投稿日:2024年2月21日
更新日:2024年2月21日

脂漏性脱毛症の症状とは?治療方法も解説【女性向け】

「頭皮がベタついて、かゆみもある」「抜け毛が増えた気がする」と悩まれていませんか?
これらの症状がある女性の方の場合、脂漏性脱毛症を発症している可能性があります。
取り返しがつかなくなる前に原因を把握し、適切に対処することが重要です。

今回は、脂漏性脱毛症の症状と原因を、女性の方向けに解説します。
治療方法も紹介しますので、髪の毛のお悩みを解決したい方は、ぜひご一読ください。

脂漏性脱毛症とは

脂漏性脱毛症とは、皮脂の過剰な分泌によって引き起こされる、脂漏性皮膚炎に起因する脱毛症のことです。

皮脂の分泌が多くなりすぎると、頭皮に赤みやかゆみなどの皮膚トラブルが起きる、脂漏性皮膚炎という湿疹を発症します。
脂漏性皮膚炎を放置すると、頭皮の環境が悪化し、その結果抜け毛が多くなってしまうことがあります。
この状態が、いわゆる脂漏性脱毛症です。

特に、高温・多湿かつ、紫外線が強くなる夏の時期には、皮脂の分泌量が増加するため、症状が悪化する傾向にあります。
また、男性ホルモンの影響で皮脂の分泌量が増える、思春期や30~40代の方は、季節に関わらず、発症しやすいとされています。

脂漏性脱毛症の症状

脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎が進行した脱毛症の一種であり、いくつかの特徴的な症状がみられます。
ここでは、脂漏性脱毛症の主な症状を解説します。

抜け毛

脂漏性脱毛症というぐらいですから、まず挙げられる症状は抜け毛です。

脂漏性皮膚炎によって、頭皮の環境が悪くなると、髪の毛の成長が阻害されます。
その結果、一本一本の髪の毛が細くなり、患部周辺の髪の毛が少しずつ抜けていってしまうのです。

とはいえ髪の毛が細くなっただけで、脂漏性脱毛症であると判断するのは早計です。
洗髪しても、頭皮のかゆみやベタつきのあるフケがみられ、抜け毛が増えている場合は、脂漏性脱毛症を発症している可能性があります。

フケ

脂漏性脱毛症における、抜け毛以外の代表的な症状として、適切にシャンプーしていても、フケの量が増えることが挙げられます。

ただしフケといっても、カサカサとした白っぽいフケではありません。
脂漏性脱毛症を発症している場合、ベタベタとした黄色っぽいフケがみられます。
ベタつきのあるフケが大量に発生すると、毛穴が詰まることで頭皮の環境がさらに悪化し、抜け毛の増加につながります。

炎症やニキビ

脂漏性脱毛症では、頭皮に炎症やニキビもみられます。

脂漏性脱毛症は、炎症性の皮膚疾患である脂漏性皮膚炎に起因するため、症状の進行にともなって頭皮に炎症が現れます。
頭皮に炎症が起こり、かゆみが生じると、ついつい頭をかいてしまうことで、さらにかゆみが生じるという悪循環に陥ることも少なくありません。

また、過剰に分泌された皮脂がフケと混じり合い、毛穴に詰まると、頭皮にニキビが発生することもあります。

脂漏性脱毛症の原因

脂漏性脱毛症の主な原因は、カビの一種であるマラセチア菌の異常繁殖だと考えられています。

カビと聞いて驚かれるかもしれませんが、マラセチア菌は人の皮膚表面に存在する常在菌で、誰にでもあるものです。
しかし、皮脂が増えすぎると、マラセチア菌が急激に繁殖し、頭皮に炎症を引き起こすことで、脂漏性皮膚炎を発症します。

炎症を起こした頭皮には健康な髪の毛が生えにくくなり、同時に細く弱い髪の毛が増えるため、マラセチア菌の異常繁殖によって、脂漏性脱毛症の発症につながってしまうのです。

脂漏性脱毛症を引き起こす可能性がある生活習慣

脂漏性脱毛症の発症には、マラセチア菌が主に関係していますが、生活習慣も一部影響を与えています。
生活習慣によっては、皮脂を過剰に分泌させてしまう原因にもなり得るためです。

ここからは、脂漏性脱毛症を引き起こす可能性がある生活習慣を紹介しますので、ご自身の普段の生活に該当しているものがないかご確認ください。

過度な洗髪

頭皮のベタつきやフケが気になるからといって、ゴシゴシ洗ったり、シャンプーの回数を増やしたりしていませんか?

過度な洗髪は、本来必要な皮脂まで洗い流し、頭皮の乾燥を招いてしまいます。
結果、乾燥した頭皮を守るために皮脂の分泌量が増加し、最終的に脂漏性脱毛症を引き起こすリスクが高まります。

また、頭皮に炎症やかゆみなどの違和感がある場合は、頭皮や髪の毛に優しいアミノ酸系シャンプーを使用したいものです。
過度に洗髪した場合と同様に、頭皮にダメージがあるときに洗浄力が強いシャンプーを使うと、皮脂の過剰な分泌や、頭皮の炎症の悪化を引き起こすおそれがあります。

栄養バランスの偏った食生活

食事の内容によっても、脂漏性脱毛症が引き起こされることがあります。

インスタント食品やファストフードなどの脂質や糖質を多く含む食品は、皮脂の過剰分泌の原因になります。

また、「きれいになりたい!」という想いから、過度な食事制限によるダイエットに取り組んでいる女性も多いかもしれません。
しかし極端なダイエットを行うと、摂取できる栄養が減るため、頭皮の健康維持や、髪の毛の成長に必要な栄養が十分に届けられなくなってしまいます。

不規則な生活習慣

不規則な生活も、脂漏性脱毛症につながりかねません。

慢性的な睡眠不足や不規則な睡眠サイクルは、頭皮や髪の毛を健康に保つために大切なホルモンバランスを崩してしまいます。
その結果、皮脂の過剰分泌を招いてしまい、頭皮の健康状態が悪化するため、髪の毛の成長に悪影響を及ぼすことがあります。

睡眠時間だけではなく、睡眠の質にも注意したいところです。
十分な睡眠時間を確保していても、寝る前にスマートフォンを操作したり、激しく運動したりすると、睡眠の質が下がり寝不足になります。

蓄積した疲れやストレス

疲れやストレスを溜め込むことでも、脂漏性脱毛症を発症するとされています。

蓄積した疲れやストレスによって、ホルモンバランスが崩れると、皮脂が過剰に分泌されるためです。
それだけでなく、自律神経も乱れさせ、血管が収縮することで身体の巡りが滞りがちになります。
頭皮には多くの毛細血管が分布しており、血液の流れが悪くなれば、頭皮環境は悪化するうえ、髪の毛の成長に必要な栄養も十分に行き届きません。

なお、女性の場合、妊娠・出産をはじめとするライフステージの変化でも、ストレスを抱え込んでしまうことがあります。

女性ホルモンの減少

女性ならではの要因としては、女性ホルモンの減少も関係しています。
女性は、月経期間や出産後、更年期に体内の女性ホルモンが減少し、相対的に男性ホルモンの量が増加するためです。

男性ホルモンの量が増えるとDHTとよばれる男性ホルモンが生成され、皮脂腺にあるホルモン受容体と結合します。
それによって、皮脂の分泌量が過剰になり、脂漏性脱毛症を引き起こすリスクが高まるというわけです。

脂漏性脱毛症を改善するために日常生活でできること

脂漏性脱毛症の発症が疑われる場合、少しでも症状を抑えるにはどうすればよいのでしょうか?
ここからは、普段からできるセルフケアの2つのポイントを解説していきます。

ポイント①正しいヘアケアを行う

適切なヘアケアは、脂漏性脱毛症の改善につながります。

頭皮を清潔に保つために、1日1回の洗髪を行いましょう。
その際、頭皮をゴシゴシと強くこすると、頭皮に傷がつき、脂漏性脱毛症を悪化させるおそれがあります。
シャンプーをしっかりと泡立ててから、指の腹を使って、優しくマッサージするように洗うのがコツです。

また、シャンプーやトリートメントは、洗い残すと毛穴が詰まる原因になるため、ぬるま湯で十分に洗い流してくださいね。

ポイント②生活習慣を見直す

脂漏性脱毛症を改善するには、生活習慣の見直しも大切です。

脂質や糖質を多く含む食品は過剰に皮脂を分泌させるため、インスタント食品やファストフードなどはできるだけ避け、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
また、ビタミンB2には皮脂の分泌を抑制するはたらきがあるので、ビタミンB2を豊富に含むレバーや納豆、イワシなどを積極的に食べることをおすすめします。

食事だけではなく、睡眠やリラックスする時間の確保によって、ホルモンバランスを整え、ストレスをできるだけ溜めないことも重要です。

脂漏性脱毛症の疑いがあるときはどうすればよいのか

脂漏性脱毛症の疑いがあるなら、脱毛の要因となっている脂漏性皮膚炎を治療し、その後専門のクリニックを受診することが改善の近道となります。
脱毛症はさまざまな原因が重なって発症しているケースが多く、原因によって適切な治療方法が異なるためです。

そのため、ヘアケアや生活習慣の見直しと並行しつつ、まず医師による診断を受けましょう。
「薄毛の悩みは、なかなか相談しづらい……」とお悩みの場合は、女性専門のクリニックもありますのでご安心ください。

脂漏性脱毛症の治療方法

マラセチア菌が原因で脂漏性脱毛症を発症している場合、最初に脂漏性皮膚炎を治療するために、一般的にはステロイドや抗真菌薬を用います。

ステロイドには炎症を抑える作用がありますが、副作用もあるため、長期間の使用には注意が必要です。
いずれにせよ、医師の指導のもと適切に使ってくださいね。

また、脂漏性脱毛症の症状が現れている場合、ほかの脱毛症も併発している可能性があります。

早期の完治を目指すには、専門のクリニックで診察を受けて原因を把握し、適切な治療を受けることが大切です。

当院では、患者様の後頭部や側頭部の髪の毛を薄毛の部分に移植する「自毛植毛」に治療をご提案しております。
ほかにも、薄毛を改善する効果が期待できる「パントガール」や「5%minoxidil外用薬(外用薬)」をご用意しております。

脂漏性脱毛症の症状が現れたら、皮膚科での治療後に女性専門のクリニックに相談しましょう

いかがでしたでしょうか?

脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰な分泌によって引き起こされる、脂漏性皮膚炎に起因する脱毛症です。
抜け毛以外にも、フケや炎症、ニキビなどの症状が現れ、これらはマラセチア菌のほか、過度な洗髪や不規則な生活習慣、ストレスなどさまざまな原因によって引き起こされます。

原因によって適切な治療方法が異なるため、専門のクリニックに相談し、治療を受けることが大切です。

もし薄毛でお悩みでしたら、【女性の自毛植毛】親和クリニックforレディースにご相談ください。
丁寧なカウンセリングを行い、自毛植毛をはじめとする適切な治療方法をご提案いたします。

音田正光

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。

部位・目的別 自毛植毛

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