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自毛植毛の治療後の経過は?手術当日から1年後までを紹介

Last Updated on 2024年10月22日 by shinwa-ladies.jp

「自毛植毛の治療を受けたら、いつからヘアスタイルを楽しめるのかな」「術後は普段通りの生活を送ってもいいのだろうか」と気になっていませんか?
実は、自毛植毛は手術後すぐに目に見える変化が出てくるわけではありません。
数か月から1年間という時間をかけて、少しずつ変化していきます。

今回は、自毛植毛の手術後の経過を期間別に紹介します。
自毛植毛への理解を深めたうえで、安心して治療を受けたい方はご一読ください。

女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまでご相談ください

【期間別の目安】自毛植毛した髪の毛が生着するまでの経過

以下の表に、手術当日から1年後までの自毛植毛の経過をまとめました。
なお、体質をはじめとするさまざまな要因によって個人差があるため、ご紹介する内容はあくまでも目安としてお考えください。

【自毛植毛における手術から1年後までの段階的な変化】

期間 経過
手術当日~翌日
  • 刈り上げたような見た目になっている
  • 細かいかさぶたができている
~1週間
  • 数mm程度の短い髪の毛がチクチクと埋まっているような見た目になる
  • かさぶたはほとんど取れている
~1か月 一時的脱落によって、移植した髪の毛が抜け落ちることがある
~3か月 術後3か月頃までは一時的脱落が続く
~6か月
  • 術後およそ4か月を境に、髪の毛が本格的に生えてくる
  • 一時的脱落で抜けた髪の毛も含め、ほぼすべてが再び生えて2~3cm程度の長さになる
  • ある程度のボリュームを感じられる見た目に変化していく
~9か月 移植した髪の毛がどんどん成長して、長さ・太さともにより満足のいく見た目に近づく
~1年後 移植した髪の毛が十分に成長し、手術前に理想としていたヘアスタイルを実現できている

ここからは、自毛植毛の経過を術後の期間別により詳しく紹介していきます。

手術当日~翌日

自毛植毛の手術は、1日で完了します。
当日は包帯を巻いているため、見た目の変化はご自身ではまだわかりません。

翌日に包帯を外すと、手術を受けた部位に1mm以下の短い髪の毛が移植され、刈り上げているような見た目になっていることを確認できます。
また頭皮には、細かいかさぶたができています。

このとき、髪の毛を移植した頭皮はまだ敏感な状態なので、過度な刺激を加えると、せっかく移植した髪の毛が生着せずに、自毛植毛の効果を得られない事態になりかねません。
そのため、手術を受けた翌日から1週間程度は頭皮を清潔に保ちつつ、かさぶたがかゆくても触らないように心がけることが大切です。

髪の毛を作る組織が頭皮に生着し、髪の毛が伸びることで、理想のヘアスタイルに近づいていきます。
手術当日から翌日では効果を実感するのはまだ難しいですが、ここから1年間ヘアケアをしっかりと行いながら、新しいご自身のヘアスタイルを目指していきましょう。

~1週間

術後1週間も経てば、かさぶたがほとんど取れて、頭皮は自然な状態に戻ります。
また、移植した髪の毛は、1週間のあいだに少しずつ伸びているため、数mm程度の短い髪の毛がチクチクと埋まっているような見た目になります。

なお、この段階で移植した髪の毛はほとんど生着しているので、運動や入浴といった血行を促進するような行為を行っても問題ありません。

~1か月

術後1か月程度のタイミングで、移植した髪の毛が急に抜け落ちることがあります。
「治療後に髪の毛が抜けるのは不安……」と思われるかもしれませんが、これは“一時的脱落”とよばれる自然な現象であり、施術の失敗を意味するわけではないのでご安心ください。

一時的脱落は、髪の毛が新たに生成されてから、自然に抜けていくまでの一連の流れである“ヘアサイクル”がリセットされることで起こります。
そのため、一時的脱落が起きたあとは、リセットされたヘアサイクルで新しい髪の毛が生えてくるようになります。

一時的脱落によって見た目がどうしても気になる場合は、部分的なウィッグや帽子などを着用してカバーすることも可能です。

~3か月

術後1か月程度のタイミングから始まった一時的脱落は、その後2か月ほどかけて続きます。

「脱毛が2か月も止まらないなんて……」と不安に思われるのも無理はありません。
しかし先述したように、一時的脱落で抜けた髪の毛はその後少しずつ生えてくるため、過度な心配は不要です。

~6か月

術後およそ4か月を境に、一時的脱落で抜け落ちた箇所から髪の毛が本格的に生えてくるようになります。
初めの頃は細くて柔らかい産毛のような髪の毛ですが、時間が経つにつれ徐々に、太くて丈夫な髪の毛へと成長していきます。

一時的脱落が終わり、新しい髪の毛が生えてくるようにさえなれば、あとは成長を楽しみに待つだけです。

そして術後半年ほど経つと、一時的脱落で抜けた髪の毛も含め、ほぼすべてが再び生えている状態に落ち着きます。
全体的に2~3cm程度の長さになっており、一本一本の太さも段々と増してきているので、この時期になれば自毛植毛の効果を実感できるはずです。

なかには「まだ2~3cm程度なら、それほど見た目は変わらないのではないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、長さはまだ心もとない状態ではありますが、全体的なボリュームとしては、手術前と比べると変化を感じることができます。
なぜなら、髪の毛は一本一本が重なることでボリュームや濃さが出てくるからです。
一本の長さはたった2~3cm程度でも、それが何本、何十本と重なれば、ある程度のボリュームを感じられる見た目になるのです。

~9か月

術後9か月の段階にもなると、移植した髪の毛がどんどん成長して、長さ・太さともに、より満足のいく見た目に近づきます。
特に、自毛植毛の手術前に髪の毛全体のボリューム感が気になっていた方は、この時期にはお悩みもかなり解消されているでしょう。

なお、ご自身の髪の毛が生えそろってきたこのタイミングであれば、パーマやヘアカラーなどの施術を受けても問題ありません。
ぜひ、新しいヘアスタイルを心ゆくまで楽しんでみてくださいね。

~1年後

自毛植毛の手術から1年経てば、移植した髪の毛がしっかりと成長し、手術前に理想としていたヘアスタイルを実現できているはずです。

基本的に、どのクリニックでも手術から1年経ったタイミングで検診を行っています。
検診では、医師が頭皮や髪の毛の状態を確認し、大きなトラブルなく髪の毛がしっかりと生えそろっているのかという点を診ます。
医師から、今後の生活のアドバイスを直接聞けるため、ご自身では十分に満足できている状態であっても、1年後の検診には必ず足を運びましょう。

このタイミングで、「もっとボリュームアップしたいので、もう一度自毛植毛を受けたい」と2回目の手術をご希望される患者様もいらっしゃいます。
理想のヘアスタイルにより近づけるために、複数回施術を受けられるのも自毛植毛の魅力です。

自毛植毛の手術後の副作用

自毛植毛は安全性や成功率が高い施術といわれていますが、頭皮の組織を移植する以上、一定の副作用やリスクは避けられません。
ここでは、自毛植毛の手術後に起こりうる5つの副作用を紹介します。

痛み

自毛植毛の手術後の副作用としてまず挙げられるのは、麻酔が切れたあとの痛みです。

手術の際には麻酔を使用するため痛みを感じませんが、手術が終わったあとに麻酔が切れると、多少の痛みが起こる場合があります。
痛みの程度には個人差があるものの、クリニックから鎮痛剤が処方されるので、痛みが気になるときは用法用量を守って服用しましょう。

頭皮の腫れ

自毛植毛の手術を受けたあとに、頭皮が腫れることもあります。
頭皮だけでなく、目元周辺に腫れが出るケースもありますが、いずれも時間の経過とともに落ち着いてきます。

ただし、3日以上腫れが続く場合は、すぐにクリニックに相談しましょう。

出血

傷口からの出血も、自毛植毛の手術後の副作用として挙げられます。
手術から時間が経っても出血があるときには、清潔なタオルで傷口を押さえてください。

血を洗い流そうと、シャンプーの際に頭皮をゴシゴシと強くこすって、患部に刺激を与えないようにも注意したいところです。
術後数日は水で薄めたシャンプーを使用して刺激を減らし、患部にシャワーが直接当たらないように気をつけながら、ぬるま湯ですすぎましょう。

頭皮のかさぶた・かゆみ

手術後に傷口がかさぶたになることでかゆみを生じるのも、自毛植毛の手術後の副作用です。

かさぶたができるとついつい手で触りたくなりますが、自然に取れるまでの期間を短くするためにも、極力触らないことを心がけましょう。

なお、かさぶたによるかゆみがあるからといって、頭皮をかくとさらに傷ができ、かえってかさぶたが増えてしまいます。
むやみに触らずに、正しい方法でケアしながら頭皮を清潔な状態に保つことが大切です。

抜け毛

抜け毛も、自毛植毛の手術後によくみられます。

一時的脱落によって、移植した部位から髪の毛が抜け落ちることがあるのは前述した通りです。
それ以外にも、ショックロスとよばれる現象が起きると、移植した周辺にもともと生えていた髪の毛が抜けてしまいます。

ただし、いずれの原因であっても一過性の症状であり、少し時間が経てば髪の毛が生えるようになるので心配せずに待ちましょう。

自毛植毛の手術後の経過に関してよくある質問

ここからは、自毛植毛の経過に関してよくある質問にお答えしていきます。
自毛植毛を受けることを検討されている方は、ぜひ参考になさってください。

Q1.シャンプーはいつから行うことができますか?

A. 自毛植毛の手術後、翌日からシャンプーを行うことが可能です。

とはいえ、術後すぐにご自身でシャンプーするとなると、「頭皮を傷つけてしまわないかな」「髪の毛が抜けたらどうしよう」と不安に思われるかもしれません。
しかし、シャンプーせずに不潔な状態で過ごすほうが、むしろ傷口から雑菌が入ってしまう可能性があるため注意が必要です。

当院では、手術翌日のアフターケアとして、専任のスタッフによる洗髪サービスをご用意しております。
移植した髪の毛が生着するよう、サポートいたしますのでご安心ください。

Q2.手術後の頭皮の赤みはいつまで続きますか?

A. 頭皮の赤みは、術後数日~数週間程度ほど経てば目立たなくなります。
ただし、頭皮の赤みやかゆみなどの症状の程度に関しては、個人の体質や術後の過ごし方などで変わる点にはご留意ください。

なお、当院の自毛植毛には、超極細の穴を開けて手術を行う術式もあります。
手術に際しての頭皮の損傷を限りなく抑える術式であるため、赤みやかさぶたを減らすことができます。

Q3.自毛植毛した髪の毛が抜け始めるのはいつごろですか?

A. 手術から2~4週間ほど経ったタイミングで、移植した髪の毛が抜け始めます。
これは一時的脱落によるもので、移植した髪の毛が新たに生え変わるために起こる自然な現象であり、3か月程度続く場合があります。

一時的脱落が起こっても、髪の毛を作り出す組織は頭皮に生着しており、手術から4か月ほどで髪の毛が成長し始めるのでご安心ください。

Q4.もし移植した髪の毛が生着しなかった場合は、どうすればよいですか?

A. まずは、自毛植毛の手術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。

また、前提としてご理解いただきたいのは、移植した髪の毛はすべて生着するわけではないということです。
日本皮膚科学会の発表によると、自毛植毛による生着率は82.5%以上あるとわかっていますが、言い換えると、15%程度は生着せずに抜け落ちてしまうわけです。

自毛植毛の生着率は、医師の知識や技術、経験などによって変わります。
ですから、公式ホームページやカウンセリングを通じて、信頼できるクリニックを選ぶことが重要になってきます。

参照元:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 P9」

自毛植毛をお考えの方は、「親和クリニック for レディース」までご相談ください

「薄毛の症状が気になるけど、どこに相談しよう」「自毛植毛の治療を受けるべきか迷う……」と思われていませんか?

もし、自毛植毛を検討されているなら、親和クリニック for レディースにぜひ一度お越しください。
薄毛治療専門のクリニックである当院では、髪の毛のお悩みを解決するために、さまざまな取り組みを行っております。

親和クリニック for レディースの取り組み

  • 高度な自毛植毛の技術によって理想のヘアスタイルに導く
  • 先進的な施術で痛みや腫れを最小限に抑える
  • 高い生着率によって植毛した髪の毛がしっかりと生える
  • 刈り上げない自毛植毛、かつ大量の植毛も行える
  • 徹底したホスピタリティで安心を提供する

当院の自毛植毛には、超極細の穴を開けて手術を行う術式があります。
この方法により、痛みや腫れを抑えたうえで、自然で美しいヘアスタイルに仕上げることが可能です。

カウンセリングでは、専門のカウンセラーが自毛植毛の概要をご説明し、診察では、医師が施術のデメリットも含めて正直にお伝えします。
患者様が安心して自毛植毛を受けていただけるよう、最後までサポートいたします。

【親和クリニック 医師】藤井千明

自毛植毛を受けたエピソードや、患者様と接する際に気をつけていることなどを、親和クリニックに勤務している藤井千明医師にインタビューしました。
その内容の一部をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
※「」内がご本人へのインタビュー部分

藤井千明医師は、自身も自毛植毛を受けた経験から、患者様の心情に寄り添える医師として仕事に取り組んでいます。
「手術後にショックロスが起きてしまった患者様には、自らの体験に基づいてともに不安に向き合って共感し、励ましの言葉をかけるなど、心のケアに努めています。
また、診察の際に大切にしていることは『ショックロスによって思っている以上に、術後に髪の毛が抜けます』と患者様にお伝えし、自毛植毛のデメリットもご理解いただくことです。
事前にしっかりと説明することで、納得したうえで治療を受けていただき、いざというときのサポートが全力でできています。」

このほかにもインタビュー本編では、親和クリニックで働くことになったきっかけや、自毛植毛の魅力なども伺っています。

藤井千明医師のインタビューはこちら

【親和クリニック カウンセラー】溝口

親和クリニックのカウンセラー・溝口さんには、普段の仕事内容や、カウンセリング時に気をつけていることなどを伺いました。
内容を一部抜粋してお届けします。
※「」内がご本人へのインタビュー部分

溝口さんは、患者様の相談役として、初回の来院から手術の1年後までサポートを行っています。
「私が担当しているのは、初回のカウンセリングでのヒアリングや治療内容の提案、術後のアフターフォローなどです。
カウンセリングの際は、わかりやすい説明のために専門用語をできるだけ使わないことや、患者様からお悩みを話していただけるような雰囲気づくりなどを意識しています。」

上記以外にも、カウンセラーとしての喜びや、親和クリニックならではの自毛植毛の良さなどをインタビューしています。
インタビュー本編をお読みいただければ、薄毛治療のイメージがきっと変わるはずです。

溝口カウンセラーのインタビューはこちら

自毛植毛の効果を実感できるタイミングの目安は、手術から半年程度である

本記事では、自毛植毛の手術後の経過を期間別に詳しく紹介しました。

移植した髪の毛は、一時的脱落によって一旦抜け落ちますが、その後自毛が生えてくるようになります。
そのため、自毛植毛の効果を実感できるのは早くても手術から半年後以降です。

「想像よりも時間がかかる……」と思われるかもしれません。
しかし、自毛植毛は生着後のメンテナンスが不要かつ、自然で美しいヘアスタイルに仕上がるため、最終的にはきっとご満足いただけるはずです。

薄毛の症状が少しでも疑われる場合は、親和クリニックforレディースにご相談ください。
カウンセリングで、手術後の経過に関する内容も含め、患者様の不安や疑問をお伺いいたします。

音田正光

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。

部位・目的別 自毛植毛