亜鉛が女性の髪の毛に与える効果とは?亜鉛の役割も紹介

亜鉛という栄養素自体は知っているものの「摂取することでどのようなメリットがあるのかがわからない」という女性の方も多いのではないでしょうか?
実は、女性の方が亜鉛を摂取することで、髪の毛や健康に対してさまざまな効果が期待できます。

今回は、女性の方が亜鉛を摂取することで期待できる髪の毛に対する効果や、摂取時の注意点などを紹介します。
亜鉛と髪の毛の関係性を詳しく知りたいとお考えの方は、ご一読ください。

亜鉛とは

亜鉛とは、5大栄養素の1つである「ミネラル」の一種のことです。
16種類あるミネラルのなかの「必須ミネラル」に含まれており、人の体をつくっている「タンパク質」を合成するための酵素の材料として使われます。
体内に存在する亜鉛の、およそ60%は筋肉、およそ25%は骨に含まれており、髪の毛や生殖器にも存在しています。

しかし、亜鉛を含む必須ミネラルは体内では合成できません。
体内の亜鉛が不足すると、貧血や下痢、そして薄毛や抜け毛の症状といった体の不調が現れるおそれがあるため注意が必要です。

また、亜鉛は汗にも含まれているため、発汗量が増えると体外に流出する亜鉛の量も増えます。
体内の亜鉛を不足させないためにも、日常的に汗を大量にかくという方や、運動を頻繁に行っているという方は、食事やサプリメントから亜鉛を積極的に摂取することが重要です。

亜鉛の主な役割

亜鉛には、体内のさまざまな働きのサポートを行い、正常に保つ役割があります。
亜鉛の役割は以下のとおりです。

亜鉛の主な役割

  • タンパク質の合成を助ける
  • 味覚を正常に保つ
  • 活性酵素を抑制する
  • 免疫力を高める
  • 子どもの発育や成長を促す
  • うつの症状を緩和する
  • 生殖機能を改善する

このように、亜鉛は細胞分裂や新陳代謝の働きをサポートする役割もあるため、人間の生命維持にとって欠かせません。

女性の方が亜鉛を摂取することで期待できる4つの効果

ここからは、女性の方が亜鉛を摂取することで期待できる4つの効果を紹介します。

効果①健康な髪の毛を維持できる

亜鉛を摂取すると、髪の毛の生成がスムーズに行われます。
なぜなら、髪の毛の主な成分はタンパク質であり、体内に十分なタンパク質がある場合、髪の毛の成長につながるためです。

ツヤやハリのある美しい髪の毛を目指したいとお考えの女性の方は、日頃から亜鉛を意識的に摂取することを心がけましょう。

効果②肌の調子を整える

亜鉛を摂取することは、肌の調子を整えることにもつながります。
なぜなら、亜鉛には肌のターンオーバーを活発化させる作用があり、きれいな肌を維持する効果が期待できるためです。
また、ビタミンは亜鉛の吸収率を上げるとされているため、亜鉛と合わせて摂取することが望ましいです。

美しい肌を手に入れたいという女性の方や、肌荒れを防ぎたいという女性の方は、食事やサプリメントなどから亜鉛をしっかりと摂取しましょう。

効果③痩せやすい体をつくる

亜鉛には、体内の栄養素をエネルギーに変えて、脂肪が燃えやすい状態をつくる効果が期待できます。

亜鉛が不足すると、体内にある余分な栄養素が脂肪として蓄積されてしまいます。
しかし、亜鉛には脂肪を燃えやすい状態に整える効果があるため、代謝をよくすることで、痩せやすい体をつくることが可能です。

脂肪を燃焼させるためにも、健康的で痩せやすい体づくりを行いたいとお考えの女性の方は、適度な運動や質のよい睡眠を心がけたうえで、亜鉛を摂取しましょう。
なお、ダイエットを行う場合は、過度に食事を制限するのではなく、食事やサプリメントで必要な栄養素を補うことをおすすめします。

効果④女性ホルモンの働きを高める

亜鉛には、女性ホルモンの分泌を促進する効果も期待できます。

亜鉛を摂取して女性ホルモンの分泌が促進されると、生理痛や生理不順などの症状を改善することや、子宮内の環境を整えることにつながります。

また、頭痛や発汗、不安感などの更年期による症状に悩まれている女性の方の場合、亜鉛を摂取することで、これらの症状を軽減できるかもしれません。
なぜなら、更年期による症状は、女性ホルモンの分泌量の急激な減少により、ホルモンバランスや自律神経が乱れることで起こりやすい状態になるためです。

亜鉛には女性ホルモンの分泌を促す効果が期待できるため、更年期による症状にお悩みの女性の方は、亜鉛が不足していないかどうか普段の食生活を見直すことをおすすめします。

女性の方の亜鉛の摂取量の目安

女性の方の亜鉛の摂取量の目安は、以下の表のとおりです。

1日に必要な亜鉛の摂取量の目安

属性 1日に必要な亜鉛の摂取量の目安
成人女性 8g程度
妊娠中の女性の方 10g程度
授乳中の女性の方 12g程度

前提として、亜鉛は体内で合成できないため、毎日の食事やサプリメントから摂取しなければなりません。
しかし、現代の日本においては、性別を問わず、亜鉛の摂取量が不足しているという方が多くいらっしゃいます。
なぜなら、インスタント食品やコンビニの弁当といった、加工食品に含まれる食品添加物には、亜鉛の吸収率を下げる「キレート作用」があるためです。

また、食品添加物だけではなく、ビールやワインといったアルコール飲料を過剰に摂取することも亜鉛不足の一因とされています。
理由としては、アルコールには亜鉛を体外へ排出する作用があり、アルコールを過剰に飲んでいるという方は、亜鉛が不足している状態に陥っている可能性があるからです。

ただし、亜鉛不足を解消するために、目安とされている摂取量を超えて亜鉛を取り入れることは、副作用が起こるおそれがあるためおすすめできません。
普段の食事に気をつけつつ、適切な量の亜鉛を摂取することを心がけましょう。

亜鉛を過剰に摂取した場合に現れる可能性がある副作用

亜鉛自体の危険性は極めて低いため、適切な摂取量を守っている場合は、副作用が起こることはほとんどありません。

しかし、目安とされる量を守らず、亜鉛を過剰に摂取すると、以下のような副作用が生じる可能性があります。

亜鉛を過剰に摂取した場合に現れる可能性がある副作用

  • 吐き気や嘔吐
  • 食欲不振
  • 腹痛
  • 下痢
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 貧血

亜鉛を慢性的に摂りすぎると、同じ必須ミネラルである鉄や銅の体内への吸収を妨げて、貧血を引き起こすかもしれません。
貧血が頭皮の酸素不足を招くと、髪の毛の生成や成長に悪影響をおよぼすおそれがあるため注意が必要です。

健康を保つためにも、亜鉛を意識的に摂取する場合は、1日の摂取量の目安を大幅に上回らないように気をつけましょう。

亜鉛が多く含まれている食材

亜鉛を豊富に含んでいる食材と含有量の目安を以下の表にまとめました。
食事から亜鉛をしっかりと摂取したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

亜鉛が多く含まれている食材と含有量

亜鉛が多く含まれている食材 亜鉛の含有量の目安(100gあたり)
牡蠣 13.2mg
豚レバー 6.9mg
高野豆腐 5.2mg
牛もも肉(赤身) 4.4mg
うなぎ(蒲焼) 2.7mg
ほたて 2.2mg
シジミ 2.1mg
鶏もも肉(皮なし) 2.0mg
納豆 1.9mg

亜鉛を豊富に含んでいる食材として、タンパク質を含む肉類や、魚介類、そして豆類などが挙げられます。
ほかにも、パンには100gあたり0.8mg程度、白米には100gあたり0.6mg程度の亜鉛が含まれているとされています。

このように、亜鉛はさまざまな食材に含まれているため、普段の食生活を意識的に整えることで、1日の摂取量の目安に近づけることが可能です。

また、亜鉛は水溶性であるため、亜鉛が多く含まれている食材を調理する際は、短時間で加熱することや、汁ごと食べられるスープなどに調理することをおすすめします。

反対に、カフェインやカルシウムと同時に摂取すると、亜鉛の吸収率が下がるだけではなく、亜鉛が体外に排出されやすくなるため、食べ合わせには注意が必要です。

薄毛や抜け毛を治療する場合は薄毛治療クリニックに相談することが大切

亜鉛を摂取すると、髪の毛の生成や成長につながるため、薄毛や抜け毛の予防に効果が期待できます。

ただし、薄毛や抜け毛の症状がすでに現れている場合は、薄毛治療クリニックにできるだけ早く相談することをおすすめします。
なぜなら、女性の方の薄毛の症状が進行する理由は人によって異なり、適切な治療方法もそれぞれ異なるためです。

なお、当院では、薄毛を改善する効果が期待できる「パントガール」という内服薬や、発毛と脱毛を抑制する効果が期待できる「ミノキシジル」という外用薬をご用意しております。
くわえて、患者様ご自身の後頭部あるいは側頭部に生えている健康な髪の毛を、髪の毛が薄くなっている部分に移植する「自毛植毛」という治療方法を行うことも可能です。

女性の方が亜鉛を摂取すると健康的な髪の毛を生成する効果が期待できる

いかがでしたでしょうか?

亜鉛とは、タンパク質を合成するための酵素の材料として使われる、必須ミネラルの一種のことです。
髪の毛の主な成分はタンパク質であるため、健康な髪の毛の生成や、抜け毛の防止に役立ちます。
さらに、痩せやすい体をつくる効果や、女性ホルモンの分泌を促す効果も期待できます。

亜鉛が不足すると貧血や下痢といった不調が現れる可能性があるため、食事やサプリメントから必要な亜鉛を摂取することを心がけましょう。

ただし、薄毛や抜け毛の症状が疑われる場合は、薄毛治療クリニックに相談することが望ましいです。
親和クリニックforレディースでは、丁寧なカウンセリングを行い、適切な治療法をご提案いたします。
また、当院ではヘアライン矯正のご相談も受けて付けております。

【経歴】

医学博士。福島県立医科大学大学院修了後、米国留学、日本医科大学老人病研究所等で一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事したのち、植毛手術を開始。
最近の10年間で、前半の約5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は1000例超、その後はFUE手術にて症例数2,000例以上の実績を持つ。平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆し、この分野の先駆的報告となった。
得意な自毛植毛手術は、ハイスピードメガセッション、Super Dense Packingによる高密度移植、女性型脱毛症の治療、フェイスリフト傷跡への毛髪移植手術、フェイスリフト後のもみあげ変形の修正術。

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