自毛植毛の術後の経過は?施術当日~1年後までの様子を解説

実は、自毛植毛の手術を行っても、目に見える変化がすぐに出るわけではありません。
術後、数か月~1年間ほど、じっくりと時間をかけて少しずつ変化が出てきます。

そこで本記事では、自毛植毛の術後の経過について、おおよその目安を解説していきます。
自毛植毛をご検討中の方の参考となれば幸いです。

【期間別の目安】自毛植毛術後の経過

ここからは、自毛植毛の術後の経過を、手術当日から1年後まで、段階ごとに解説します。

なお、本記事で紹介する内容はあくまでも目安ですので、体質などの要因によって個人差があることはご留意ください。

手術当日~翌日

自毛植毛の手術自体は1日で完了します。
当日は、包帯を巻いている状態であるため、まだ見た目の変化はご自身ではわかりません。

翌日になり包帯が外れると、手術を行った箇所は、1ミリ以下の短い毛が移植されているため、刈り上げているような外見になっており、また、細かなかさぶたができています。

このとき、髪の毛を移植した頭皮はまだ敏感な状態なので、過度に刺激を加えると、せっかく移植した髪の毛が生着せず、自毛植毛の効果が十分に得られなくなってしまいます。
そのため、翌日~術後1週間程度は頭皮に刺激が加えられないよう、安静に過ごしましょう。

ここから髪の毛を作る細胞が生着し、髪の毛が伸びることで、理想のヘアスタイルに近づいていきます。
当日~翌日ではまだ効果を実感できない状態ではありますが、ここから1年間、ヘアケアをしっかりと行いながら辛抱強く待ちつづけましょう。

自毛植毛後のシャンプーはいつからOK?

自毛植毛を行った場合、手術の翌日からシャンプーを行うことが可能です。
むしろ、シャンプーをせず不潔な状態で過ごすと、手術でできた傷口から雑菌が入ってしまうこともあるため、シャンプーは必ず行いましょう。

とはいえ、まだ傷がふさがっていない状態で髪の毛を洗うと頭皮が痛む心配がありますよね。
クリニックによっては、翌日のシャンプーを無料で行うサービスを提供しており、頭皮に負担をかけずにやさしくシャンプーしてもらうことができます。
当院親和クリニック for レディースでも、自毛植毛の手術の翌日には無料でシャンプーを行っているため、傷口の痛みが心配な方にもご安心いただけます。

~1週間

術後1週間も経てば、かさぶたがほとんど取れて、頭皮は自然な状態になります。
移植した髪の毛もほとんど定着しているため、シャンプーや運動といった頭皮に刺激を与えるような行為も問題なく行えるでしょう。

なお、この1週間のあいだにも、移植して生着した髪の毛は少しずつ伸びています。
そのため、数ミリ程度の短い髪の毛がチクチクと埋まっているような見た目になります。

~ 1か月

術後1か月程度のタイミングで、移植した髪の毛が急に抜け落ちるようになります。
なかにはショックを受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、これは「一時的脱落」とよばれる、ごく自然な現象ですので、心配はいりません。

一時的脱落とは、自毛植毛の手術後にみられる、移植した髪の毛が一気に抜け落ちる現象のことです。
「ヘアサイクル」とよばれる髪の毛の成長サイクルをリセットする過程で起こります。
髪の毛は、新しい毛が生えて、成長し、そしてまた抜けていくというサイクルを何度も繰り返しています。
一時的脱落が起きることによって、移植した髪の毛のヘアサイクルが最初の状態に戻り、時間の経過とともにまた髪の毛が生えてくるという仕組みです。

せっかく移植した髪の毛が抜けてしまうと驚くかもしれませんが、髪の毛が抜けても、髪の毛が発毛する細胞はしっかりと頭皮に移植されています。
そのため、数か月も経てばまた髪の毛が生えてくるようになります。

また、そもそもこの段階では、移植した髪の毛の長さは数ミリ程度です。
そのため、一時的脱落が起きても見た目にそこまで大きな変化は起こらないでしょう。

見た目がどうしても気になるという場合は、上からウィッグなどを装着しても問題ありません。

~3か月

術後1か月程度のタイミングから始まった一時的脱落は、その後2か月ほどかけて続きます。
目安としては、移植した髪の毛のおよそ90%が術後3か月程度で抜け落ちます。
なお、先ほどもお伝えしたように、一時的脱落で抜けた髪の毛はその後また徐々に生えてくるため、過度に心配する必要はありません。

そして術後およそ4か月頃から、一時的脱落で抜け落ちた箇所から髪の毛が生えてくるようになります。
初めの頃は細くて柔らかい、産毛のような髪の毛ですが、時間が経つにつれ、徐々に太くて丈夫な髪の毛に成長していきます。

一時的脱落が終わって、新しい毛が生えてくるようにさえなれば、あとは成長を楽しみに待つだけです。

~6か月

術後半年ほど経てば、一時的脱落で抜けた髪の毛も、ほぼすべてが再び生えてきている状態になっています。
全体的に2~3センチ程度の長さになっており、一本一本の太さも徐々に増してきているため、この時期になると自毛植毛の効果を安心して実感できるはずです。

なお、なかには「まだ2~3センチなら、あまり変化がないんじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、長さとしてはまだ心もとない状態ではありますが、全体的なボリューム感としては、手術前と比べると変化を感じるでしょう。
なぜなら、髪の毛は一本一本が重なることで濃さやボリュームが出てくるためです。
一本の長さはたった2~3センチでも、それが何本、何十本と重なれば、ある程度のボリュームを感じられる見た目になります。

~ 9か月

術後9か月の段階にもなると、移植した髪の毛がどんどん成長して、長さ・太さともに、より満足のいく見た目に近づきます。
特に、自毛植毛の手術前は全体のボリューム感が気になっていたという方は、この時期にはコンプレックスもかなり解消されてくるのではないでしょうか。

なお、一時的脱落が終わり、髪の毛が再び生え、そして伸びてきたこのタイミングで、パーマやヘアカラーなどの施術を行っても問題ありません。
ぜひ、新しい自分のヘアスタイルを楽しんでください。

1年後

自毛植毛の手術から1年経つと、ヘアスタイルが完成したととらえてよいでしょう。
移植した髪の毛が十分に成長し、手術前に理想としていたヘアスタイルを実現できているはずです。

基本的に、どのクリニックでも、手術から1年経ったタイミングで検診を行っています。
検診では、ドクターが頭皮や髪の毛の状態を確認し、大きなトラブルがなく髪の毛がしっかりと生えそろっているのかという点を診ます。
ドクターの観点で今後の生活のアドバイスなどが聞けるため、ご自身で十分に満足できているという状態でも、1年後の健診には行くとよいでしょう。

このタイミングで、「もっとボリュームアップしたいので、もう1回自毛植毛を受けたい」と2回目の手術をご希望される患者様もなかにはいらっしゃいます。

自毛植毛の効果を実感できるタイミングは術後半年以降

今回は、自毛植毛の術後の経過を詳しく解説ました。

自毛植毛の手術を行ったあとは、一時的脱落とよばれる現象によって移植した髪の毛が一度抜け落ち、その後また髪の毛が生えてくるようになります。
そのため、自毛植毛の効果を患者様ご自身で実感できるタイミングは、早くても術後半年以降です。

「思ったより長い……」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自毛植毛は半永久的に効果が続く治療方法で、尚且つ見た目がとても自然に仕上がるため、半年以上待つことになったとしても満足度は非常に高いはずです。

自毛植毛にご興味のある方は、親和クリニック for レディースまでご相談ください。
カウンセリングを無料で行っております。

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【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。
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