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版 P9」

ポイント①信頼できるクリニックで治療する

自毛植毛における生着率は、医師の知識や技術、経験によって差が出るため、信頼できるクリニックを選ぶことが何よりも重要です。
選定時には、以下の項目を中心にチェックしてみてください。

【自毛植毛の治療を受けるクリニックを選ぶ際に着目したい項目】

  • 薄毛治療に特化しているか
  • 自毛植毛のベテランの医師が多く在籍しているか
  • 公式ホームページに症例が掲載されているか
  • クリニックで治療を受けた方の口コミが良いか
  • 親身で丁寧に対応してもらえるか
  • カウンセリングの際に治療プランの営業をされないか

まず押さえておきたいのが、薄毛治療に特化している専門性の高いクリニックを選ぶという点です。
薄毛治療専門のクリニックであれば、医師の知識や技術のレベルが高く、治療の効果を実感できるはずです。

自毛植毛の治療を経てなりたい髪の毛のスタイルがあるなら、公式ホームページの症例を確認したり、これまでに治療を受けた方の口コミを調べてみたりするのもよいでしょう。

また、カウンセリング予約時・来院時のスタッフの対応や、カウンセリングの際の治療プランの提案によっても、クリニックの雰囲気やご自身との相性を判断することができます。

ポイント②術後は髪の毛が生着するまで安静にして過ごす

自毛植毛の手術から1週間程度は、頭皮に負担がかからないように過ごすことも、髪の毛の生着率を高めるためには大切です。

基本的に、仕事や家事、買い物などは普段通り行えますが、それ以外の頭皮への刺激になる行動は避ける必要があります。
具体的には、次の項目を意識することで髪の毛の生着率が高まります。

自毛植毛の術後1週間程度は気をつけたいこと

  • 激しい運動を控える
  • 植毛した部位を不必要に触らない
  • 頭皮をひっかかない
  • 頭皮を清潔に保つ

上記の項目を読んで、「頭皮を触ったりひっかいたりしてはいけないのなら、清潔に保てないのでは」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

たしかに、シャンプーするたびにゴシゴシと強い力で頭皮をこすると、植毛した部位に負担がかかってしまいます。
頭皮に負担をかけずに汚れを落とすには、シャンプーの泡で頭皮全体を優しく押し洗いして、弱めのシャワーで洗い残しがないようにゆっくりとすすぎましょう。
そうすることで、頭皮を清潔に保ちつつ、自毛植毛した髪の毛の生着率を高めることができます。

自毛植毛は痛い?施術後に起こりうる症状も紹介

自毛植毛後のヘアスタイルを長く維持する方法

先述したように、自毛植毛した髪の毛は、一般的な髪の毛と同じように何度でも生え変わってきます。
しかし、FAGAをはじめとする脱毛症の症状によって、もともと生えている髪の毛が薄くなってしまう可能性はあります。

せっかく薄毛治療を受けたのですから、脱毛症の症状がこれ以上出ないように工夫して、自毛植毛によって手に入れたヘアスタイルを保ちたいところです。
ここからは、自毛植毛後のヘアスタイルを長く維持するためのポイントを紹介します。
日常生活で取り組めるものばかりなので、ぜひお試しください。

ポイント①生活習慣を整える

自毛植毛後のヘアスタイルを長く維持するためには、まず生活習慣を整えましょう。
正しい生活習慣によって、身体の状態を健やかに保つことができれば、身体の一部である髪の毛にも良い影響を与えられるからです。

髪の毛と頭皮を修復し、発毛を促す効果がある成長ホルモンは、眠りが深いときに分泌されます。
そのためには、十分な睡眠時間を確保したうえで、質の良い睡眠をとることが大切です。
睡眠の質を高めるために、寝る前のスマートフォンの使用や激しい運動は控え、寝具にもこだわりたいところです。

また、過度なストレスは自律神経を乱し、薄毛の原因となるおそれがあるため、ウォーキングやストレッチなどの運動を取り入れて、リラックス効果を高めるのもよいでしょう。
運動習慣をつけるのが難しい場合でも、エスカレーターやエレベーターに頼らず、なるべく階段を使用するといったように、できることから始めてみてください。

ポイント②髪の毛に良い栄養素を摂取する

毎日3食しっかりと食べることは基本ですが、そのうえで髪の毛に良い栄養素を摂取することも、自毛植毛後のヘアスタイルの維持には欠かせません。
以下の表に、髪の毛の成長に関わる栄養素と、その栄養素が含まれている食材をまとめたので、日々の食事に取り入れてみてください。

【髪の毛の成長に関わる栄養素が含まれる食材】

栄養素 食材
たんぱく質 肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品
メチオニン 肉類、魚介類、大豆製品、乳製品
亜鉛 牛肉、豚レバー、牡蠣、カシューナッツ
ビタミンB6 牛レバー、まぐろ(赤身)、ピスタチオ
ビタミンE アーモンド、ドライトマト、モロヘイヤ
鉄分 豚レバー、しじみ、小松菜、豆乳

髪の毛の主成分であるたんぱく質はもちろん、メチオニンというたんぱく質をつくるのに必要なアミノ酸も体内で合成できないため、積極的に摂取しましょう。

また、髪の毛の成長に効果的な栄養素がある一方で、薄毛の原因になりうる食べ物も存在します。

【薄毛の原因になりうる食べ物】

  • 大量の糖質が含まれているもの
  • 大量の塩分が含まれているもの
  • 脂っこいもの
  • カフェインが多く含まれているもの

これらの食べ物を食べたからといって、必ず薄毛になるというわけではありませんが、薄毛の再発を防ぐためにもできるだけ控えることが望ましいです。

女性の薄毛対策におすすめの食べ物や飲み物とは?

自毛植毛をお考えの方は、「親和クリニック for レディース」までご相談ください

「薄毛の症状が気になるけど、どこに相談しよう」「自毛植毛の治療を受けるべきか迷う……」と思われていませんか?

もし、自毛植毛を検討されているなら、親和クリニック for レディースにぜひ一度お越しください。
薄毛治療専門のクリニックである当院では、髪の毛のお悩みを解決するために、さまざまな取り組みを行っております。

【親和クリニック for レディースの取り組み】

  • 高度な自毛植毛の技術によって理想のヘアスタイルに導く
  • 先進的な施術で痛みや腫れを最小限に抑える
  • 高い生着率によって植毛した髪の毛がしっかりと生える
  • 刈り上げない自毛植毛、かつ大量の植毛も行える
  • 徹底したホスピタリティで安心を提供する

当院の自毛植毛には、超極細の穴を開けて手術を行う術式があります。
この方法により、痛みや腫れを抑えたうえで、自然で美しいヘアスタイルに仕上げることが可能です。

カウンセリングでは、専門のカウンセラーが自毛植毛の概要をご説明し、診察では、医師が施術のデメリットも含めて正直にお伝えします。
患者様が安心して自毛植毛を受けていただけるよう、最後までサポートいたします。

【親和クリニック 医師】藤井千明

自毛植毛を受けたエピソードや、患者様と接する際に気をつけていることなどを、親和クリニックに勤務している藤井千明医師にインタビューしました。
その内容の一部をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
※「」内がご本人へのインタビュー部分

藤井千明医師は、自身も自毛植毛を受けた経験から、患者様の心情に寄り添える医師として仕事に取り組んでいます。
「手術後にショックロスが起きてしまった患者様には、自らの体験に基づいてともに不安に向き合って共感し、励ましの言葉をかけるなど、心のケアに努めています。
また、診察の際に大切にしていることは『ショックロスによって思っている以上に、術後に髪の毛が抜けます』と患者様にお伝えし、自毛植毛のデメリットもご理解いただくことです。
事前にしっかりと説明することで、納得したうえで治療を受けていただき、いざというときのサポートが全力でできています。」

このほかにもインタビュー本編では、親和クリニックで働くことになったきっかけや、自毛植毛の魅力なども伺っています。

藤井千明医師のインタビューはこちら

【親和クリニック カウンセラー】溝口

親和クリニックのカウンセラー・溝口さんには、普段の仕事内容や、カウンセリング時に気をつけていることなどを伺いました。
内容を一部抜粋してお届けします。
※「」内がご本人へのインタビュー部分

溝口さんは、患者様の相談役として、初回の来院から手術の1年後までサポートを行っています。
「私が担当しているのは、初回のカウンセリングでのヒアリングや治療内容の提案、術後のアフターフォローなどです。
カウンセリングの際は、わかりやすい説明のために専門用語をできるだけ使わないことや、患者様からお悩みを話していただけるような雰囲気づくりなどを意識しています。」

上記以外にも、カウンセラーとしての喜びや、親和クリニックならではの自毛植毛の良さなどをインタビューしています。
インタビュー本編をお読みいただければ、薄毛治療のイメージがきっと変わるはずです。

溝口カウンセラーのインタビューはこちら

術後はヘアサイクルが繰り返されるため、自毛植毛した髪の毛に寿命はない

本記事では、自毛植毛後の髪の毛の寿命はどのくらいなのかという疑問にお答えしました。

自毛植毛した髪の毛は、頭皮の組織ごと移植しているので、一定期間経つと抜けてなくなってしまうという意味での寿命はありません。

しかし、髪の毛の生着率を高めるためには、信頼できるクリニックで治療を受けることが何よりも大切です。
薄毛治療専門のクリニックのなかから、治療実績や口コミ、カウンセリング時の対応などが良いところを選ぶことをおすすめします。

薄毛の症状が少しでも疑われる場合は、親和クリニックforレディースにご相談ください。
カウンセリングで、自毛植毛の寿命に関する内容も含め、患者様の不安や疑問をお伺いいたします。

音田正光

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。

部位・目的別 自毛植毛

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