投稿日:2020年2月21日
更新日:2024年4月26日

フェイスリフトなどの傷跡にも効果的な自毛植毛

Last Updated on 2024年4月26日 by shinwa-ladies.jp

薄毛というと「男性の抱える悩み」というイメージが強いですが、女性においても悩みを抱えている方は多く、ケガによる薄毛などその理由・原因は様々です。

最近では女性の薄毛に関しても、クリニックなど治療できる場所が増えています。特に自毛植毛には、ただ単に薄毛を改善させるメリットだけでなく、様々なメリットが存在するので人気です。
ここでは自毛植毛にどういったメリットがあるのかをご紹介します。

女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまでご相談ください

従来の傷跡を目立たなくさせる方法

ヤケドをはじめ何らかのケガ、手術などによって、頭部に無毛になってしまった部分がある方がいます。そういった傷跡を目立たなくさせる方法として、従来の形成外科領域においては、傷跡を縫い縮めることによって目立たなくさせるという方法がメインで行われてきました。

しかし、この縫い縮めるという方法で傷跡を目立たなくさせるというのは非常に難しく、仮に傷跡を小さくすることができたとしても、また別の新たな問題が生じる事が少なくありませんでした。

その問題というのが、毛の流れが左右に分かれてしまう事です。髪の分け目部分ができることで、せっかく傷跡を小さくしても、逆に傷跡が目立ってしまうのです。特に縦の傷の場合においては、皮膚を寄せた傷跡を境に不自然な分け目ができるので、気になる傷跡が非常に目立ちやすくなってしまいます。つまり、目立たなくさせるために行った治療によって、かえって傷跡を目立たせてしまったり、頭部に不自然な髪の分け目を作ってしまったりなど、逆の結果を招くリスクがあるということです。

また、この縫い縮めるという方法は、限定された傷跡にのみ、対応可能な方法となっています。傷跡があまりにも大きい場合や頭部全体に傷跡があるという場合には、縫い縮める頭皮が足りないので、皮膚を寄せるという方法そのものが取れないというケースもあります。

これらの問題から、傷跡を目立たなくさせる方法として、自毛植毛による対処方法が主流になってきています。自毛植毛は、事前のカウンセリングで、毛の密度や流れなどをしっかりと判断した上で行えるので、その点もしっかり考慮して手術を受けることができます。

自毛植毛はフェイスリフトなどの美容手術の傷にも効果的

フェイスリフトという美容外科の手術があります。これは顔の皮膚を上に引っ張り上げ、たるんだ余分な皮膚を切除することでハリを持たせ、頬のたるみや深いシワ(ほうれい線)、下ぶくれを解消し、フェイスラインをスッキリと若々しく見せる手術です。フェイスリフトの縫合は側頭部やこめかみの部分など髪の毛で隠れる部分で行うので、傷跡は目立ちにくいとされています。

しかし、傷のある箇所がちょうどもみあげ個所あたりにきている場合などは、程度の差こそあれ、不自然に見えてしまう場合があります。しかも弊害として顔が大きく見えるというデメリットもあります。さらに、年齢を重ねて髪が細くなってくると、髪の毛で隠していた傷跡が目立つようになる場合があります。

こういった美容手術の傷跡にも、自毛植毛を行うことが可能です。むしろ部分移植になるフェイスリフトの手術傷のカバーには、自毛植毛は効果的な治療法です。もみあげの再生にもなりますので、不自然さも解消できます。自毛植毛を行うことによって一時的に植毛による傷(かさぶた)が生じてしまいますが、半年後には自分の髪が生るので、髪によってすぐに傷は目立たなくなっていきます。

フェイスリフト手術とセットで、自毛植毛を考えたいところですが、フェイスリフトの手術から自毛植毛を受けるまでの期間については、少なくとも3ヶ月程度の期間を空けてから自毛植毛を受けるのが理想です。3ヶ月以上空けたほうが良い理由は、フェイスリフト手術直後に移植すると、定着しづらく脱毛が起こってしまう場合があるからです。

フェイスリフトの傷に自毛植毛を行う際の流れ

フェイスリフトによって生じてしまった傷に、自毛植毛を行う際の流れをご説明します。

まずは、自毛植毛を行っているクリニックに行き、カウンセリングや自毛植毛の内容についての説明を受けます。自毛植毛とひとくちに言っても、いくつかの手術種類(手法)が存在していますので、どういった方法で自毛植毛を行うのが自分にとってベストなのかを、医師と相談する必要があるのです。

フェイスリフトによる傷の場合は、FUE法というメスを使わない自毛植毛法を用いる事が多いようです。FUE法は身体へのダメージが小さいので、女性にも支持されている施術法です。メスを使う手術と違い、パンチを使う事で傷が小さくなりますので、傷みも少なくなります。

FUE法の場合は移植する毛の採取にメスを使いませんが、メスを使う手術の場合は、生えている部分から毛を採取する際に、皮膚ごと毛を採取していきます。皮膚ごと採取するこの方法では、手術後に傷が残ることになります。せっかく傷を隠すために自毛植毛を受けるのであれば、新たな傷を作るこの施術方法はオススメできません。少量移植の場合には、メスを使わず「パンチ」という器具を使い、毛根ごと毛をくりぬいて採取するFUE法が選ばれることが多いのはこのためです。

施術方法やどの程度植毛するのかなどを決めたら、次は手術日の日程などを決めていきます。自毛植毛は、安定剤を使用した上で局所麻酔を行いますので、痛みを感じることはほぼありません。日帰り手術で、手術当日も自宅に帰れることがほとんどです。

FUE法での手術では、採取した毛をフェイスリフトの傷跡の周囲に、毛根を埋め込むための小さな穴やスリットをつけて移植していきます。自毛植毛では、この作業で毛根をいかに傷つけることなく、早く移植できるかが重要になります。元気な毛根を移植できればできるほど定着率があがりますので、医師の技術力が必要不可欠です。スピーディーで丁寧な移植ができるクリニックを探しましょう。

なおFUE法では、採取の際にくり抜いた傷も小さいため回復が早く、自然に塞がっていきます。もみあげ用の少量の採取であれば、髪の毛で隠れる範囲で済みますので、小さな傷跡も目立つことはありません。

自毛植毛は人工毛植毛後の手術痕にも効果的

植毛には自毛植毛以外にも人工毛植毛という方法もあります。自毛植毛は自分の髪を薄い部分に植毛するという方法ですが、人工毛植毛は、人工の化学繊維で作られた人工毛を植毛します。人工毛は自毛移植に比べ、格段に低価格で治療を受けることができます。

しかし安価に行える反面、異物を頭皮に植えることになるので、拒絶反応が出てしまったり、傷口が膿んで感染症を起こしてしまったりなどの合併症のリスクが生じます。また、自毛植毛では抜け毛があっても新たに髪が生えてきますが、人工毛はそうはいきません。脱落してしまった分の毛を、定期的に補充する必要があるので、その都度費用がかかります。人工毛植毛は、メンテナンス手術が何度も必要になるため、結果的に費用がかさんでしまうというデメリットがあります。この負のスパイラルから抜け出すために、改めて自毛植毛を検討することもあるようです。

ここで気になるのが、人工毛植毛をした後の手術痕に、自毛を移植する事ができるのかという点です。結論から言うと、人工毛による感染症が発症していなければ可能です。まずは、一度植えた人工毛を抜き、抜いた場所に自毛植毛を行っていきます。

感染症がある場合には、そのままでは自毛植毛することはできません。まずは全ての人工毛を抜き、抗生剤の服用を行って炎症を治療しなくてはいけません。これが完治した後であれば、自毛植毛が可能になります。

人工毛を抜いてから植毛をするまでの期間は、以前は6ヶ月以上空けてからとされていましたが、現在では最短1ヶ月程度から行うことが可能です。人工毛を残したいという場合は、感染症がなければ、人工毛の隙間に自毛植毛をするということもできます。ただ、人工毛はそのうち抜けてしまい自毛植毛の効果を感じることができないケースもあるので、なるべく抜いてから植毛するというのが基本です。

自毛植毛はやけどの傷跡にも効果的

頭部やけどの傷跡や、先天性の傷などによって無毛・薄毛になってしまっているケースもあると思いますが、その傷にも自毛植毛は効果が期待できます。

ただし、いわゆる男性型脱毛症と比べ、傷跡への自毛植毛は慎重に判断する必要があるのも事実です。やけど傷の場合、その皮膚組織自体の血行が悪くなっている場合があり、移植した毛の定着率が低くい場合が多いのです。これにより、一度に高密度植毛を行うことが難しく、複数回に渡って自毛植毛を行う必要があります。

定着しにくい皮膚組織に自毛を移植した際、きちんと成功するかというのは、テスト植毛によって事前に確認することができます。テスト植毛の結果、自毛植毛してもしっかりと定着する可能性が高いと判断された場合には、正式に自毛植毛の治療を始めていきます。

やけどの傷跡への自毛植毛の場合には、複数回の手術が必要になるケースが多いようです。それは、やけどや先天性の傷の場合、その部分だけがダメージを受けており、傷跡の周囲は髪の毛の密度が濃いというケースが多くみられるためです。移植した毛の密度が薄いと、見た目に違和感が出てしまい、目立ってしまう事があります。そのため、周囲の髪とのギャップ(密度差)を無くすために、複数回に分けて自毛植毛をすることで、周りとの密度を徐々に同じ状態へと調整していく必要があるのです。

傷跡は大きくても自毛植毛は可能?

「傷跡が大きいため自毛植毛ができないのではないか」と気にする女性もいますが、傷跡が大きくても自毛植毛が可能なケースは多くあります。傷跡が大きいケースにおいては、大きく分けて2種類の選択を行っていきます。

一つ目の方法は、まず初めに傷跡を縫い縮めて、その後に自毛植毛を行うという方法です。ある程度縫い縮めて傷跡を小さくしてから、その小さくなった傷跡の部分に自毛植毛を行います。この方法では移植するドナーの量が少なくて済むというメリットがありますが、縫い縮めを繰り返してしまうことによって頭皮に余裕がなくなってしまう可能性も出てきます。頭皮に余裕がなくなってしまうと、比較的価格が安い、メスを使うタイプの自毛植毛法は行えなくなります。

もう一つの方法は、最初から自毛植毛に絞って、治療を行う方法です。縫い縮めるという方法を挟まないので、ドナーを採取しやく、FUE法(メスを使わない自毛植毛)も、FUT法(メスを使う自毛植毛)も選択することができます。また、縫い縮める手術を経てからの自毛植毛治療よりも、高密度に自毛植毛することが可能になるというメリットもあります。ただし、高密度の自毛植毛が可能と言っても、傷跡の部分は皮膚組織の血行が悪くなっていたりするケースも多いので、事前にテスト植毛などを行って、自毛植毛が可能かどうか判断することが必要です。

傷跡への自毛植毛は、通常の植毛より時間がかかったり、ポッピング(皮膚の表面/移植株が持ち上がる事で、移植株が乾燥して死滅してしまう事)が起こりやすいので、その辺りにも注意が必要になります。信頼できるクリニックを見つけて、医師としっかり相談してから行うようにしましょう。

親和クリニックについて

当院が大事にしていることは、安全で確実な結果を残す治療、すなわち科学的根拠を踏まえた植毛手術の提供です。
薄毛治療の選択肢は多岐にわたります。その中でも当院では、患者さま一人ひとりの心身のご負担を最小限に、効果を最大限に感じられる治療を提供する為には、科学的なエビデンスに基づくことが第一と考え、治療効果の検証と改善を続けております。
また、患者さまに治療について安心、信頼していただくためには、科学的根拠に基づいた治療をいつでも提供できる実績が不可欠です。このため、当院の全スタッフは知識と技術力を高めるために日々研鑽を重ねております。

親和クリニックが選ばれる理由

刈り上げない治療方法を確立

従来の自毛植毛では、移植元となる後頭部の髪を採取しやすいようにバリカンで短く刈り上げるのが一般的です。

しかし当院では、移植元を刈り上げない治療方法を確立しているので、施術後も周囲に自毛植毛をしたことがバレにくくなります。

刈り上げない自毛植毛 NC-MIRAI法

高度な技術で理想通りの植毛を実現

親和クリニックforレディースでは、自毛植毛を行う際に一切メスを使わず、医療器具メーカーと共同開発した、超極細のマイクロパンチブレードを用いて施術を行います。

さらに高度な技術をもった医師が、状態の良い移植株を見極め、一本一本生え癖を考慮し丁寧に移植株を採取するため、ご希望のデザインに合わせて植毛ホールを作成することが出来ます。

こだわりの器具×高度な技術を持った医師による精密な手作業が、満足感のある仕上がりを実現します。

痛みや腫れが出にくい、丁寧な施術

植毛ホールの作成に使用するパンチブレードは、世界最小級の0.63mm~0.65mmを使用。

メスを使う従来の手術に比べ、術後の腫れや痛みがほとんど出にくくなります。

手術時にも、患者様の体質に合わせて細かく調整した麻酔をかけることで、痛みに最大限配慮し体への負担を減らします。

生着率が高く、植毛した髪がしっかりと生えてくる

当院の施術では、医師×複数の看護師によるチーム医療によって、時間をかけず一気に植毛治療を行います。

そのため、頭皮に負荷がかからず植毛したほとんどの毛が生着し、理想通りの自毛植毛を成功させることが期待できます。

徹底したホスピタリティで皆様をお迎えいたします

当院では、皆様のご不安に徹底的に寄り添います。医師による診察では、自毛植毛のデメリットを隠すことなく、ご納得頂けるまで説明いたします。

また悪質な勧誘等は一切行いません。

皆様が安心して自毛植毛を受けてただけるよう、全力でサポートいたします。

親和クリニックが選ばれる理由

親和クリニックの医師・カウンセラーへのインタビュー

親和クリニックで勤務する医師とカウンセラーへ、普段の業務内容や親和クリニックの特徴について、インタビューを実施いたしました。

親和クリニック 医師 水村奈央

女性は「美」への意識が高いので、仕上がりにも強いこだわりをお持ちの方が多くおられます。
患者様のご希望に添えられるように、自毛植毛のメリットだけではなく、注意しておきたいポイントや、仕上がりのイメージなどをしっかりとご説明できるように心がけています。
自毛植毛手術を受けた患者様から「思っていたイメージと違う」と思われては、施術する意味がありませんからね。

よくあるケースを紹介させていただくと、後頭部に生えている太い髪の毛を、細い髪の毛が生えているおでこの生え際に移植すると、髪の毛の太さに違いがでることがあります。
患者様によっては「違和感がある」といわれる方もおられるんですね。
そのようなときは、あらかじめ「ここに太い毛を移植すると違和感がでるかもしれません」「違和感を減らすのであれば、この部分の移植をおすすめします」とお伝えします。

自毛植毛は、患者様の一生にかかわってくる手術です。
1年でも2年でも、時間をかけていただいて構わないので、治療を受けるかどうかをじっくりお考えいただければと思います。

わたしは、医師というものは、常に患者様のことを第一に考え、患者様が抱えるお悩みを解決するために全力を尽くすものだと考えています。
わたしどもの治療で患者様のお悩みが解消されるだけでなく、美容や人生のサポートができれば、これほどの喜びはありません。

親和クリニック 水村医師へのインタビューはこちら

親和クリニック カウンセラー 溝口

わたしの仕事は、患者様の相談役です。
初めてご来院されてから、手術の一年後まで、サポートさせていただいております。

毎日、さまざまな患者様がご来院し、一日のカウンセリングはだいたい5~62~3名ほど。
初回のカウンセリングでは、まずヒアリングを行います。
これは、患者様がどのようなことで悩んでいらっしゃるのか、また、治療を通じてどのようなゴールを迎えたいのかをわたくしどもが把握するためです。
患者様のお悩みやご希望を伺ったうえで、適切な治療内容をご提案します。

当院にご相談に来られる方は、いま、このページをご覧になられている皆さんと同じようなお悩みを抱えられている方がほとんどです。
少しでも薄毛のお悩みがあるようであれば、わたくしどもが全力でサポートいたします。

自毛植毛の手術を受けていただければ、一年後には、きっと笑顔で過ごされているでしょう。
毎日悩むよりも、一度ご相談に来ていただくほうが絶対に安心です。
まずはわたしたちに、お悩みをお聞かせください。

親和クリニック カウンセラー 溝口さんへのインタビューはこちら

フェイスリフトなどの傷跡にも効果的な自毛植毛についてのまとめ

アンチエイジングのためにフェイスリフトなどの美容外科手術を受ける女性は多くいます。しかしフェイスリフトの傷は、場合によっては目立ってしまい、もみあげが無毛状態になるケースもあります。

また、フェイスリフト以外にも、やけど等の傷跡に毛が生えていないという悩みを抱えている女性も少なくありません。そういった方々には、自毛植毛によるリカバリーが非常に効果的となります。自毛植毛は人工毛と違い、自分の毛を移植するので、通常の髪の毛同様に生え変わり、自然な仕上がりが期待できます。日帰りで手術を行うことができるというのも魅力です。

自毛植毛は大きい傷跡にも対応することができるので、これまで主流とされていた縫い縮める方法では、対応できなかったケースにも効果があります。自毛植毛クリニックの多くは無料カウンセリングやメール相談を受け付けているので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

親和クリニックでは、自毛植毛をお一人お一人にあった施術で行っております。
まずはカウンセリング予約から、お気軽にご相談ください。

また、当院ではヘアライン矯正のご相談も受けて付けております。

女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまで

音田正光

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。

部位・目的別 自毛植毛

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