パーマで薄毛になるって本当?注意点も紹介

髪型を変えておしゃれを楽しむことで気持ちも晴れやかになりますよね。
しかし、「パーマやヘアカラーを続けると薄毛になる」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、パーマが原因で薄毛になるとされている理由とともに、パーマをかける際の注意点などを解説します。
おしゃれを楽しみつつ将来の薄毛には気をつけたいとお考えの方は、ご一読ください。

パーマの仕組み

パーマが原因で薄毛になる理由を理解するために、まずはパーマの仕組みを知っておきましょう。

パーマの施術では、特殊な薬剤と髪の毛を化学反応させ、髪の毛の形を変えたのちに再度化学反応を起こして髪の毛の形を定着させることで、ヘアスタイルを作ることができます。
髪の毛は「シスチン結合」とよばれる構造で分子がつながっており、薬剤を使ってシスチン結合を切り離したり結合させたりすることで髪の毛の形を変えられるのです。

パーマをかける際はまず、強力なアルカリ剤を髪の毛に塗布し、シスチン結合を一時的に切り離します。
シスチン結合が切り離されている状態の髪の毛は、形を自由に変えられるため、このときに「ロッド」とよばれる筒状の器具に髪の毛を巻き付けて、カールした形に変化させます。

アルカリ剤によって切り離されたシスチン結合は、酸化させると元に戻るため、最後に酸化剤を塗布することで髪の毛の形が固定され、パーマをかけられるといった仕組みです。

パーマをかけると薄毛になるのは本当?

結論からお伝えすると、パーマをかけることによって薄毛になるリスクが生じるという事実はあります。
当院に薄毛治療のご相談にいらっしゃる患者様のなかにも、「パーマを繰り返しかけたことで薄毛が進行した」とお話しされる方もいらっしゃいます。

しかし、あくまでも「パーマは薄毛の一因になりえる」という話であり、パーマをかけると必ず薄毛になってしまうというわけではありません。
パーマと薄毛の関連性については、本記事でこのあと解説します。

パーマが薄毛の原因になる理由

パーマによって薄毛になる理由は、主に3つあります。

理由①髪の毛が傷むことでボリュームが減るため

パーマをかけると髪の毛が傷み、それによって一本一本の毛は細くなります。
結果、全体のボリュームが減り、薄毛になる場合があるのです。

パーマをかける際は、特殊な薬剤を使って髪の毛の構造を一度破壊してから再生するため、何度も繰り返すと髪の毛は傷みます。
また、それだけではなく、パーマ剤の作用で髪の毛の主成分であるタンパク質が減るといった原因でも髪の毛のボリュームは失われます。

なぜかというと、パーマ剤の成分が、髪の毛の表面で細胞を守っている「キューティクル」とよばれる層を開かせることで、タンパク質が徐々に流失していくためです。
パーマの際にアルカリ剤によって切り離された結合は、酸化剤によって元に戻されますが、それでも一度開いたキューティクルは1週間程度開きっぱなしになってしまいます。

そのため、パーマを繰り返すと髪の毛が傷み、さらに主成分がどんどんと失われていくため一本一本の毛がやせ細り、全体で見ると薄毛になる可能性があるというわけです。

理由②頭皮の炎症につながるため

パーマを行うことで髪の毛だけでなく頭皮にもダメージが与えられます。
頭皮がダメージを受けると、髪の毛一本一本が細くなるだけでなく、髪の毛が抜けることや、新しく髪の毛が生えてこなくなるといったことで薄毛につながる可能性があるでしょう。

パーマで使用する薬剤は、髪の毛に塗布して化学反応を起こして構造を一度破壊するものであるため、頭皮をはじめとする素肌に触れると多少の刺激が与えられます。
多少であれば問題はないことがほとんどですが、頭皮に何度も頻繁に刺激が与えられると頭皮が炎症を起こす場合があるため注意が必要です。

頭皮が炎症を起こして頭皮の環境が悪化すると、現在生えている髪の毛に必要な栄養が行き届かず、抜けてしまう場合や、しっかりと太く長い毛に成長しないという場合があります。

理由③髪の毛にボリュームが出て薄毛の進行に気づきにくくなるため

最後に紹介する理由は、パーマによって直接的に薄毛になるということではなく、別の原因による薄毛が生じてもパーマによって発見が遅くなってしまうということです。

パーマをかけていると、本来のご自身のヘアスタイルよりも髪の毛にボリュームが出ます。
結果、実際は薄毛が進行して髪の毛のボリュームが失われてきているとしても、パーマのボリュームによってその変化に気づくことが難しくなってしまうのです。

特に、女性の薄毛の症状であるFAGAは、一部の毛が急に抜けるのではなく、髪の毛全体が徐々に薄くなってボリュームが失われていくといった特徴があります。
早い段階で投薬治療などの対処を行うことで症状を抑えることができますが、パーマのボリュームによって気づくことが遅れると、それだけ対処も遅れてしまうでしょう。
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パーマをかけないほうがよい人の特徴

薄毛予防の観点では、抜け毛が多い方や頭皮が炎症を起こしている方にはパーマの施術はおすすめできません。
パーマ剤の刺激によってさらに抜け毛が増え、また頭皮の炎症が悪化することで薄毛のリスクが高まる可能性が考えられるためです。

上記の条件に当てはまる場合でも、どうしてもパーマをかけたいとお考えの方は、次の章で紹介する注意点を押さえ、自己責任でパーマをかけましょう。

パーマをかける際の注意点

ここからは、薄毛予防の観点から、パーマをかける際に注意したいポイントを紹介します。

注意点①パーマをかける頻度は2か月に1回まで抑える

なかには美容室に毎月通っているという方もいらっしゃるかもしれませんが、パーマの施術は多くとも2か月に1回にまで抑えましょう。
頻繫にパーマをかけると頭皮にダメージが蓄積され、薄毛になるリスクが高まってしまうため、間隔をあける必要があります。

ちなみに、2か月という期間の根拠は、頭皮がダメージを受けてから回復するまでの期間である「ターンオーバー」の目安が1~2か月程度であるためです。

注意点②髪の毛や頭皮に優しいパーマができる美容院を選ぶ

ひとくちにパーマといってもさまざまな種類があり、どの方法で施術するのかによって髪の毛や頭皮へ与えられるダメージの程度も異なります。
そのため、薄毛になるリスクを可能な限り抑えたい場合は、髪の毛や頭皮に優しいパーマで施術できる美容院を選ぶことをおすすめします。

具体的には、従来よりも少ない量の薬剤でパーマをかけられる「クリープパーマ」や「エアウェーブ」といった施術方法がおすすめです。

一方で、「デジタルパーマ」という方法では、使用する薬剤の量が多く、尚且つ髪の毛に高温の熱を加えて施術するため、薄毛が気になる場合は控えたほうがよいでしょう。

注意点③同日にカラーリングをしない

思い切ってパーマだけでなくカラーリングまで行っておしゃれを楽しみたいという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、薄毛になるリスクを抑えたいのであれば、パーマとカラーリングは別日に行うことをおすすめします。

そもそも「薬事法」という法律のうえで、パーマとカラーリングを同時に施術することは禁じられているため、基本的に美容室では同日に施術を受けることができません。
また、だからといって「カラーリングは自宅で行って、同じ日にパーマを美容室で施術してもらう」といった行為も当然ながら控えたほうがよいでしょう。

薬事法でパーマとカラーリングの同時施術が禁止されている理由は、カラーリングもパーマと同様に、施術の際に髪の毛や頭皮へ負担がかかるためです。

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注意点④パーマの施術前後は刺激の少ないシャンプーを使う

パーマの施術を受ける前日と受けた当日は、頭皮に優しいシャンプーを使いましょう。
なぜなら、洗浄力が高く刺激の強いシャンプーを使うと、頭皮を保護している皮脂まで洗い流して、頭皮が敏感な状態になってしまう可能性があるためです。

頭皮の皮脂は、放置すると汚れとなるため毎日の入浴で適切に洗い流す必要がありますが、同時に頭皮を守ってくれる役割をもっている存在でもあるのです。
そのため、パーマを行う前後では、必要な皮脂まで過剰に洗い流してしまうことのないように、頭皮への刺激が少ないシャンプーを使って頭を洗いましょう。
具体的には、アミノ酸系のシャンプーや石けん系のシャンプーがおすすめです。

既に薄毛の人がパーマをかけても問題ない?

「薄毛になって髪の毛のボリュームが減ってしまったので、パーマをかけてボリュームを増やしたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、薄毛の症状が気になっているという方には、パーマはおすすめできません。
既に薄毛が進行している状態の頭皮に、さらに刺激が加わることで、薄毛がより進行してしまう恐れがあるためです。

薄毛の進行にお悩みの場合は、薄毛治療クリニックにご相談されることをおすすめします。
投薬治療や、ご自身の健康な髪の毛を用いて薄毛を治療する「自毛植毛」の手術など、患者様ごとに適切な治療方法の提案を受けられます。

パーマ剤によって髪の毛や頭皮が刺激を受け、薄毛になる可能性がある

今回は、パーマと薄毛の関係性について詳しく解説しました。

パーマをかけることで必ずしも薄毛になってしまうというわけではありませんが、パーマを繰り返し行って髪の毛や頭皮が刺激を受けることで、薄毛になるリスクは高まります。
特に、既に薄毛の症状が気になっているという方や、頭皮が炎症を起こしているという方はパーマを控えることをおすすめします。

薄毛のリスクに気をつけつつおしゃれを楽しみたい場合は、本記事で紹介した注意点を押さえておきましょう。

親和クリニックforレディースでは、投薬治療や自毛植毛など、患者様一人ひとりの症状に合わせて適切な薄毛治療を提案しております。
カウンセリングは無料ですので、お気軽にご相談ください。

また、当院ではヘアライン矯正のご相談も受けて付けております。
女性の自毛植毛なら親和クリニックforレディースまで

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。
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